執筆者:水口貴博

一歩踏み出す勇気を出す30の方法

16

悪い習慣を断ち切るなら、区切りにこだわる必要はない。区切りと成功率は無関係。

悪い習慣を断ち切るなら、区切りにこだわる必要はない。区切りと成功率は無関係。 | 一歩踏み出す勇気を出す30の方法

「お酒をやめる」

「タバコをやめる」

「ギャンブルをやめる」

悪い習慣を断ち切るとき、どんなタイミングを選びますか。

このとき、よくありがちなパターンがあります。

それは「切りのいいところでやめる」というパターンです。

「明日からやめる」

「来週からやめる」

「4月からやめる」

「来年からやめる」「○○が決まったらやめる」という人もいるでしょう。

切りのいいタイミングのほうが、気持ちの整理もついて踏ん切りもつきやすいため、成功率も上がりやすく思えます。

どことなく縁起がいいようにも思えます。

悪い習慣をやめるなら、区切りにこだわる人も多いのではないでしょうか。

ここが落とし穴です。

切りのいいところでやめようとすると、かえって失敗を促します。

「切りのいいところ」を考える時点で、決意が中途半端です。

「まだ少しくらいいいよね」と、甘い考えを持っています。

「まだ少しくらいいいよね」と思っているということは「失敗してもいいよね」と思っているのと同じこと。

何かを断ち切るとき、余計な先延ばしは失敗のもとになります。

しばらくたつと決意が揺らぎ始め、ちょっと嫌なことがあると、再び悪い習慣が戻るのです。

悪い習慣を断ち切るなら、区切りにこだわる必要はない

悪い習慣を断ち切るときには、強い決意が必要です。

切りの良しあしは関係ありません。

関係あるように思えるのは、錯覚です。

切りのいいところのほうが成功率が上がると思うのは誤解です。

実際のところ、区切りと成功率は無関係です。

もちろん縁起がいいように感じるのも錯覚です。

悪い習慣をやめるなら、区切りにこだわる必要はありません。

余計な先延ばしは不要です。

「やめよう」と思ったら、その瞬間からやめることです。

断ち切る気持ちが本気なら、余計な言い訳はせず「今すぐやめる」が正解です。

タバコをやめるなら、吸いかけであっても、すぐ火を消します。

お酒をやめるなら、まだお酒が残っていても、直ちにやめます。

ギャンブルをやめるなら、ゲームの最中であっても、すぐ中断します。

もったいない気持ちがあっても振り切りましょう。

「もう少しだけ」と思うなら、なおさら今すぐやめましょう。

むしろ「区切りの悪いときのほうがいい」と考えてください。

少しくらい気持ち悪い区切りのほうが、自分の本気度を確かめられます。

「必ずやめる!」と決意するから、衝動に駆られても振り切れます。

区切りに関係なく、今すぐやめる人が、悪い習慣の改善に成功するのです。

一歩踏み出す勇気を出す方法(16)
  • 悪い習慣を断ち切るときは、区切りに関係なく、今すぐやめる。
いらいらすることに取り組まなければいけないときは、強い覚悟で乗り切る。

一歩踏み出す勇気を出す30の方法

  1. 負け惜しみを言う側になるのではない。
    言われる側になるのだ。
  2. ゆっくり行動するから、勇気が出ない。
    スピードを出して行動すると、勇気が出る。
  3. 「ポジティブ思考」で満足しない。
    「ポジティブ行動」に取り組む。
  4. できることすらしないと、できることが減っていく。
    できることから始めると、できることが増えていく。
  5. 「命までは取られない」と思えば、勇気が出る。
  6. 「自分のため」と思うと、勇気が出ない。
    「大切な人のため」と思うと、勇気が出る。
  7. 初対面で楽しく長話ができた人は、相性がよいと考えて間違いない。
    運命の人になるかもしれない。
  8. 勇気を出したいときは「アクション映画」がうってつけ。
  9. 嬉しいことがあったときは、記念撮影。
    悲しいことがあったときも、記念撮影。
  10. 100点主義だから、動けない。
    100点主義をやめると、動ける。
  11. 勧められたことは、すぐ試さないと、意味がない。
  12. 最高の上司は、自分。
    最高の部下も、自分。
  13. 「お金持ち」を目指すのではない。
    「お金を稼ぐ人」を目指す。
  14. 冗談の面白さは、言う側ではなく、言われた側が決めるもの。
  15. 「行き止まり」と思うから、行き詰まる。
    「単なる壁」と思えば、乗り越えられる。
  16. 悪い習慣を断ち切るなら、区切りにこだわる必要はない。
    区切りと成功率は無関係。
  17. いらいらすることに取り組まなければいけないときは、強い覚悟で乗り切る。
  18. 直接拍手ができないときは、心の中で拍手をしよう。
    心の拍手は、心をきれいにする。
  19. 職場の風景をよくするコツは、達成感。
  20. つまらない仕事を任されたら喜ぼう。
    面白くする方法を考える機会に恵まれたから。
  21. 普段から笑っている人は、いざというとき強い。
  22. 誇りを持てない仕事なら、誇りを持つ努力をしよう。
    どうしても誇りを持てないなら、今すぐ転職したほうがいい。
  23. もらい泣きは、我慢するものではなく、積極的にしていくもの。
  24. 「もう1歩、もう1回、もう1日」そう思いながら延々と続けていくのが、本当の努力。
  25. 「何だろう?」と疑問を持たせる言葉が、よいキャッチコピー。
  26. 怒ることは恥ずかしいこと。
    器が小さいことを公言することになるから。
  27. 「やめたほうがいいでしょうか」と聞くくらいなら、やめたほうがいい。
  28. 調子の良しあしを、運や偶然だけに頼ってはいけない。
  29. 明日は今日よりいい1日になる。
    根拠はなくても、そう信じよう。
  30. アクションを起こすだけで満足しない。
    大切なのは、アクションを起こし続けること。

同じカテゴリーの作品

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION