仕事をしていると、上司から嬉しい言葉を言われることがあります。
褒め言葉です。
「仕事がよくできていますね」
そう褒められたとき、どんな返事をしていますか。
「大したことはありません」「まだまだです」と言っていませんか。
褒め言葉を否定するのは、要注意です。
否定すると、会話のトーンが下がり、流れが悪くなります。
また、遠回しに、自分を育てている上司まで否定しているニュアンスにも聞こえます。
「私の仕事はまだまだです。上司の教え方が悪いからです」というふうに誤解されるかもしれません。
謙虚のつもりで否定すると、誤解を生む場合があるのです。
では、どう返事をすべきか。
褒められたときには、まず感謝をして、すかさず褒め返すのです。
「ありがとうございます。うまく仕事が進むのも、上司の教え方が素晴らしいおかげです」
褒め言葉に対する最高の返事は、褒め言葉です。
素直に感謝ができると同時に、自分を育てている上司にも感謝ができます。
「なかなかうまい返事をするではないか」と上司は感心して、評価を上げてくれるでしょう。
仕事関係だけではなく、あらゆる人間関係で使えます。
「褒め言葉には、褒め言葉で返事をする」
この会話の流れを、コミュニケーションのスキルとして、癖にしておきましょう。