グループディスカッションの特徴は、個人単位よりグループ単位で評価されやすい点です。
たとえば、2つのグループがあるとします。
1つは、議論が活発で、盛り上がっているグループ。
もう1つは、議論が進まず、沈黙の多いグループ。
客観的に見て、どちらのほうが好印象でしょうか。
おそらく、盛り上がっているグループに好印象を抱くのではないでしょうか。
同時に、盛り上がったグループ全員に対しても、よい印象を抱くでしょう。
採用担当者から見て、盛り上がっているグループは「みんなで力を合わせている」という印象があります。
もちろん個人が評価されることもありますが、グループという形式上、グループ全体が重視されやすいのです。
グループ単位で評価されやすい特徴があるため「自分だけ盛り上がる」という考えはよくありません。
大切なのは「グループ全体で盛り上げていこう」という考えです。
ほかのメンバーを敵と思わず、仲間と考えましょう。
自分だけが目立たず、みんなに意見の機会を回しましょう。
相手の意見は、否定ではなく尊重をして、議論を深める材料にしましょう。
みんなで盛り上げていく姿勢が、大切なのです。