執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

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「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。

「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。 | 人間関係で注意したい30の余計な一言

2人きりの話し合いが終わったとき、相手から感謝されることがあります。

「ありがとうございました」

そう言われたとき、あなたはどうしますか。

おそらくあなたも「ありがとうございました」と言い返すのではないでしょうか。

もちろん普通はこれで十分です。

話し合いは、お互いの協力によって成り立つものです。

「おかげさまです。自分もお世話になりました」という意味で、お互いに感謝を伝え合うのは自然ですね。

さて、この返事についてですが、さらに気持ちよくする工夫があります。

「こちらこそ」が付け加えてみましょう。

「こちらこそ、ありがとうございました」

おや、不思議です。

「こちらこそ」が加わっただけで、丁寧な印象がより強くなりました。

「ありがとうございました」という一言は、シンプルですが、奥の深い言葉です。

よく使われる言葉であるため、それだけでは、社交辞令のように聞こえてしまうことがあります。

そんなとき「こちらこそ」という一言を加えれば、いつもより丁寧なお礼ができます。

社交辞令の雰囲気がなくなり、心から感謝をしている雰囲気が出やすくなるのです。

たった一言を付け加えるだけで、感謝の言葉がもっと輝きます。

人間関係で注意したい余計な一言(15)
  • 「ありがとうございます」と言われたときは「こちらこそありがとうございます」と言う。
「わかっている」と言いそうになったときの考え方。

人間関係で注意したい30の余計な一言

  1. 振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
  2. 「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。
  3. 「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。
  4. 癖を直さない人にありがちな言い訳。
    「誰にも迷惑をかけていない」。
  5. 聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。
  6. コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。
  7. 「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。
  8. 頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。
  9. 「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。
  10. 「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。
  11. 「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。
  12. 独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。
  13. 太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。
  14. 「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
    周りをあきれさせる言葉。
  15. 「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。
  16. 「わかっている」と言いそうになったときの考え方。
  17. 自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢。
  18. 決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。
  19. 否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。
  20. 返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。
  21. 会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。
  22. 楽しい話は、楽しそうに話そう。
    悲しい話は、悲しそうに話そう。
  23. 同じ人に、同じ話を何度もしない。
  24. 「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。
  25. 「するべき」より「したほうがいい」。
  26. 相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。
  27. 相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。
  28. 「すみません。
    ありがとうございます」より「ありがとうございます。
    助かります」。
  29. 「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。
  30. 「今からですか」の一言は要注意。
    拒否サインとして誤解されやすい。

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