人から勧められたことは、すぐ試しましょう。
「ぜひおすすめです」と何かを紹介されることがあるでしょう。
勧められた本、勧められた映画、勧められたレストラン。
勧められたことは「評判がいい」ということ。
その人が一度体験していることなので、耳を傾けて聞いてしまい、言葉にも説得力があります。
「よかったよ。楽しかったよ、面白かったよ」
勧められた直後は「よさそうだな。今度試してみよう。時間があったら行ってみよう」と思うでしょう。
ところが、ここでよくあるパターンがあります。
「今度試してみよう」と後回しにされたことは、たいてい実行されません。
時間が経つにつれて、意欲や熱意が減退していきます。
急に熱くなった気持ちは、急に冷めやすいもの。
気づけば、勧められたこと自体を忘れてしまっているのです。
「時間のあるときに」という考えにも注意が必要です。
きっとあなたは忙しい毎日を送っているでしょう。
仕事が終わっては、また別の仕事がやってきて、その仕事を終われば、また別の仕事がやってくる。
次から次へとやることが出てきて、モグラ叩きゲームのような日々を送っているでしょう。
なかなか暇な時間はできないものです。
自然に余裕のある時間ができることはめったにありません。
「時間があるときに」という消極的な姿勢では、後回しが繰り返され、いつまで経っても実行できません。
たとえ時間ができたとしても、そのときは休むことが最優先されます。
あるいは、勧められたこと自体を忘れているのがオチです。
勧められたことは、すぐ試さないと、意味がないのです。
勧められたことは、すぐ試しましょう。
1分1秒でもスピードを意識して取りかかることが大切です。
勧められた本があって興味があれば、その場で注文しましょう。
本屋に行くのが手間なら、インターネットで本を注文すればいいことです。
本は、買った日に読み始めましょう。
買った日に読むのが、一番スムーズに読めます。
本から得られたことは、その日のうちに実行するとなお理想的です。
勧められた映画があって興味があれば、すぐ映画鑑賞をしましょう。
上映中であれば、すぐ映画館に直行です。
旧作であれば、レンタルショップで借りたりインターネットの映画サイトで視聴したりします。
見たいときに見るのが一番いい。
お金がかかることもありますが、見たい気持ちを大事にすることで、素晴らしい感動体験を味わえるでしょう。
おすすめされたレストランはすぐ行ってみましょう。
「今度行こう」ではなく「今すぐ行こう」です。
今日のランチやディナーにでもさっそく行ってみましょう。
食べたいときに食べるのが一番幸せです。
都合があって今すぐ行けないなら、手帳を開いて予定を入れましょう。
勧められた人に、実行したことを報告しましょう。
「さっそく見てみましたよ。読んでみましたよ。さっそく行ってみましたよ」と言うだけでいいのです。
フィードバックが大切です。
相手も「勧めたかいがあった。またいい情報があれば教えてあげよう」と喜んでくれます。
あなたのところに、良質な情報が舞い込みやすくなります。
どんどん人生が楽しく快適になっていくのです。