行動するとき「誰のためか」を意識することが大切です。
大きく分けて、2つのパターンがあります。
忍耐力を鍛えるなら「自分のため」より「人のため」を意識することが大切です。
自分のために行動するのもいいですが、なかなか気力が湧きにくくて苦労することがあります。
自分のためにするなら、サボっても困るのは自分だけです。
誰も諭してくれません。
誰も叱ってくれません。
自業自得ですが「自分さえよければOK」という油断が生まれ、サボりがちになります。
ところが、人のために行動すると、感じ方が変わります。
「人のために仕事をしている」と思えば、考える視野が広がり、仕事の責任も重く感じられます。
行動目的が「自己満足」から「社会満足」へと変わります。
自分がサボった分だけ誰かが困りますが、自分が頑張った分だけ誰かが助かります。
自分の仕事が、人や社会に貢献できるとわかると、やる気も行動力も湧いてきます。
「人のため」と思うからこそ、自分の役割や使命を認識でき、底力を発揮しやすくなります。
気持ちが引き締まり、少々のストレスではへこたれなくなります。
たとえば、筋トレで体を鍛える状況があるとします。
自分のための行動では、なかなかやる気が出ません。
筋トレをサボっても自業自得なので、なかなか本気になれません。
手抜きをしても、自分が苦しむだけで済むので「まあいいか」と油断しやすい。
このとき「チームのため」「監督のため」「観客のため」など、人のためを意識すると感じ方が変わります。
「チームを勝利に導きたい」
「監督に喜んでもらいたい」
「観客に満足してもらいたい」
人のためを意識すると、サボることに罪悪感が生まれ、行動せずにはいられなくなります。
中途半端な行動ができなくなり、本気を出しやすくなるのです。