温泉や健康ランドでは「打たせ湯」を見かけることがあります。
打たせ湯とは、滝のように流れ落ちる湯に体を当て、マッサージ効果を得る入浴法のことをいいます。
流れ落ちる湯を肩や腰に当てれば、凝りや痛みを和らげる効果が得られます。
適度な水圧がかかることで皮膚がほどよく刺激されて気持ちがいい。
ピンポイントでツボ押しをされているような感覚も楽しめるでしょう。
もともと水なので、普段と違った感覚もあって気分転換にもなりますね。
温泉で打たせ湯を楽しんだことがある人も多いことでしょう。
さて、そんな打たせ湯を楽しめるのは、温泉や健康ランドだけと思うかもしれません。
実は自宅でも手軽に楽しむことが可能です。
シンプルかつ簡単な方法なので、準備も何も必要ありません。
シャワーを浴びるとき、水圧を強くすればいいのです。
「普通の水圧のシャワー」ではなく「強い水圧のシャワー」というところがポイントです。
シャワーの水圧が強くなると、音も刺激も強くなります。
心も体もしゃきっとして、気持ちが引き締まります。
ちょっとしたマッサージ感覚を楽しめて気持ちがいい。
強い水圧のシャワーが顔に当たると、顔のツボを押してくれるでしょう。
肩に当たれば肩もみのような効果が得られ、腰に当てれば腰痛の痛みの軽減につながります。
もちろん健康ランドにある打たせ湯ほど本格的なものではありませんが、簡易的なものとしては十分有効でしょう。
普通にシャワーを浴びるのもいいのですが、強い水圧のシャワーであれば、打たせ湯の効果も得られてメリットが倍増です。
水道代がちょっと気になるところですが、短時間であれば問題ないでしょう。
気持ちがきゅっと引き締まって、気分転換の効果がより高まります。
思い切って専用のシャワーヘッドを買ってみるのもアイデアです。
お金はかかりますが、手軽に打たせ湯を楽しみたいなら価値はあるでしょう。
水圧を切り替えられるシャワーヘッドが市販されているので、好みがあればぜひ検討してみてください。
強い水圧のシャワーといっても、長時間の利用や無理な水圧には十分注意してください。
リフレッシュとはいえ、長時間ずっとシャワーに当たり続けていると、肌のバリアーを壊す可能性があります。
また、無理な水圧もおすすめしません。
無理な水圧がかかるとダメージとなり、肌を傷めるリスクも急上昇します。
少なくとも痛みを感じる水圧はイエローカードです。
強い水圧のシャワーを楽しむときは、長時間の利用や無理な水圧に注意しつつ、適度の範囲を心がけるようにしましょう。