「無理です」
「できません」
そんな口癖に心当たりはありませんか。
どちらも日常的な言葉ですが、軽々しく言うべきではありません。
どちらも完全な諦めの言葉です。
たしかに不可能なことを依頼されたときは「無理です」「できません」と拒みたくなるのも自然でしょう。
本当に可能性がゼロなら、最初から諦めるのもわかります。
しかし、安易な気持ちで「無理です」「できません」と言っているだけなら、振る舞いを見直すべきです。
諦めの言葉を軽々しく言う癖があるかぎり、忍耐力は鍛えられません。
可能性を見いだす努力をやめ、それ以上の進展がありません。
「無理です」「できません」が口癖になっていると、努力する前から諦めるため、忍耐力に悪影響です。
必死で努力することも、希望を持つことも、ストレスに耐えることもありません。
「無理です」「できません」と言いたくなれば、一度落ち着き、本当に不可能なのか考えてみてください。
冷静になって考えると、わずかに可能性があるかもしれません。
わずかでも可能性があるなら「無理です」「できません」ではなく「難しい」「厳しい」という言い方ができます。
1パーセントでも可能性があれば、挑戦する価値があります。
忍耐力は、難しいことに挑戦するとき鍛えられます。
わずかな可能性を大きくするために、あれこれ悩んだり努力したりするとき、忍耐力が鍛えられます。
1パーセントを2パーセントにするだけでもいいのです。
単純に考えると、可能性を2倍も大きくできたことになります。
2倍も可能性を大きくできたなら、すでに大きな達成と言えます。
最初から諦めた人に奇跡は起きません。
奇跡が起きるのは、奇跡を信じて行動した人だけです。
わずかな可能性をかけて挑戦することで、奇跡が起きる可能性も上がります。