私たちは知らず知らずのうちに、場所の影響を受けています。
周りの景色、聞こえてくる音、その場の雰囲気、椅子の座り心地、室内の温度や湿度。
ずっと同じ場所に居続けると、受ける刺激に慣れてしまい、脳の働きが鈍ってきます。
その結果、知らず知らずのうちにパフォーマンスの低下を招くことがあります。
そこでおすすめなのが「場所の変更」です。
場所を変えると、五感から受ける刺激が変わります。
刺激が変わることで、心や気持ちも一新され、リフレッシュ効果が得られます。
仕事内容は同じであっても、場所を変えただけでパフォーマンスが回復したというケースは少なくありません。
たとえば、自宅や職場からカフェに移ってみたり、図書館からカフェに移ってみたりです。
場所を変えただけで集中力が復活して、ばりばり仕事ができるようになることがあります。
社内で自由に使っていい共有スペースがあるなら、どんどん利用させていただきましょう。
使っていない会議室があって、社内の許可が得られるなら、そこを利用してみるのも1つの方法です。
受験生であれば、自分の部屋からキッチンやリビングに場所を変えてみるのも効果的です。
自宅に応接間があるなら、勉強部屋の代わりに使ってみるのもありでしょう。
意外と心地よくて集中しやすいかもしれません。
身の回りにある生活環境をチェックしておき、仕事や勉強に使えそうなサードプレイスを探しておくといいでしょう。
きちんと探せば、使える場所は意外とたくさんあるでしょう。
ノートパソコンでできる仕事なら、持ち運びが容易なので比較的スムーズにできるでしょう。
仕事の資料を社外に持ち出すなら、セキュリティーを意識しておくことが必須ルールです。
飲食店の場合、長居は要注意ですが、2時間程度の利用であれば問題ないでしょう。
ただし混雑時は、譲り合いの配慮を意識しておくことが大切です。
同じ仕事をするにしても、場所を変えることでリセット効果が生まれます。
移動に少し時間や労力はかかりますが、それ以上の恩恵が得られるでしょう。