「チャンスがない!」
そう嘆いている人には、余裕のない生活が見受けられます。
いつも慌てた行動をしていて、落ち着きがありません。
カレンダーにはびっしり予定が詰まっていて、毎日忙しくしています。
話すときも早口で、聞き取りにくい。
歩くときは早歩きで、不注意が目立ちます。
時間を無駄なく使っている点では素晴らしいですが、余裕がないのは怖いことです。
余裕がないと、何が怖いのか。
それは、チャンスがあっても気づけなくなることです。
余裕がなければ、チャンスがあっても気づけません。
忙しくしていると、気持ちにゆとりがないため、チャンスがあっても気づかず通り過ぎてしまいます。
素晴らしい風景が目の前にあっても、時間に追われていると、気づかず通り過ぎてしまうでしょう。
人と仲良くなるチャンスがあっても、慌てた話し方をしていると、逃してしまうでしょう。
取れる契約があっても、心にゆとりがないと、取りこぼしてしまうでしょう。
勝てる試合があっても、平常心が乱れていると、負けてしまうでしょう。
探していた商品があっても、小走りで行動していると、気づかず通り過ぎてしまうでしょう。
見に行きたいコンサートがあっても、手帳にびっしり予定が詰まっていると、見向きもしないで最初から諦めるでしょう。
割引券を持っていても、急いで会計を済ませていると、うっかり使い忘れるでしょう。
宝くじに当たっていても、いつも忙しく動き回っていると、気づかないでしょう。
「余裕不足は、重大な機会損失につながる」ということを肝に銘じてください。
チャンスがないのは誤解です。
チャンスに気づいていないだけです。
チャンスを見つけるためには、最低限の余裕が必要です。
いま一度、身の回りを見直して、余裕のある生活を心がけましょう。
あなたの目の前には、すでにたくさんのチャンスがあります。
小さなチャンスから大きなチャンスまで、さまざまです。
にもかかわらず、いつもあなたは多忙な時間を送っているので、チャンスの存在に気づいていません。
原因は、余裕不足です。
チャンスを増やそうと心がけるのではありません。
余裕を増やそうと心がけましょう。
少しだけスピードを落とします。
焦らずゆったりして、心にゆとりを作りましょう。
余裕を心がけると、すでに目の前には多くのチャンスがあると気づけるでしょう。
余裕を作ることが、チャンスを増やすことにもつながるのです。