執筆者:水口貴博

グループディスカッションの30の対策

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1人が2つの役を担当すれば、アピールも倍になるのか。

1人が2つの役を担当すれば、アピールも倍になるのか。 | グループディスカッションの30の対策

やりたい役もあれば、やりたくない役もあります。

場合によっては「複数の役を担当したい」と希望する人もいるかもしれません。

たとえば、ある1人が、書記とタイムキーパーを兼任するような状況です。

1人が2つの役を兼任すれば「アピールも倍になる」と考える人がいるかもしれませんね。

どちらも得意なら、どちらも対応して、点数を稼ぎたいと考えるでしょう。

もちろんそうした希望者がいたり、立候補者がいなかったりする状況では、1つの選択肢です。

しかし、仕方ない状況を除き、兼任は基本的におすすめしません。

1人が2つの役を兼任するのは、大きな負担です。

兼任した人は、2つの役割で精いっぱいになり、十分な発言ができなくなるでしょう。

発言が減るのは、議論の可能性を捨てることになるため、グループ全体にとってよくありません。

また、1人が複数の役を担当することで、どちらの役も中途半端になる恐れがあります。

たとえば、書記とタイムキーパーを1人が兼任すれば、メモも時間の告知も、中途半端になるかもしれません。

グループディスカッションは、グループ単位で評価されやすい特徴があります。

役割が十分に発揮できなければ、ほかのメンバーの迷惑にもなり、グループ全体の評価が下がります。

したがって、兼任を避けたほうが、グループのためになるのです。

みんなで力を合わせる意味でも、役は1人ずつ分担するのが無難です。

グループディスカッションの対策(8)
  • 仕方ない状況を除き、できるだけ兼任は避ける。
予備知識のないテーマが出題されたときの対応。

グループディスカッションの30の対策

  1. グループディスカッションの基本的な流れ。
  2. グループディスカッションに、小さなメモ帳では不十分。
  3. 個人単位より、グループ単位で評価されやすい。
  4. 役割ごとの、メリットとデメリット。
  5. 最も高い評価を得やすい立場とは。
  6. グループディスカッションを成功させるコツは、楽しむこと。
  7. わずかな雑談で、雰囲気が決まる。
  8. 1人が2つの役を担当すれば、アピールも倍になるのか。
  9. 予備知識のないテーマが出題されたときの対応。
  10. 「メンバー全員が通過するぞ」という仲間意識が大切。
  11. 議論に、勝ち負けを持ち込まない。
  12. 正論を言う人が、評価されるわけではない。
  13. メモは、書記だけの担当ではない。
  14. 議論で興奮していると、いつもの癖が出やすい。
  15. 議論が白熱して話に割り込めないときの一言。
  16. 発言しないと、評価されないのか。
  17. 無反応では、話すほうもつまらない。
  18. 書記やタイムキーパーも、積極的に発言したい。
  19. グループディスカッションでは、やはり発言回数が重要なのか。
  20. 司会者は、全員に話を振る気配りを持ちたい。
  21. 司会者に、話を全員に振る配慮がないときの対処。
  22. 司会が下手な場合、代わったほうがいいのか。
  23. 聞く姿勢も、評価対象。
  24. 早く結論を出すほうが、高く評価されるのか。
  25. 自分の意見を、途中で変えるのはいいのか。
  26. 最も多く発言した人が、不採用になるのは、本当か。
  27. 話のまとめに入る、時間の目安。
  28. 多数決で結論を出すのは、最後の手段。
  29. 発表者は、1人である必要はない。
  30. 発表者は、発案者が対応すると、スムーズ。

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