執筆者:水口貴博

人生の転機を迎えたときの30の言葉

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何者かになりたいなら、1つの道を究めないといけない。

何者かになりたいなら、1つの道を究めないといけない。 | 人生の転機を迎えたときの30の言葉

「何者かになりたい」

そう思ったら、必須条件があります。

それは「1つの道を究める」ということです。

多芸を目指そうとしていませんか。

同時に2つの道を歩んでいませんか。

複数のプロになろうとしていませんか。

いろんなことに手を伸ばせば、さまざまな能力を身につけることができます。

「何かあったときの保険」と思って、同時に2つの道を歩むこともあるでしょう。

たしかにいろんなことができたほうが、いざというときの保険にもなります。

差別化を図るために、わざと多芸を目指そうとしている人もいるでしょう。

複数のことをできたほうが希少性が増して、特別な存在になるように思われます。

しかし、何者かになりたいなら、最初から多芸を目指すのは要注意です。

複数のことに手を出すと、限りあるリソースが分散されます。

個人のリソースは限られています。

時間もお金も労力も有限です。

多芸であればあるほど、リソースの分散が著しくなります。

あれもこれも手を伸ばしてリソースが分散すると、なかなか能力を伸ばせなくなり、実績も積みにくくなります。

最初から多芸を目指すと、一芸もできなくなります。

2つ以上に道を歩もうとしているのは、覚悟が中途半端とも言えます。

専門性が中途半端になり、アマチュアから抜け出せないのです。

ましてや本職をサボってまで副業に手をつけるのは言語道断です。

副業がうまくいかないどころか、本職までうまくいかなくなり、共倒れになる可能性があります。

あれもこれも手を出すと、何者にもなれないのです。

何者かになるために必要なのは「選択と集中」

何者かになるためにはどうすればいいか。

多芸を目指すのではありません。

まず一芸を究めるのです。

何者かになるために必要なのは「選択と集中」です。

好きで得意な分野を見つけ、そこにすべてを集中させ、自分の才能に投資します。

選択と集中に必要なのは「1つの道に絞り、専門性を究める」ということです。

お金も時間も労力も、そこにすべてを費やすくらいになることが必要です。

徹底的な投資を行い、能力を伸ばせるだけ伸ばします。

だからこそ突き抜けることができ「何者か」になれるのです。

世の中を見てください。

プロとして、サッカー選手とテニス選手を両立している選手はいません。

どちらもスポーツですが、競技が違います。

プロサッカー選手もプロテニス選手も、その道を究めています。

その道を究めるからこそ実力を伸ばしていき、プロになれました。

プロとして、画家と作家を両立している人もいません。

どちらも創作活動という点は同じですが、表現と専門分野が違います。

レオナルド・ダ・ビンチのような多芸を究めた人もいますが、それは希代の天才だからできることであり、例外と考えることです。

「自分はこの道で生きる」と決めたら、とことん突き詰めることが大切です。

余計なものは捨てます。

彫刻は削ることで形になりますが、私たちもそれと同じです。

余計なものを捨てることで、形になります。

「何者かになる」というのは、言い換えれば「覚悟を決める」ということです。

余計なものはすべて捨て、徹底した選択と集中を行い、自分の才能に投資することが必要です。

脇目も振らず、寄り道もせず、後ろも振り向かず、ひたすらその道を突き進むこと。

世界一を目指すくらいの意気込みで取り組み、その道を究めます。

すると、実力やキャリアが積み重なっていき、突き抜けることができます。

結果として、何者かになれるのです。

人生の転機を迎えたときの言葉(18)
  • 何者かになりたいなら、1つの道を究める。
「今から始めて遅いですか」と聞いてしまうことは、本当に好きなことではない。

人生の転機を迎えたときの30の言葉

  1. 人生の転機は、最高にエキサイティングな時間。
  2. 意思決定に失敗しないコツは、納得するまで調べ尽くすこと。
  3. いい波が来たら、しっかり乗る。
    人生のゴールデンタイムは、最大限に生かす。
  4. 「面倒くさいからやりたくない」と思うことは好きではない。
    「面倒くさいけどやりたい」と思うことが好きなこと。
  5. お金がないとできないと思っていることは、お金がなくてもできる。
  6. 持ち前の個性を生かすことで、才能が発揮する。
  7. 人生の転機に慌てるのは、日頃から変化に慣れていないから。
  8. 「一人前には3年かかる」という話にとらわれてはいけない。
  9. 敵がいることに嘆くのではない。
    味方・仲間がいることを喜ぼう。
  10. 親友は1人いれば十分。
    1人の親友は、100人の友人以上の価値がある。
  11. 大人になったらやってみたかったことを思い出そう。
    大人になった今なら楽しめる。
  12. どんな副業であろうと、本業がおろそかになってはいけない。
  13. できない理由を見つけるのが上手な人は、大化けする可能性を秘めている。
  14. こつこつ続けていることが、自信になる。
  15. 「都会は家賃が高い」という声をうのみにしてはいけない。
    どんな都会にも、必ず安い物件がある。
  16. あなたの今週の目標。
    「買ったまま読んでいない本を読む」。
  17. 生まれた環境を嘆いても仕方ない。
    大切なのは、生まれた後をどう生きるか。
  18. 何者かになりたいなら、1つの道を究めないといけない。
  19. 「今から始めて遅いですか」と聞いてしまうことは、本当に好きなことではない。
  20. 2番目にやりたいことをやっても、幸せにはなれない。
  21. 先のことまで考えて満足してはいけない。
    先の先のことまで考えるのだ。
  22. 挫折をしたのではない。
    方向転換をしたのだ。
  23. はやっているからといって安易に手を出さない。
    周りが流行で盛り上がっていても、自分の得意なことに集中する。
  24. 表に出てこない成功者は大勢いる。
  25. 難しいイメージは思い込みかもしれない。
    趣味は、ささいなきっかけで始まる。
  26. 自分で自分を、変えることはできない。
  27. 人生は長いようで短いもの。
    あっという間の連続だ。
  28. 「悔いのない人生を生きているか」という自問は、一度だけで満足してはいけない。
  29. 外見を磨くより言葉遣いを磨く。
    さあ、言葉美人を目指そう。
  30. 下り坂にいるときでも、気持ちだけは上向きでいる。

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