執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

12

「前のほうがよかった」は禁句。

「前のほうがよかった」は禁句。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

友人から感想を求められることがあります。

「髪型を変えたけど、どうかな」

「服装のイメージを変えたけど、どう思う?」

このとき、よくない印象と思うと「前のほうがよかった」と言ってしまいそうになります。

たしかに正直な意見ですが、とげのある言い方はよくありません。

正直な発言ですが、ぶっきらぼうです。

友人なら、何でも率直に言えばいいわけではありません。

友人だからこそ、言い方に気をつける必要があります。

「前のほうがよかった」は禁句です。

「前のほうがよかった」と言ってしまうと、友人は落ち込んで、新しい挑戦をしづらくなるでしょう。

勇気ある挑戦を踏みにじるのは、友人として、ふさわしくない行為です。

まず明るく褒めましょう。

挑戦したことに対して、褒めたたえるのです。

「新しいイメージになったね」

「雰囲気が大きく変わったね」

「勇気を出して素晴らしい」

まず褒めれば、友人も「勇気を出してよかった」と満足して喜ぶでしょう。

もし、どうしても前のイメージのほうがいいと思えば、言い方を少し工夫します。

「前の髪型をまた見てみたい」「前の服装をまた見てみたい」です。

「また見てみたい」という言い方をすることで、友人は、以前の髪型や服装のよさを再認識するでしょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(12)
  • 「前のほうがよかった」とは言わず「前のイメージをまた見てみたい」と言う。
挨拶をしても返事がないとき、どうするか。

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  1. どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。
  2. 無意識に同意の強要をしていませんか。
  3. 「面白くない」と言わない。
    「わからない」と言えばいい。
  4. 「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。
  5. 「くだらない」と言わないほうがいい。
    くだらない人間と思われるから。
  6. 大きな主語は、トラブルを招きやすい。
  7. 正論が、人を落ち込ませることもある。
  8. 「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。
  9. 選択に迷う友人の背中を押す一言。
  10. 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
  11. 「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。
  12. 「前のほうがよかった」は禁句。
  13. 挨拶をしても返事がないとき、どうするか。
  14. 誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。
  15. 遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
    「大丈夫でしたか」と優しく接する。
  16. 「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。
  17. 「手伝いましょうか」という一言は難しい。
  18. 迷惑な行為であっても「迷惑」とは言わないほうがいい。
  19. 「前にも言ったよね」は禁句。
  20. ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。
  21. 目上の人を褒めてはいけない。
  22. 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。
  23. 相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。
  24. 「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。
  25. 「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。
  26. 「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。
  27. 怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。
  28. 冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。
  29. ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。
  30. 「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

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