100点主義は、意外と動けません。
100点主義は、完璧主義です。
「1つも間違えてはいけない」と思っています。
「絶対ミスがあってはいけない」という強迫観念にとらわれています。
「すべてを完璧にしなければいけない」という固定観念に縛られています。
100点主義になると、パーフェクトを目指さなくてはならないため、強いストレスが生じます。
間違ってはいけない不安と恐怖から、足がすくんで体が震え始めます。
何をどうやってもミスが起こりそうな気がして、臆病になってしまいます。
なかなか勇気が出なくて、1歩を踏み出せない。
いつまでも始められなくなり、むなしく時間だけが過ぎていくことになる。
悲しいかな。
100点主義になると、体が硬直して、動けなくなるのです。
動けるようになりたいなら、逆を心がけてください。
100点主義をやめてしまうのです。
「100点でなくてもいいよね。60点くらいでいいよね」
のんびり気楽に考えましょう。
最初は「低い点数でもかまわない」と考えましょう。
間違っても、自分を許して責めないようにします。
60点なら、さほど難しくありません。
半分より少し上回っている程度なら、少し頑張れば実現できるでしょう。
100点主義をやめると、フットワークが軽くなって、動きやすくなります。
肩の力が抜けて、気軽に1歩を踏み出せるのです。
大切なのは、繰り返しです。
最初は低い点数であっても、トライ&エラーを繰り返せば、少しずつ改善されていきます。
何度か繰り返しているうちに、60点、70点、80点になります。
どんどん点数が上がっていき、100点に近づけるのです。
人生とは面白いものです。
100点主義をやめると、むくむく勇気が出て、勇敢になれます。
フットワークが軽くなって動けるようになるのです。