社会で仕事をしていると、まれに矛盾を経験することがあります。
その矛盾の1つが「自分は悪くないのに謝らなければいけない」という経験です。
他人の失敗を、事情があって自分が負うことになった。
自分が悪くないのに謝らなければいけないことがあります。
相手から叱られたり怒られたりするのは、納得がいかないでしょう。
時には謝るだけでなく、自分が責任を取らなければいけない状況もあります。
「自分は悪くないのに、なぜ謝らなければいけないのだろうか。責任を取りたくない。不条理だ」
損な役を引き受けるのですから、誰でも不満を感じて当然です。
「あってはならない」と思う状況ですが、ここが社会の難しいところ。
社会人として仕事をしていると、事情のため、自分は悪くないのに謝らなければいけない場面に遭遇することがあります。
大きな矛盾で、不快な経験になるでしょう。
しかし、この経験は無駄になりません。
自分は悪くないのに謝らなければいけない経験が、忍耐力を鍛えます。
矛盾を抱えたストレスは、普通のストレス以上に忍耐力を鍛えます。
「大事な社会経験の1つ」と考えることです。
矛盾を知り、実際に経験することで、心の器も大きくなります。
できるだけ避けたい事態ですが、じたばたもがいても、余計にストレスとトラブルが増えるだけ。
もし経験することになれば、せめて前向きに受け入れましょう。
「仕事の一環」「忍耐力のトレーニングにもなってラッキー」と思えば、受け入れやすくなります。