一仕事を終えた後、どうするか。
ここは、仕事の差がつきやすい場面です。
普通の流れなら、一仕事を終えたら休憩でしょう。
「ようやく終わった。疲れた」とほっとします。
一仕事が終わった後は、気持ちのいい解放感があります。
肉体的にも精神的にも消耗しているはずですから、少し休んで、心と体をいたわるのもいいでしょう。
きちんと休んだほうが、疲れも回復しやすくなります。
区切りとしても最高です。
頭のスイッチを切り替える意味でも、いったん休憩を入れたほうがスムーズでしょう。
仕事が終わったら、しみじみ喜びと達成感の余韻に浸るのも悪くありません。
しかし、ここが大事な場面です。
一仕事を終えて休憩するのもいいですが、せっかく出ている勢いも失われます。
高いテンションも下がってしまいます。
興奮状態も冷めてしまいます。
疲れは回復するものの、せっかく出ている勢いが失われるのはもったいないと言えます。
ここで、ある取り組みがあります。
一仕事を終えて、もし余力が残っているなら、そのままもう一仕事をしましょう。
勢いを大切にしてください。
一仕事を終えた直後は、特殊な状態になっています。
勢いがあり、リズムに乗っています。
達成感があるので、テンションも高くなっています。
一定の興奮状態があって、集中力も続いているでしょう。
仕事をするのに、これほどの好条件はないのです。
勢いは、いつでもどこでも出るものではありません。
ある条件が整ったときだけ出るものです。
せっかく出た勢いを、わざわざ止めるのはもったいない。
「一仕事を終えたら休憩」というのは先入観です。
ルールとしてあるわけではなく、そのまま次の仕事に着手するのも悪くありません。
せっかく勢いが出ているのですから、そのまま次の仕事に着手しましょう。
勢いに乗っている状態ですから、次の仕事も意外とあっさり完了できるかもしれません。
疲れが大きいときは別ですが、余力が残っているなら、続けて仕事に着手できるはずです。
心のエンジンがかかっているのですからチャンスです。
スピードを持って、質の高い仕事をこなしていけます。