グループディスカッションでは、誰かが司会をします。
司会者がうまければいいのですが、残念ながら、不慣れでうまくいかない場合もあるでしょう。
仕切るのが下手だったり、曖昧な話し方だったり、声が小さかったりなどです。
中心人物であるはずの司会者がしっかりしていないと、深まる議論も、深まりません。
司会が下手な場合、代わったほうがいいのでしょうか。
まず、いきなり「司会役を変えましょう」という提案は、避けるべきです。
司会役を変えようというのは「あなたは失格です」と言っているようなものです。
司会者は落ち込みますし、グループの雰囲気も悪くなるでしょう。
では、どうするのかというと、司会者のフォローを心がけるのです。
「こういうふうに進めてはいかがですか」「こういうふうにしませんか」など、脇役として司会役をフォローします。
司会者も適切なアドバイスがあれば、助かります。
同時に、フォローした人も評価がよくなるでしょう。
こうした態度も、採用担当者はきちんとチェックしています。
それでも改善が見られない場合は「もしよければ、代わりましょうか」と名乗り出るといいでしょう。
きちんと段階を踏んでから提案すれば、失礼には当たりません。