映画を見て、退屈を感じたとき「面白くない」と思う癖はありませんか。
あるいは、友人から感想を聞かれたとき「面白くなかった」と答えてしまう自分です。
たしかに「面白くない」と思ったなら、正直な考えなのでしょう。
しかし、少しとげがあるのではないでしょうか。
「面白くない」は、完全否定です。
「最低」「価値がない」「良いところが1つもなかった」というふうに聞こえます。
映画だけでなく、映画製作の関係者まで否定しているような印象まで受けてしまいます。
そういうつもりはなくても、そう聞こえやすい言葉です。
敵を増やす発言なのです。
そこで「面白くない」と思ったときは、少し言い方を工夫しましょう。
「わからない」と言えばいいのです。
今の自分にとって、まだ面白さがわからなかっただけです。
今後さまざまな経験を積んでいくうちに「面白い」と感じるかもしれません。
少なくともその可能性はあるのです。
ですから「面白くない」とは言わず「わからない」と考えます。
友人から感想を聞かれたときも、この答え方を意識しましょう。
この考え方は、映画だけではありません。
オペラ、ミュージカル、スポーツ、美術、古物など、すべてに当てはまります。
「面白くない」と言いそうになる自分をこらえ「わからない」と言えば、スムーズです。
「いつか理解できる日が来るかもしれない」という未来に期待しましょう。