執筆者:水口貴博

忍耐力を鍛える30の方法

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受け流す力も、忍耐力の1つ。

受け流す力も、忍耐力の1つ。 | 忍耐力を鍛える30の方法

忍耐力を鍛えるとはいえ、限界もあります。

どんな風船も、空気を入れ続ければ、いつかは割れます。

同じように心の風船も、限界があります。

ストレスによって大きく膨らみ続けて限界を超えると、破裂します。

許容範囲を超えた精神的苦痛を受けると、最後は限界に達して、病気を引き起こす可能性もゼロではありません。

そこで必要なのが「受け流す力」です。

受け流す力とは、真剣に受け止めず、ほどよく対応することを言います。

もちろん何でも受け流してばかりではいけませんが、不毛なことなら、積極的に受け流すのが得策です。

たとえば、根拠のない悪口です。

根拠のない悪口は、受け流しても大丈夫です。

根拠があるなら、まだ反省や改善に役立ちますが、根拠のない悪口はまったく不毛です。

根拠のない悪口を真剣に受け止めても、時間や体力が奪われるだけです。

何の価値もなく、真剣に受け止めても損をします。

真剣に聞いているふりをしつつ、さらりと受け流したほうが楽になります。

相手に失礼かもしれませんが、自分の心身を壊すくらいなら、受け流したほうがベターです。

また、重要ではない仕事なら、真剣に対応するより、ほどよく対応することも必要でしょう。

ミスや間違いがあっても、特に悪影響がないなら、最低限の対応でも問題ないはずです。

真剣に対応するのではなく、最低限の対応で済ませる。

手抜きができるところは、賢く手を抜く。

不誠実に思えるかもしれませんが、自分の心身を壊すくらいなら、適度な手抜きも重要です。

受け流す力を身につければ、事実上、忍耐力が鍛えられたのと同じ効果が得られます。

忍耐力を鍛える方法(13)
  • 不毛なことは、積極的に受け流す。
人のために行動するとき、自然と忍耐力も強くなる。

忍耐力を鍛える30の方法

  1. 「忍耐力を鍛えて生まれ変わる!」と宣言しよう。
  2. 忍耐力を鍛えるには、あえて厳しい環境に身を置くことも必要。
  3. 有酸素運動を習慣にすれば、強い忍耐力を獲得できる。
  4. 自分が自分に与えた課題は、忍耐力を鍛えやすい。
  5. 間違いや失敗を隠したりごまかしたりすると、忍耐力が弱くなる。
  6. トラブルを楽しむ心を持てば、忍耐力が鍛えられる。
  7. 身銭を切ってストレスを経験すると、忍耐力を鍛えやすくなる。
  8. 自己暗示をかける3つのポイント。
  9. 「面倒だな」と思ったときこそ、忍耐力を鍛える絶好のチャンス。
  10. いらいらしたときににっこりするのも、メンタルトレーニング。
  11. 諦めそうになったときは、忍耐力を鍛えるチャンス。
  12. 義務感でメンタルトレーニングをしない。
  13. 受け流す力も、忍耐力の1つ。
  14. 人のために行動するとき、自然と忍耐力も強くなる。
  15. 文句・悪口・不平不満ばかり言っていると、忍耐力が鍛えられない。
  16. 取り組むのではなく、のめり込む。
    のめり込まないと、忍耐力は鍛えられない。
  17. 迷ったときは、いつもと違う選択肢を選ぶ。
  18. 「無理です」「できません」という一言は、忍耐力に悪影響。
  19. 自分から嫌いな人に挨拶をするだけで、忍耐力が鍛えられる。
  20. 自分は悪くないのに謝らなければいけない経験が、忍耐力を鍛える。
  21. 不安や寂しさを取り除く最良の手段は、多忙。
  22. つまらない無駄話をにこにこしながら聞くことで、忍耐力が鍛えられる。
  23. 嫌なことがあっても、八つ当たりしない。
  24. 嫌いなものをおいしいと思って食べると、苦手意識を克服しやすくなる。
  25. 落ち込むなら、明るく落ち込む。
  26. 切羽詰まったとき、一発逆転を促す一言。
    「さあ、楽しくなってきたぞ」。
  27. 周りのペースに惑わされない。
    マイペースを貫くにも、強い忍耐力が必要。
  28. 不言実行は、忍耐力を鍛える習慣。
  29. 「苦しい」「つらい」という口癖があると、忍耐力を鍛えるのは難しい。
  30. 忍耐力のベストな鍛え方は、人によって異なる。

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