本来、司会者は、全員に話を振るのがマナーです。
話す人に偏りが出ると、議論にも偏りが出るため、発言を控える人には促す配慮も必要です。
慣れた司会者なら「○○さんはいかがですか」という一言で、うまく全員に話を振ってくれるでしょう。
さて、司会者にそうした配慮があればいいのですが、残念ながら、配慮が足りない司会者がいるのも事実です。
司会者を頼ってばかりはよくありません。
もし、司会者の配慮が足りないと思えば、議論者が発言を促しましょう。
自分から「○○さんはいかがですか」と話を振れば、司会者の配慮不足をうまくフォローできるでしょう。
グループディスカッションの主役は、司会者ではありません。
司会者は、あくまで司会者です。
グループディスカッションの主役は、全員です。
司会者だけを頼るのではなく、自分からサポートをする姿勢が大切です。
全員が、全員の発言を促し合ってこそ、グループディスカッションです。
全員が発言する機会ができるよう、司会者だけでなく、全員が心がけましょう。