公開日:2013年7月17日
執筆者:水口貴博

集団面接で押さえておきたい30のマナー

  • なぜ、
    集団面接が行われるのか。
集団面接で押さえておきたい30のマナー

なぜ、集団面接が行われるのか。

面接には、いくつか種類があります。
1対1の個人面接だけではありません。
集団面接・グループディスカッション・ディベート・グループワーク・プレゼンテーション面接などもあります。

自分の出番は実質10分。
あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。

集団面接では、話す時間より聞く時間のほうが圧倒的です。
出席する応募者の数が多ければ多いほど、話す時間は少なくなります。
たとえば、4人の応募者を、1時間の面接で対応するとします。

集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。

個人面接の場合、企業に到着する時間は、5分前が理想です。
遅すぎず早すぎず、時間ぴたりという印象を与えます。
しかし、あらかじめ集団面接とわかっている場合は、もう少し早めの到着を心がけるといいでしょう。

集団面接は、競走ではない。
大切なのは、ライバル意識より仲間意識。

集団で面接を受けるとき、一緒にいる応募者を、どう思うかです。
採用枠は限られています。
その限られた採用枠をほかの応募者と争いますから、競走のように感じる人もいるでしょう。

ほかの応募者を無視するのは、よくない。

企業に到着すると、応募者全員がそろうまで、待合室で待ちます。
集団面接という都合上、予定時間より早く来る人もいれば、ぴたりに来る人もいるでしょう。
到着したとき、心がけたいことがあります。

ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。

集団面接では、複数人の応募者が出席します。
複数の応募者がいれば、面接の前後に話しかけられやすくなるでしょう。
面接前に「緊張しますね」と話しかけられるかもしれません。

集団面接は、強気で挑むことが大切。

「この中で、いちばんダメな人間かもしれない」
そう思うと、言葉遣いや態度が、自然と弱々しくなります。
これは無意識です。

周りのマナー違反に、流されるな。

集団面接では、周りのマナー違反に流されることがあります。
本人に悪気はないのですが、いつの間にか犯しやすい特徴があります。
たとえば、入室の際です。

席順に、有利・不利は関係するか。

集団面接では、横一列に並べられた椅子に座るのが一般的です。
席順が異なれば、面接官からの見え方や状況に、若干の違いが生まれるでしょう。
席順に、有利・不利は関係するのでしょうか。

ほかの応募者は、手本であり、反面教師。

集団面接は、ほかの応募者が発言する様子も確認しましょう。
挨拶・話し方・態度・表情・ボディーランゲージなどです。
ほかの応募者は、手本です。

「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。

面接では、やや大きめの声が理想です。
大きな声は、元気で明るい様子を伝えられます。
元気で明るい人柄は、すべての企業で好まれます。

意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。

集団面接では、面接官からの質問に、応募者が1人ずつ答える場面があります。
こうした場面では、意地の張り合いになりがちです。
「前の人より立派な回答をしよう」と思うのではないでしょうか。

他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。

集団面接では、面接官からの質問に、応募者が1人ずつ答える場面があります。
「他人の話は別に聞かなくてもいい」と思う人もいるでしょう。
たしかに他人がどう答えるかは、自分に関係ないように思えます。

質問に長々と答える人がいる。
自分も長々と答えたほうがいいのか。

集団面接では、問われた質問に、長々と答える人がいます。
3分や5分くらい時間をかけて話す人です。
時間をかけて話す人がいると「自分も同じくらい話さなければいけないのか」と、焦ってくるでしょう。

面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。

集団面接で複数人なのは、応募者だけとは限りません。
集団面接ともなれば、面接官も、複数人で対応するのが一般的です。
2名や3名、あるいはそれ以上の場合もあります。

話そうとした内容を、先に言われたときの対処。

集団面接では、採用担当者からの質問に、それぞれの応募者が答える場面があります。
このとき、自分が答えようとしていた内容を、別の人が先に発言することがあります。
つまり「話したい内容が重なる」という状態です。

余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。

言おうとしていた意見を、先に言われてしまうことがあります。
まず基本的な考え方として、他の人と意見がかぶっても、自分の意見は尊重すべきです。
たとえ意見がかぶったとしても、自分らしい補足を加えれば、きちんと独立した意見になります。

秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。

「誰よりも目立ちたい」
集団面接では、そう思う人もいるでしょう。
地味な言動ではアピールが弱いため、なんとかして自分を目立たせようと考える人も多いはずです。

自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。

集団面接では、面接官からの質問に、1人ずつ答えていく形式が一般的です。
同じ質問とはいえ、応募者によって、回答が異なります。
問題は、自分が答えた後です。

「人は人。自分は自分」と割り切ることが大切。

集団面接では、それぞれの応募者が、順に自己紹介をします。
自己紹介は、まず大学名から始まるのが一般的です。
「○○大学○○学部の○○と申します」

挙手を求められたときにするべきことは1つ。
真っ先に手を挙げること。

「何か、意見のある人はいませんか」
集団面接で挙手を求められると、一瞬沈黙になるでしょう。
応募者同士が様子をうかがいながら、しばらくして誰かが手を挙げる状況が多いのではないでしょうか。

私たちに足りないのは、聞く練習。

面接の練習と言えば、最初に浮かぶのは、話し方です。
話を簡潔にわかりやすくまとめるなど、話し方の練習を考える人が多いでしょう。
もちろん話し方も大切ですが、盲点です。

他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。

集団面接では、自分は失敗しなくても、他人が失敗することがあります。
声が震えていたり、話し方がたどたどしかったり、落ち着きがなかったりなどです。
つまずいて転ぶ人もいれば、引きつった表情で話す人もいるかもしれません。

ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。

ほかの人の発言中、話に割り込んで発言しようとしていませんか。
少しでも目立ちたい気持ちが強いと、他人の発言中でも、つい口出ししたくなるでしょう。
他人の意見が間違っていて、自分の意見のほうが優れている自信があれば、なおさらです。

面接官や応募者を、凝視しない。

相手の目を見て話すのは、会話における基本です。
面接では、面接官の目を見ながら話すことが大切です。
きちんと目を見て話すことで、コミュニケーション能力のアピールができるでしょう。

他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。

他人の意見を否定しながら、自分の意見を述べる癖はありませんか。
「彼の意見ですが、私は違うと思います。私は、こう考えます」
「彼女の意見には、欠点があると感じます。私の意見は、こう感じます」

自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。

集団面接では、応募者全員に同じ質問をするとは限りません。
時には、それぞれの応募者に、異なる質問をされることもあります。
積極的に質問されるほうが、面接官から興味を持たれていると感じるでしょう。

いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。

集団面接は、面接の初期段階で行われるのが一般的です。
1次面接や2次面接などです。
集団面接の意味は、大勢の応募者から一気に絞り込むことです。

大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。

集団面接で難しいのは、集中力の維持です。
人の集中力は、それほど長く維持できるわけではありません。
個人差はありますが、高い集中力を発揮できるのは、せいぜい最初の10分です。

まれにある、抜き打ちの集団面接。

まれなケースですが、集団面接が、抜き打ちで行われることがあります。
よくあるパターンは、2つあります。
1つ目は「企業説明会」と言われて企業に向かうと、実は集団面接だった、というケース。

全文

プロローグ
1

なぜ、集団面接が行われるのか。

なぜ、集団面接が行われるのか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

面接には、いくつか種類があります。

1対1の個人面接だけではありません。

集団面接・グループディスカッション・ディベート・グループワーク・プレゼンテーション面接などもあります。

最近では、応募者に質問させる「逆面接」という新しい形式も生まれているようです。

ところで、なぜ面接には種類があるのでしょうか。

そもそも、集団面接の意味とは何でしょうか。

集団面接では、集団の中でどう対応するかを確認する意味もありますが、もっと大切な意味があります。

集団面接の最大の利点は、やはり効率が良い点です。

大企業や人気企業では、大勢が応募してきます。

一度の募集で、数十人や数百人が応募してくる場合も珍しくありません。

当然ですが、1人ずつ個人面接をしていると、膨大な手間と時間がかかります。

ここで利用されるのが、集団面接です。

集団面接によって、複数名の応募者を一度に対応して、面接の手間を減らすのが狙いなのです。

集団面接は、明らかにふさわしくないと思われる人から、どんどん不採用にします。

大人数から絞り込むには、最も効率的な形式です。

そのため集団面接は、1次面接や2次面接など、最初の段階で実施されるのが一般的です。

個人面接と集団面接では、心構えが多少異なる点があります。

個人面接のつもりで面接会場に行くと、実際は集団面接で、度肝を抜かれることがあります。

企業によっては、集団面接という告知がなく、いきなり実施する場合もあります。

人気企業や大手企業の面接をするなら、あらかじめ集団面接の心構えを押さえておきましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(1)
  • 集団面接が行われる意味を、理解する。
2

自分の出番は実質10分。あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。

自分の出番は実質10分。あなたは10分で、自分をうまく表現できるか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、話す時間より聞く時間のほうが圧倒的です。

出席する応募者の数が多ければ多いほど、話す時間は少なくなります。

たとえば、4人の応募者を、1時間の面接で対応するとします。

単純に60分を4人で割れば、1人につき15分です。

ただし、面接官の話も加わるため、実際はもう少し短くなるでしょう。

およそ10分と考えるのが、現実的な数字です。

つまり、集団面接とはいえ、自分の出番は、実質10分なのです。

たった10分で、自己PRや志望動機など、自分をうまく表現しなければいけません。

あなたは10分で、自分をうまく表現できるでしょうか。

長いように感じますが、実際は一瞬です。

これまでの人生を、たった10分に凝縮して表現するのは、しっかりした準備が必要でしょう。

自己PRや志望動機など、不要なところは大胆に省略して、大切な部分だけ強調する話し方が求められます。

自分を10分で表現するつもりになり、話し方や内容を十分準備しておきましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(2)
  • 10分で、自分をうまく表現する練習をする。
3

集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。

集団面接では、少し早めの到着を心がけたい。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

個人面接の場合、企業に到着する時間は、5分前が理想です。

遅すぎず早すぎず、時間ぴたりという印象を与えます。

しかし、あらかじめ集団面接とわかっている場合は、もう少し早めの到着を心がけるといいでしょう。

心理的な余裕をつくるためです。

想像してみてください。

集団面接では、応募者たちが企業に到着後、待合室でしばらく待つことになります。

集団ということは、早めに到着する人もいれば、ぎりぎりに到着する人もいるでしょう。

到着が、ほかの応募者より遅い場合、すでに差をつけられているような印象を受けるでしょう。

余分なプレッシャーを感じることになり、違和感を抱くはずです。

一方、到着がほかの応募者より早い場合、すでに一歩リードしているような余裕が生まれるでしょう。

もちろん早めに到着することで、身なりを整えたり、気持ちを落ち着かせたりする余裕もできます。

わずかな到着時間の差が、気後れと余裕の違いを生み、面接本番の緊張感に影響することがあるのです。

あらかじめ集団面接とわかっているときは、少し早めに到着を心がけたいところです。

ただし早めとはいえ、早すぎるのは良くありません。

目安としては、15分前くらいがいいでしょう。

あなたがほかの応募者を迎える形になれば、心に余裕が生まれるはずです。

集団面接で押さえておきたいマナー(3)
  • 集団面接とわかっているときは、15分前を目安に到着する。
4

集団面接は、競走ではない。大切なのは、ライバル意識より仲間意識。

集団面接は、競走ではない。大切なのは、ライバル意識より仲間意識。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団で面接を受けるとき、一緒にいる応募者を、どう思うかです。

採用枠は限られています。

その限られた採用枠をほかの応募者と争いますから、競走のように感じる人もいるでしょう。

しかし、やはりライバル意識を抱くのは、良くありません。

ライバル意識を抱くと、周りを敵に囲まれているような感覚になり、緊張感が増すでしょう。

疲れやすくなり、表情も悪くなり、自分にとって不利です。

また、ほかの応募者をにらみつけたり圧力をかけたりなど、露骨に敵対心を出す様子は、面接官にも伝わります。

明らかにライバル意識を抱く様子は、面接官から見ても、やはり印象が良くありません。

とげとげしい印象の人は、減点の対象になります。

ライバル意識をむき出しにすればするほど、自分が不利になるのです。

集団面接は、競走ではありません。

大切なのは、ライバル意識より、仲間意識です。

同席している応募者たちは、同じ企業に志願する仲間です。

同じ企業を目指し、同じ気持ちを抱き、同じ場に居合わせています。

緊張感が和らぐだけでなく、自信も出てくるでしょう。

応募者を仲間と考えるほうが、自分にとって有利な状況になるのです。

その場にいる応募者全員が採用される様子を想像しながら、面接を受けましょう。

自然と態度も表情もよくなるはずです。

考え方によって、余裕も生まれるのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(4)
  • ほかの応募者は、仲間だと考える。
5

ほかの応募者を無視するのは、よくない。

ほかの応募者を無視するのは、よくない。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

企業に到着すると、応募者全員がそろうまで、待合室で待ちます。

集団面接という都合上、予定時間より早く来る人もいれば、ぴたりに来る人もいるでしょう。

到着したとき、心がけたいことがあります。

他の応募者と会ったとき、挨拶をしておきましょう。

自分の緊張をほぐすためでもあり、他の応募者と仲良くなるためでもあります。

初めて会う人でしょうが、だからこそ、まず挨拶です。

ライバル意識を持って、無視するのは良くありません。

同じ企業を志望する仲間なのですから、挨拶をするくらいはマナーです。

これから一緒に面接を受ける仲間として、声をかけたほうが、雰囲気もよくなるでしょう。

挨拶は、される側より、する側になることです。

待合室で待っている間も、評価の対象になる場合があります。

積極的に自分から挨拶をする人は、良い評価につながりやすくなります。

集団面接で押さえておきたいマナー(5)
  • 他の応募者にも、きちんと挨拶をする。
6

ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。

ほかの応募者から話しかけられても、気を緩めない。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、複数人の応募者が出席します。

複数の応募者がいれば、面接の前後に話しかけられやすくなるでしょう。

面接前に「緊張しますね」と話しかけられるかもしれません。

面接後に「堅い雰囲気でしたね」と話しかけられるかもしれません。

同じ企業を目指す人同士ですから、会話が弾みやすくなるでしょう。

もちろん挨拶や雑談くらいはいいのですが、騒ぎすぎるのは注意が必要です。

面接官は、面接の前後の態度も評価しています。

見ていないようですが、陰からこっそり確認していることがあります。

挨拶や雑談くらいなら「社交性がある」「コミュニケーション能力が高い」などと判断されるでしょう。

しかし、騒ぎすぎると「礼儀がない」「マナーがない」など、思わぬ減点につながることがあります。

同じ会話でも、程度によって、評価がわかれるのです。

話が弾むと、つい本音を出しやすいため、注意が必要です。

面接前に話しかけられれば「一緒に頑張りましょう」と言って、お互いに励まし合いましょう。

面接後に話しかけられれば「いい結果が出るといいですね」というくらいの会話がいいでしょう。

会話をするなら、適度が目安です。

家に着くまでは面接は続いていると考え、緊張感を保ちましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(6)
  • ほかの応募者と会話するときは、マナーに注意する。
7

集団面接は、強気で挑むことが大切。

集団面接は、強気で挑むことが大切。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

「この中で、いちばんダメな人間かもしれない」

そう思うと、言葉遣いや態度が、自然と弱々しくなります。

これは無意識です。

不安そうな表情になったりびくびくした態度になったりなど、いつの間にか表に出ます。

それを見た面接官も、やはり良い印象を抱かないでしょう。

弱々しい人を、雇いたい企業はありません。

元気で明るい人を雇いたいという希望は、あらゆる企業で共通です。

集団面接において、弱気は一切不要です。

立派そうな応募者がいても、深く気にせず、強気になりましょう。

自信に根拠は不要です。

「自分ならきっと採用される」「自分は運がいい」「仲間に囲まれている」など考えながら、集団面接を受けるのです。

強気の考え方も、自然と表に出ます。

表情が引き締まったり、堂々とした発言ができたりするでしょう。

言葉遣いや態度も大切ですが、その前に気持ちです。

気持ちを強くするから、言葉遣いや態度も引き締まります。

集団面接は、強気で挑むことが大切なのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(7)
  • 強気になって、集団面接に挑む。
8

周りのマナー違反に、流されるな。

周りのマナー違反に、流されるな。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、周りのマナー違反に流されることがあります。

本人に悪気はないのですが、いつの間にか犯しやすい特徴があります。

たとえば、入室の際です。

本来のマナーでは、入室の際「失礼します」と言うのが、基本です。

ところが、周りの誰もが無言で入室していると、つい自分まで無言で入室してしまう状況があります。

集団心理とは恐ろしいものです。

周りの人が無言で入室していると「それが正しい」と思い込み、雰囲気に流されやすくなります。

集団心理に飲み込まれると、善悪の判断が低下するのです。

ここが注意です。

マナー違反は、マナー違反です。

いくら協調性が大切な集団面接とはいえ、周りのマナー違反まで合わせる必要はありません。

周りがマナー違反を犯していても、自分はきちんとマナーを守りましょう。

集団面接では、いつの間にか周りのマナー違反に流されていることがあるため、注意です。

入室の際は「失礼します」と一言言うのが、本来のマナーです。

入室だけではありません。

自己紹介も退室も、周りのマナー違反に流されないように気をつけましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(8)
  • 周りのマナー違反に流されず、正式なマナーを心がける。
9

席順に、有利・不利は関係するか。

席順に、有利・不利は関係するか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、横一列に並べられた椅子に座るのが一般的です。

席順が異なれば、面接官からの見え方や状況に、若干の違いが生まれるでしょう。

席順に、有利・不利は関係するのでしょうか。

実は、関係する場合があります。

できれば、両端の位置は避けたほうがいいでしょう。

集団面接では、右側、もしくは左側から順番に当てられることが予想されます。

つまり、両端に座ると、最初に当てられる可能性が高くなるのです。

面接官に質問されてすぐ答えなければいけない状況は、失言を増やす原因になります。

狙うなら、両端以外の位置です。

両端以外の位置なら、自分の出番が来るまで、少し時間の余裕が生まれます。

先に回答した人の話を参考にしながら、自分の回答を改善することもできるでしょう。

もちろん席順は、過度に意識する必要はありません。

あくまで、自由に座ることが許される場合の参考にしてください。

わずかな差ですが、面接の結果を左右することもあるのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(9)
  • 席順が自由なら、両端以外の位置を狙う。
10

ほかの応募者は、手本であり、反面教師。

ほかの応募者は、手本であり、反面教師。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接は、ほかの応募者が発言する様子も確認しましょう。

挨拶・話し方・態度・表情・ボディーランゲージなどです。

ほかの応募者は、手本です。

ほかの応募者の出番を見ながら「素晴らしい対応」と感心する点があれば、自分も取り入れましょう。

いいところは素直に認めて、積極的に真似をするのです。

もちろん真似とはいえ、完全にコピーするのではなく、参考として取り入れます。

面接のテクニックを磨くチャンスになるでしょう。

一方で、ほかの応募者は反面教師でもあります。

ほかの応募者の出番を見ながら「これはよくない」と感じる点があれば、人ごとと思わず、自分も注意しましょう。

他人の悪い例を参考にすることで、自分の失敗を未然に防げます。

集団面接では、得ることが多い。

集団面接の応募者が多ければ多いほど、サンプルがたくさんあると言えます。

集団面接をうまく活用すれば、面接のスキルを一気に磨くチャンスになります。

ほかの応募者は、手本であり、反面教師なのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(10)
  • ほかの応募者は、手本や反面教師にする。
11

「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。

「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なる。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

面接では、やや大きめの声が理想です。

大きな声は、元気で明るい様子を伝えられます。

元気で明るい人柄は、すべての企業で好まれます。

ただし「やや大きめ」という声の目安は、個人面接と集団面接で少し異なります。

集団面接での声の大きさは、個人面接より、大きな声を意識する必要があります。

想像してみてください。

個人面接の場合、面接官は目の前にいるため、声が小さくても、聞き取れるでしょう。

一方、集団面接は、出席者が多い都合上、広い部屋で行われるはずです。

面接官との距離も、おそらく3メートルほどはあるでしょう。

普通に話す声の大きさでは聞こえにくいため、個人面接より大きな声が求められるのです。

大勢がいて緊張しやすいですが、やはり声は、やや大きめを意識しましょう。

声の調整が難しいところですが、目安としては、同席者全員に声が届く程度です。

個人面接でも集団面接でも「やや大きめ」を意識しますが、集団面接はさらにボリュームを上げることが大切です。

集団面接で押さえておきたいマナー(11)
  • 個人面接より、大きな声を心がける。
12

意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。

意地の張り合いをしても、自分を見失うだけ。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、面接官からの質問に、応募者が1人ずつ答える場面があります。

こうした場面では、意地の張り合いになりがちです。

「前の人より立派な回答をしよう」と思うのではないでしょうか。

たしかに鋭い意見や正論を話せば、かっこよく目立ち、面接官にも注目されるでしょう。

前の人の意見を上回れば、面接官からの評価も上がるかもしれません。

しかし、他人より立派なことを言おうとすると、自分の正直な意見を見失ってしまいます。

他人の意見に影響されると、素直な自分の意見がねじ曲げられてしまいます。

嘘をつけば、また別の嘘が必要です。

それは結局、自分の本当の意見ではなくなるのです。

意地の張り合いはせず、正直に自分が思ったことを話しましょう。

他人の人の意見は、あくまで他人の意見です。

他人の意見にかかわらず、自分が考えた意見を堂々と話すほうが、説得力が出るのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(12)
  • 意地の張り合いをせず、自分の意見を正直に話す。
13

他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。

他人が発表しているときは、話を聞かなくていいのか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、面接官からの質問に、応募者が1人ずつ答える場面があります。

「他人の話は別に聞かなくてもいい」と思う人もいるでしょう。

たしかに他人がどう答えるかは、自分に関係ないように思えます。

出番になるまでの時間を使って、どう話そうか、必死に考える人もいるでしょう。

しかし、この姿勢は良くありません。

突然「あなたはどう思いますか」と、意見を振られることがあるからです。

話を聞いていないと、急に意見を振られたとき、うまく返事ができません。

「話を聞いていなかったのか」と思われると、減点につながるでしょう。

集団面接では、自分の出番でなくても、他人の発表もきちんと聞きましょう。

採用担当者は、他人の話を聞くときの姿勢も、評価の対象にしています。

ここでひとつ、ポイントがあります。

他人の話は、うなずきながら聞きましょう。

聞く姿勢でありながら「私は他人の意見もきちんと聞いている。理解しています」というアピールができます。

自分の出番でなくても、自分の存在感を出すことができるのです。

面接官は「自分の発言だけでなく、人の話を聞けるくらいの余裕がある」と思い、高く評価するでしょう。

人の話を聞くときの姿勢も、評価の対象です。

気を抜かないようにしましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(13)
  • 他人が発表しているときは、気を抜かず、うなずきながら聞く。
14

質問に長々と答える人がいる。自分も長々と答えたほうがいいのか。

質問に長々と答える人がいる。自分も長々と答えたほうがいいのか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、問われた質問に、長々と答える人がいます。

3分や5分くらい時間をかけて話す人です。

時間をかけて話す人がいると「自分も同じくらい話さなければいけないのか」と、焦ってくるでしょう。

やはりたくさん話している分だけ、たくさんの情報が伝えられます。

意欲や熱意もアピールできそうな気がするでしょう。

しかし、面接の返事は、長さを競うものではありません。

質問に対する回答で大切なのは、長さより、中身です。

いくら長々と話しても、中身が伴っていなければ、アピールが弱くなるでしょう。

また、長々と話すことは、一般的に嫌われる傾向があります。

人の集中力は、それほど長く続くわけではありません。

話が長くなればなるほど、要点がわかりにくくなるため、印象にも残りにくくなります。

たくさん話したところで「うんざり」という印象しか残らない場合もあり得るのです。

質問に長々と答える人がいても、流されないことです。

長すぎず短すぎず、適度な時間を心がけることが大切です。

1つの質問に答える時間の目安は、30秒から1分です。

長くても、1分30秒以下に抑えたいところです。

適度な長さで、簡潔にわかりやすく返事をしましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(14)
  • 1つの質問は、30秒から1分を目安に答える。
15

面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。

面接官が複数人の場合、誰に向かって話せばいいのか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接で複数人なのは、応募者だけとは限りません。

集団面接ともなれば、面接官も、複数人で対応するのが一般的です。

2名や3名、あるいはそれ以上の場合もあります。

応募者の数が多ければ、確認すべき点も増えるため、面接官も複数人で対応することが多いのです。

さて、面接官が複数人の場合、迷うことがあります。

「どの面接官に向かって話せばいいのか」という点です。

まず気をつけたいのは、1人の面接官だけに向かって話をすることです。

質問した面接官に向かって話をしがちですが、あまりいいことではありません。

ほかの面接官は「無視されている」と感じ、不快感を抱くことがあるでしょう。

この場合、すべての面接官に顔を合わせながら答えるのが正解です。

それぞれの面接官の顔を見ながら答えたほうが、コミュニケーション能力をアピールでき、好印象です。

では、見る人を変えるタイミングですが、大きく2つのタイプがあります。

  1. 一定時間で、見る人を変える
  1. 話の区切りごとに、見る人を変える

どちらでもかまいませんが、より好印象なのは、2番目の「話の区切りごと」です。

面接官を見るときは、きちんと目を見て話すことも意識しましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(15)
  • 面接官が複数の場合は、それぞれの顔を見ながら答える。
16

話そうとした内容を、先に言われたときの対処。

話そうとした内容を、先に言われたときの対処。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、採用担当者からの質問に、それぞれの応募者が答える場面があります。

このとき、自分が答えようとしていた内容を、別の人が先に発言することがあります。

つまり「話したい内容が重なる」という状態です。

自分も同じ内容を話すのは、前の人の考えを真似しているようで、新鮮味がありません。

面接官の印象にも残りにくく感じるでしょう。

どうすればいいのでしょうか。

もちろん回答が、ほかの応募者とかぶるのは問題ありません。

人間ですから、同じ意見を抱くこともあるでしょう。

同じ意見なら、同じ意見であることを正直に言えばいいのです。

ただし「同じ意見です」という一言で終わらせるのは、良くありません。

同じ意見では「主体性がない」と判断され、減点になるでしょう。

大切なのは、きちんと自分の言葉で発言できているかどうかです。

前の人が話した内容に、自分らしい考えを追加したり変更したりなど、アレンジすることが大切です。

「○○さんと同じ意見なのですが、私の場合は~」という言い方を心がけ、自分の考えを加えて表現しましょう。

趣旨は同じでも、自分の考えを盛り込めば、自然と独創性のある回答ができるはずです。

自分らしい考え方や具体例などをしっかり出して、自分らしい回答を心がけましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(16)
  • 言おうとしていた内容を先に言われたときは、アレンジして答える。
17

余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。

余裕があれば、異なる意見も準備しておくと安心。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

言おうとしていた意見を、先に言われてしまうことがあります。

まず基本的な考え方として、他の人と意見がかぶっても、自分の意見は尊重すべきです。

たとえ意見がかぶったとしても、自分らしい補足を加えれば、きちんと独立した意見になります。

視点は同じでも、さらに掘り下げた意見を言ったほうが、印象的になるはずです。

「先ほどの方と同じ意見なのですが、私の場合~」という言い方で独自の考えを加えれば、目立てます。

しかし、補足の意見も含めて、ほかの人と完全に同じ意見という、珍しい偶然もあるはずです。

意見に付け加えることがないと、本当に「同じ意見です」という一言だけで終わってしまいます。

他の人の意見をなぞったような印象が出て、採用担当者の記憶にも残りづらくなります。

こうした不都合を防ぐため、余裕があれば、異なる意見も用意しておくと安心です。

完全に同じ意見でかぶるくらいなら、時にはあえて意見をずらしたほうが、目立ちやすくなります。

瞬時に考え方を切り替えるスピードが要求されますが、余裕があるときの対応として、心がけておくといいでしょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(17)
  • 余裕があれば、異なる意見も準備しておく。
18

秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。

秩序を乱す言動は、控えるのが賢明。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

「誰よりも目立ちたい」

集団面接では、そう思う人もいるでしょう。

地味な言動ではアピールが弱いため、なんとかして自分を目立たせようと考える人も多いはずです。

もちろん集団面接でも、アピールは大切です。

じっとしているだけでは、評価されません。

ほかにも人がいますから、面接官に注目してもらえるよう、自分を立派に見せる努力は必要です。

しかし、目立ちたいと思っても、それが秩序を乱す行為となれば、話は別です。

集団面接で秩序を乱す言動は、控えたほうが賢明です。

面接官は、常識のある人を求めています。

わざと奇抜なことをして注意を引かせようとする行為は、面接官は苦手です。

「雰囲気が読めない」「マナーが悪い」「社会常識が欠けている」など、ネガティブな印象につながる場合があるからです。

秩序を乱す言動は、評価を上げるより下げる場合のほうが多くなるでしょう。

集団面接に限らず、面接全般において控えるのが賢明です。

自分をアピールしたい気持ちはわかりますが、秩序を乱す行為にならないよう、注意が必要です。

集団面接で押さえておきたいマナー(18)
  • 秩序を乱す言動は、控える。
19

自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。

自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はない。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、面接官からの質問に、1人ずつ答えていく形式が一般的です。

同じ質問とはいえ、応募者によって、回答が異なります。

問題は、自分が答えた後です。

自分が答えた後、もっと立派な回答を話す人がいるかもしれません。

「なるほど。いいこと言うな。自分の解答は失敗したかな」

自分より立派な回答を聞けば、それだけ自分が見劣りしているような気がするのです。

しかし、自分より立派な回答を聞いても、萎縮する必要はありません。

「人は人。自分は自分」です。

たとえ自分より立派な回答と感じても、面接官は、そう思っていないかもしれません。

集団面接では、常に自分らしい回答を意識しましょう。

立派な答えだから、100点ではありません。

自分らしく答えることができれば、100点です。

自分らしく話すことができれば、他人の回答は気にする必要はなく、胸を張っていればいいのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(19)
  • 自分より立派な回答を聞いても、気にしないようにする。
20

「人は人。自分は自分」と割り切ることが大切。

「人は人。自分は自分」と割り切ることが大切。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、それぞれの応募者が、順に自己紹介をします。

自己紹介は、まず大学名から始まるのが一般的です。

「○○大学○○学部の○○と申します」

このとき、自分より高学歴であるとわかれば、急に萎縮してしまうことでしょう。

つい、上下を気にしてしまうのが人間です。

ほかの応募者が自分より学歴が上とわかれば、自分が追い込まれているように感じる人も多いでしょう。

しかし、ここなのです。

高学歴だからとはいえ、採用されるとは限りません。

逆に、低学歴だからとはいえ、不採用とは限りません。

学歴を基準に採用するなら、わざわざ低学歴の人を面接に呼ばないはずです。

学歴が低くても面接に呼ばれているのは、やはり面接官から期待されているからなのです。

自分の学歴に劣等感を抱くことはありません。

相手の事情は気にしないことです。

他の応募者がどれだけ高学歴でも、自分のペースを乱さず、自分らしく振る舞いましょう。

面接官の期待に応えられるよう、常識と礼儀のある態度を見せましょう。

面接官は、あなたに期待しているのです。

「人は人。自分は自分」と割り切ることが大切なのです。

集団面接で押さえておきたいマナー(20)
  • ほかの応募者の学歴は、気にしないようにする。
21

挙手を求められたときにするべきことは1つ。真っ先に手を挙げること。

挙手を求められたときにするべきことは1つ。真っ先に手を挙げること。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

「何か、意見のある人はいませんか」

集団面接で挙手を求められると、一瞬沈黙になるでしょう。

応募者同士が様子をうかがいながら、しばらくして誰かが手を挙げる状況が多いのではないでしょうか。

このときがチャンスです。

集団面接で挙手を求められたときに、するべきことは1つ。

真っ先に手を挙げましょう。

面接では本来、即答より内容を重視すべきですが、集団面接では例外です。

問われたら、すぐ挙手です。

最初に手を挙げる人は、やはり印象的です。

学校の新学期が始まったとき、最初に手を挙げた生徒は、先生に名前をすぐ覚えてもらえる状況と同じです。

一瞬でも、強いインパクトがあり、長く覚えてもらえます。

集団面接でも、同じです。

最初に手を挙げた人が印象的であり、好印象です。

誰よりも早く手を挙げることで、熱意やスピードのアピールができます。

話す内容は、平凡でもかまいません。

何を話すのかは、手を挙げながら考えるくらいでいいのです。

話の内容は陳腐でも、真っ先に挙手をした時点で、採用担当者は一定の評価をしてくれるでしょう。

自分をアピールするために秩序を乱すのはいけませんが、こういうところでアピールするのは、OKです。

集団面接で押さえておきたいマナー(21)
  • 挙手を求められたら、真っ先に手を挙げる。
22

私たちに足りないのは、聞く練習。

私たちに足りないのは、聞く練習。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

面接の練習と言えば、最初に浮かぶのは、話し方です。

話を簡潔にわかりやすくまとめるなど、話し方の練習を考える人が多いでしょう。

もちろん話し方も大切ですが、盲点です。

集団面接をイメージしてください。

集団面接の場合、圧倒的に長いのは、話す時間より聞く時間です。

応募者が多ければ多いほど、聞く時間が長くなります。

つまり、話す態度だけでなく、聞く態度も練習が必要なのです。

多くの人が、話す練習ばかりに気を取られ、聞く練習が抜けています。

あなたも、その1人になっていませんか。

集団面接では、聞くときの態度も評価対象です。

聞く時間のほうが長いですから、聞く姿勢も、きちんと練習しましょう。

他の応募者の出番でも、話を聞きながら、適度にうなずきます。

自分の出番でなくても、背筋をぴんと伸ばした状態を維持しましょう。

手は、ぶらぶらさせず、膝の上です。

大学で行われる討論会や話し合いなどの機会を利用して、聞く態度を練習しましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(22)
  • 話す練習だけでなく、聞く練習もする。
23

他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。

他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つ。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、自分は失敗しなくても、他人が失敗することがあります。

声が震えていたり、話し方がたどたどしかったり、落ち着きがなかったりなどです。

つまずいて転ぶ人もいれば、引きつった表情で話す人もいるかもしれません。

他人の失敗が面白おかしく、つい笑いそうになりますが、注意が必要です。

他人の失敗を笑うのも、悪い態度の1つです。

他人の失敗に笑うと、笑った人も減点されると思っていいでしょう。

笑いそうになったときこそ「自分も気をつけよう」と考え、反面教師として受け止めます。

他人が失敗したときこそ、より真剣な姿勢を意識しましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(23)
  • 人の失敗は、笑わないように注意する。
24

ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。

ほかの人の発言中は、勝手な発言をしない。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

ほかの人の発言中、話に割り込んで発言しようとしていませんか。

少しでも目立ちたい気持ちが強いと、他人の発言中でも、つい口出ししたくなるでしょう。

他人の意見が間違っていて、自分の意見のほうが優れている自信があれば、なおさらです。

しかし、口出しするのは、明らかに減点です。

目立ちたい気持ちはわかりますが、聞かれてもいないのに厚かましく出しゃばるのは、やはり良い態度とは言えません。

意見を正しく指摘する好印象より、出しゃばるというマナー違反のほうが目立ち、減点の対象になります。

特に集団面接では、言葉や態度の悪い人から優先して落としていきます。

聞かれてもいないのに、答えないことです。

無理に目立とうとすると、かえって減点になる場合が多いのです。

「これは変だな」と思う意見があっても、勝手な発言は厳禁です。

「自分の出番のときだけ発言する」という基本を、いま一度、頭にたたき込んでおきましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(24)
  • ほかの人の発言中は、勝手な発言を控える。
25

面接官や応募者を、凝視しない。

面接官や応募者を、凝視しない。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

相手の目を見て話すのは、会話における基本です。

面接では、面接官の目を見ながら話すことが大切です。

きちんと目を見て話すことで、コミュニケーション能力のアピールができるでしょう。

しかし、ほかの応募者が話しているときまで面接官を凝視するのは、不自然です。

ずっと視線を感じていると、面接官は違和感を抱くでしょう。

では、話している応募者を凝視すればいいのかというと、それも違います。

やはり、話している応募者を凝視するのも不自然です。

自分の出番でないときは、適度に視線をそらすといいでしょう。

ただし、腕時計を見たり、きょろきょろしたりするのは、NGです。

目をそらすとはいえ、落ち着きのない態度は、悪い印象になります。

聞くときは、自分の目の前を見ている状態がいいでしょう。

不自然にならない程度に、ときどき面接官や応募者を見る分には、かまいません。

集団面接で押さえておきたいマナー(25)
  • 面接官や応募者を、凝視せず、適度に視線を外す。
26

他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。

他人の意見の否定をしても、自分の印象が下がるだけ。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

他人の意見を否定しながら、自分の意見を述べる癖はありませんか。

「彼の意見ですが、私は違うと思います。私は、こう考えます」

「彼女の意見には、欠点があると感じます。私の意見は、こう感じます」

他人の意見を否定すれば、相手の評価を下げられると同時に、自分の評価を上げられそうな気がします。

誤りや欠点を指摘し「これが正しい」と論じれば、知的な印象をアピールできると信じる人もいるでしょう。

しかし、他人の意見を否定しても、自分の印象が上がるとは限りません。

むしろ、批判や批評をすると、自分の印象を下げてしまう場合が多いでしょう。

少なくとも、面接の場では厳禁です。

他人の意見を否定するのは、やはり言われた人も聞いている人にも、不快な印象を与えます。

言いくるめたり、言い負かしたりするのも、NGです。

偉そうな印象や厚かましい印象など、ネガティブな印象のほうが目立つため、集団面接では控えたほうが賢明です。

他人の意見は、あくまで他人の意見です。

批判も批評もせず、他人の意見は尊重して、黙って聞くことが大切です。

もし、話の流れで逆の意見を言わなければいけないときは、とげのない言い方がいいでしょう。

「私の場合、彼の意見とは逆になるのですが」という言い方をすれば、否定している印象が和らぎます。

集団面接で押さえておきたいマナー(26)
  • 他人の意見を否定するのは、やめる。
27

自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。

自分だけ質問回数が少ないのは、見込みがないからなのか。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接では、応募者全員に同じ質問をするとは限りません。

時には、それぞれの応募者に、異なる質問をされることもあります。

積極的に質問されるほうが、面接官から興味を持たれていると感じるでしょう。

このとき、自分だけ質問回数が少ないと「見込みがないと思われているのではないか」と、不安になります。

自分だけ仲間外れにされているような感覚になり、焦る気持ちが大きくなるのはわかります。

しかし、質問回数が少ないから、不採用とは限りません。

別の応募者に尋ねたいことが多いため、結果として、自分への質問回数が少なくなっただけかもしれません。

あるいは、態度や言葉遣いが明らかに整っているため「これ以上質問の必要はない」と判断されている場合もあるでしょう。

質問回数が多くて不採用になることもあれば、質問回数が少なくて採用されることもあります。

質問回数について、あまり考えすぎないことです。

心がけることは、ベストを尽くすことです。

質問回数に惑わされず、ただ自分のベストを尽くせばいいのです。

質問されたときには、簡潔にわかりやすく答えましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(27)
  • 自分だけ質問回数が少なくても、考えすぎないようにする。
28

いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。

いつも集団面接で落とされるなら、基本に問題があると思っていい。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接は、面接の初期段階で行われるのが一般的です。

1次面接や2次面接などです。

集団面接の意味は、大勢の応募者から一気に絞り込むことです。

1対1では手間暇がかかりすぎるため、大勢を一度に面接することで、効率よく絞り込みます。

そのため集団面接は、特に第一印象が重視されます。

話し方・礼儀作法・身だしなみなど、基本に問題がある人から落とされると思っていいでしょう。

この状況を理解したうえで、自分の面接を振り返ってみてください。

もし、集団面接で落とされる状況が続くなら、表面に問題があるということです。

話し方・礼儀作法・身だしなみなど、基本的な部分に明らかな問題があるはずです。

自分の悪い点は、意外に自分では気づきにくいものです。

明らかに悪い点を修正しなければ、集団面接の突破は難しいでしょう。

突破できたとしても、2次面接で落とされる可能性が大です。

自分で自分の悪い点を見つけにくければ、他人による協力が確実です。

親や先生の前で面接の練習をして、悪い部分を指摘してもらいましょう。

「明らかにここがいけない」という部分を、すぐ見つけてくれるはずです。

集団面接で押さえておきたいマナー(28)
  • いつも集団面接で落とされるなら、基本的な部分を疑う。
29

大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。

大学の授業は、集団面接の練習にうってつけ。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

集団面接で難しいのは、集中力の維持です。

人の集中力は、それほど長く維持できるわけではありません。

個人差はありますが、高い集中力を発揮できるのは、せいぜい最初の10分です。

10分を過ぎれば、だんだん集中力が低下していくでしょう。

しかも集団面接では、話す時間より聞く時間のほうが長いです。

他人の話を聞いているうちに、眠くなることもあり得るのです。

こうした状況を防ぐためにも、やはり練習が必要です。

集団面接の練習は、どこですればいいのか。

そこで活用できるのが、大学の授業です。

大学の授業は一般的に、1コマ90分です。

大学の授業を、集団面接の状況と仮定して、活用してみましょう。

実際の集団面接と同じではありませんが、状況としては似ています。

いちばん前の席に座り、およそ90分間、教授の話に耳を傾けます。

授業を受けているときは、背筋を伸ばし、きれいな姿勢を維持します。

教授の話を聞きながら「なるほど」と思ったときには、うなずきます。

わからないことがあれば、勇気を出して、教授に質問です。

特におすすめなのは、昼食を終えた直後の講義です。

眠くなりやすい講義は、集団面接の練習としてうってつけです。

睡魔に打ち勝ちながら、講師の話に集中するのです。

「これは集団面接の練習だ」と思えば、集団面接の練習ができると同時に、講義にも身が入るでしょう。

大学の授業を、集団面接の練習の場として活用してください。

この90分を乗り越えられるなら、集団面接も乗り越えられるはずです。

集団面接で押さえておきたいマナー(29)
  • 大学の授業を通して、集中力を維持する練習をする。
エピローグ
30

まれにある、抜き打ちの集団面接。

まれにある、抜き打ちの集団面接。 | 集団面接で押さえておきたい30のマナー

まれなケースですが、集団面接が、抜き打ちで行われることがあります。

よくあるパターンは、2つあります。

1つ目は「企業説明会」と言われて企業に向かうと、実は集団面接だった、というケース。

2つ目は、企業説明会の後、そのまま集団面接に移るケースです。

どちらも「企業説明会」というキーワードが、共通です。

自己PRや志望動機など、面接前は準備するのが一般的です。

しかし、面接の準備をされすぎると、応募者の資質が見抜きにくくなるため、抜き打ちを好む企業があるのです。

驚かせることで、応募者の対応を見たいという意図もあります。

これは完全に度肝を抜かれます。

まったく準備していなければ、理路整然と話すのは難しいでしょう。

頻繁にあるわけではありませんが「そういう状況もあり得る」と、覚悟しておくことです。

「抜き打ちがあるかもしれない」とわかるだけでも、動揺を抑えられるはずです。

さて、こういうケースがあるなら、やるべきことも見えてきますね。

企業説明会に出席するなら、自己PRや志望動機は説明できるようになっておきましょう。

少し早すぎると思いますが、抜き打ちの可能性がありますから、やはり準備が必要です。

抜き打ちで集団面接が行われたとしても、入室・退室・受け答えなど、スムーズな対応ができるようにしておきましょう。

集団面接で押さえておきたいマナー(30)
  • 企業説明会に出席するときは、集団面接の準備もする。

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