親・友人・先生から、将来を期待されることがあります。
上司・先輩・取引先から、仕事を期待されることがあります。
期待されると嬉しいですね。
期待されるのは、客観的に褒められるのと同じです。
「あなたには期待するだけの大きな価値があります」と言われているのと同じ意味です。
自分の能力と存在価値が認められているとわかり、気持ちが高揚します。
「自分は注目に値する人間」と思えば、自信と自己肯定感が高まって誇らしくなるでしょう。
期待されると、期待に応えたくなって、ますますモチベーションが高まります。
多くの人から期待される人生のほうが、生き生き生きられます。
「できるだけ期待されたい」と考える人も多いのではないでしょうか。
では、期待されないのは悪いかというと、それは違います。
期待されないのも、なかなか悪くありません。
むしろ快適です。
期待されていないと、期待に応える必要がなくなります。
余計なストレスやプレッシャーもありません。
フットワークも軽くなります。
自分の裁量で自由に判断や行動ができます。
うまくいかなくても、がっかりされることもありません。
「期待に応えられなくてごめんね」と謝る必要もありません。
心労が小さくなり、生きやすくなるのです。
どうか自分が期待されていないからといって、がっかりしないでください。
むしろ「期待されない今がチャンス」と思うことです。
実力や実績を積み重ねていくと、いずれ注目されるようになり、期待から逃げられない状況になります。
期待に縛られている人から見れば、期待されていない人を羨ましく感じることでしょう。
期待されていないなら、そのメリットを生かそうではありませんか。
期待されていないからこそ発揮できる行動力があります。
期待されていないと「自由」「スピード」「フットワーク」の3つが得られます。
自由・スピード・フットワークというメリットを生かせば、大きな仕事もすいすいこなせるでしょう。
期待されていないからこそできる仕事もあるはずです。
義務も束縛もなく、開放的な気持ちを楽しめます。
期待されていないのも、なかなか快適です。
期待されるのは気持ちいいですが、期待されないのも気持ちいいのです。