勉強をしてから仕事を始めようとしていませんか。
仕事でミスや失敗があってはいけません。
手段や手順がわからないなら、学ぶ必要があります。
前もって勉強して、しっかり知識を身につけてから仕事に着手する。
時間をかけてみっちり勉強して、完璧になったところで、仕事に始めようとする人もいるでしょう。
もちろん最低限の知識を学ぶ勉強ならいいのです。
完全に知識がゼロでは不都合でしょう。
基本や基礎を勉強するなら、意味があります。
手段や手順がわかれば、自信がついて、気持ちのうえでも楽になるでしょう。
あくまで初歩や概要を知る程度なら、仕事に役立つでしょう。
しかし、しっかり勉強をしてから仕事を始めるのは得策ではありません。
仕事に着手するまで時間がかかりすぎます。
1から100まで完璧に勉強しようとすると、いくら時間が合っても足りません。
勉強しているうちに、業界や業種の事情が変わっていくこともあります。
身につけた知識が無駄になる可能性もゼロではありません。
仕事で成功するためには、スピードも大切な要素です。
もたもたしていると着手が遅れ、夢の実現が遅れます。
しかも勉強したことがすべて役立つとは限りません。
机上の勉強と実際の仕事では異なることがよくあります。
事前に勉強したことが役立つこともありますが、実際現場に出て仕事を始めると、別の知識が必要とわかるのはよくあること。
仕事をしてみないとわからないこともあります。
実践しないと身につかないことがあります。
失敗して初めて学べることもあります。
「座学で学んだ知識」と「実践で必要な知識」は別です。
同じ知識でも、深みが違います。
最初からうまくいくように勉強しますが、前もって勉強すれば必ずうまくいくかというと、そうでもありません。
最初から100点の仕事をするのは不可能です。
勉強しても、実際に始めると想定外とトラブルがたくさんあって、結局うまくいかないことが多い。
だったら、さっさと仕事を始めたほうが賢明です。
夢が実現しやすくなり、仕事でも成功しやすくなります。
勉強してから仕事を始めるのではありません。
仕事をしながら勉強するのです。
基本知識さえ学べば、さっそく仕事に着手しましょう。
仕事をしながら足りない知識が見つかれば、そのときになって勉強します。
間に合わないように思えますが、必死になれば間に合います。
必要性に駆られると、記憶力も吸収力も底力が発揮できます。
どうしても間に合いそうにないなら、上司・先輩・同僚・専門家などのサポートを生かせばいいでしょう。
必要な勉強があるなら、仕事をしながら勉強しましょう。
必要な技能があるなら、仕事をしながら身につけましょう。
仕事の着手が早くなる上、仕事のスピードも保てます。
ゆっくり勉強ができるのは学生までです。
社会人になれば、仕事をしながら勉強する姿勢が基本です。