グループディスカッションでは、目立ちにくい立場が2つあります。
書記とタイムキーパーです。
書記の役目は、話の要点をまとめ、記録することです。
タイムキーパーの仕事は、時間の告知です。
書記もタイムキーパーも、発言が少ない立場のため、存在感も弱くなりやすいのです。
「自分の仕事さえできていれば十分」と思うかもしれませんが、注意が必要です。
やはり発言しなければ、存在感をアピールできません。
黙々と書いたり時計を見たりばかりでは、高い評価は得られないでしょう。
「書くことで精いっぱい」「時間の確認で精いっぱい」という状況になるかもしれませんが、できるだけ発言をしましょう。
たとえば、議論がそれてくれば「そろそろ本題に戻りましょう」と指摘するだけでもかまいません。
いつまでも話がまとまらない場合「もっと的を絞って議論を進めるのはどうですか」という発言も、有効です。
指摘したり促したりする発言なら、強い集中力がなくても、発言できるでしょう。
グループディスカッションは、やはり発言してこそ、存在感をアピールできます。
自分の仕事だけで満足せず、発言する機会を見つけ、自分の考えを発表することが大切です。