公開日:2013年4月22日
執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  • どんなに外見がよくても、
    言葉遣いが悪ければ、
    台無し。
人間関係で気をつける30の言葉遣い

どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。

どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無しです。
外見が整っていても、言葉遣いが悪いと、性格も悪そうに見えます。
他人の悪口や批判ばかりをしているのは、心が汚れている証拠です。

無意識に同意の強要をしていませんか。

人間関係で注意したいのは「同意の強要」です。
無意識に同意の強要をしていませんか。
「同意の強要なんてしていない」と思う人でも、自分の言葉遣いを振り返ってみてください。

「面白くない」と言わない。
「わからない」と言えばいい。

映画を見て、退屈を感じたとき「面白くない」と思う癖はありませんか。
あるいは、友人から感想を聞かれたとき「面白くなかった」と答えてしまう自分です。
たしかに「面白くない」と思ったなら、正直な考えなのでしょう。

「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。

あなたの周りに「嫌い、嫌い」と言っている人はいませんか。
「あの人が嫌い」
「あの映画は嫌い」

「くだらない」と言わないほうがいい。
くだらない人間と思われるから。

「くだらない」
この口癖に心当たりがある人は、要注意です。
もしかすると「くだらない」と言った瞬間、人間関係にひびを入れているかもしれません。

大きな主語は、トラブルを招きやすい。

コミュニケーションでは、大きな主語の使い方に注意しましょう。
大きな主語は、トラブルを招きやすいからです。
もちろん大きな主語が禁句というわけではありません。

正論が、人を落ち込ませることもある。

励ますときに注意したいのは、正論です。
落ち込んでいる人に、正論を言えば、きっとわかってもらえるだろうと思います。
「こういうときは、こうするべきだ」

「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。

「ああ、疲れた」
そんな言葉を、友人から言われることはありませんか。
いきなりネガティブなことを言われると、返事に困りますね。

選択に迷う友人の背中を押す一言。

選択に迷う友人の背中を押したければ、いい言葉があります。
「あなたの選択はすべて応援します」です。
応援する気持ちを、全力で表現しましょう。

「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。

「くだらない質問なのですが、いいですか」
そういう言葉を、ときどき耳にします。
「ばかな質問なのですが」「つまらない質問なのですが」という言い方も同じです。

「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。

転職や退職の場面では、次のような言葉がよく聞かれます。
「うまくいくといいですね」
去る人に向かって、明るい気持ちを込めて、応援する言葉です。

「前のほうが良かった」は禁句。

友人から感想を求められることがあります。
「髪型を変えたけど、どうかな」
「服装のイメージを変えたけど、どう思う?」

挨拶をしても返事がないとき、どうするか。

挨拶をすれば、必ずしも返事があるとは限りません。
態度の悪い人の場合、挨拶をしても、わざと返事をしないことがあります。
特に、こじれた人間関係で、よくある光景です。

誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。

あなたには、触れてほしくないことはありますか。
ごく限られた親しい友人なら話せても、普通の知り合いには話せないことです。
おそらく「ある」と思ったはずです。

遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
「大丈夫でしたか」と優しく接する。

遅刻してきた人にどんな対応をするか。
余裕のある人とない人の違いが見られる場面です。
遅刻してきた人にどんな対応をしていますか。

「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。

会話では、特徴についての話題が出ることがあります。
たとえば、映画の話をしているとき、アメリカ映画とフランス映画の特徴が出ることがあります。
「アメリカ映画はハッピーエンドが多い。フランス映画はバッドエンドが多い」

「手伝いましょうか」という一言は難しい。

友人の家でパーティーを楽しんだ後、ホストが片付けを始めました。
こんなとき、どう声をかけますか。
「手伝いましょうか」と声をかけたいところですが、不十分です。

迷惑な行為でも「迷惑」とは言わないほうがいい。

迷惑な行為をやめてほしいとき、あなたなら、どう伝えますか。
「迷惑です」
「迷惑なのでやめてください」

「前にも言ったよね」は禁句。

友人と話をしていると、同じ質問をされることがあります。
こんなとき「同じ話を繰り返すのは面倒」と思うと、つい言いそうになる言葉があります。
「前にも言ったよね」です。

ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。

ときどきざっくりした返事をする人がいます。
「ご出身はどちらですか」と聞くと「北海道」という返事が返ってきました。
一言で北海道といっても広いです。

目上の人を褒めてはいけない。

褒めるのは、人間関係の潤滑油です。
誰でも褒められると嬉しく感じるもの。
「褒めると、相手は嬉しく感じるに違いない」

「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。

「タカヒロと申します。『タカ』と呼んでください」
「マリアと言います。『マリー』と呼んでください」
初対面のとき、相手から「ニックネームで呼んでいい」と言われることがあります。

相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。

「すみません」
「ごめんなさい」
「申し訳ございませんでした」

「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。

後輩から人生の相談をされたとき、つい言ってしまうフレーズがあります。
「人生はそんなに甘くない」です。
後輩が、大げさな話をすると、社会を軽視している印象を受けることがあります。

「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。

相手から面白い話をしたもらいましたが、すでに知っている内容でした。
そんなとき、よく聞かれるセリフがあります。
「それくらい知っている」です。

「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。

人生では「興味がない」と思うときがあります。
しつこい勧誘を振り切るときは、強い態度で「興味がない」と言わなければいけない場面もあります。
しかし、興味がないことのすべてに「興味がない」と言えばいいのかというと、そうではありません。

怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。

怒りを感じてもいいのです。
怒りは、人間に備わった、大切な感情の1つです。
怒りの本質は、愛です。

冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。

世の中には、冗談でも言ってはいけない言葉があります。
たとえば「あなたは人として失格」「あなたにできるわけがない」「生まなければ良かった」です。
人格・能力・存在を全否定する言葉は、冗談でも言ってはいけません。

ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。

誰でも情緒が不安定になることがあります。
気分の波が激しいとき、言いすぎてしまった経験はありませんか。
親からのアドバイスに対して「黙れ」と言い返した経験。

「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

「あなたが嫌いです」
こんな一言を目の前で言われたとき、どういう態度をしますか。
世の中に存在する言葉の中で、最もひどい言葉の1つです。

全文

プロローグ
1

どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。

どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無しです。

外見が整っていても、言葉遣いが悪いと、性格も悪そうに見えます。

他人の悪口や批判ばかりをしているのは、心が汚れている証拠です。

しかし、外見が多少悪くても、言葉遣いがよければ、性格がいいように見られます。

人から愛されるような言葉遣いを意識しましょう。

言葉遣いは、人間関係に大きな影響を及ぼします。

相手に不快を与えないように、発言に気をつけます。

同時に、好感を引き出すような言葉遣いを意識すれば、より良い人間関係が築けるでしょう。

幸い、言葉遣いは、練習によって鍛えることができます。

外見は、先天的要素が大半ですが、言葉遣いは、後天的要素が大半です。

外見とは違い、言葉遣いは練習すれば、見違えるほど美しくできます。

言葉遣いを変えると、性格まで変わります。

受け止め方が変わるため、世界が変わって見えるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(1)
  • きれいな言葉遣いを意識する。
2

無意識に同意の強要をしていませんか。

無意識に同意の強要をしていませんか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

人間関係で注意したいのは「同意の強要」です。

無意識に同意の強要をしていませんか。

「同意の強要なんてしていない」と思う人でも、自分の言葉遣いを振り返ってみてください。

自分では気づいていないだけかもしれません。

無意識に同意の強要をしていることがあります。

たとえば、次のような言葉に心当たりはありませんか。

「今度ぜひ会いましょう」と誘う。

「一緒に行きましょう」と誘う。

「同じものを食べましょう」と誘う

「来週会いましょう」と誘う。

これらのセリフに心当たりがあればイエローカード。

致命的に悪いわけではありませんが、注意が必要です。

相手に威圧的な印象を与える可能性があるからです。

無理に物事を押し通す感じがあると、印象低下につながる

積極的な様子があってよさそうに感じるかもしれませんが、実際はどうでしょうか。

言われる側の気持ちを想像してみてください。

「同意してくれますよね」という意味が伝わってきます。

「ノーとは言わせないよ」という意味にも聞こえるでしょう。

はっきり言っているわけではありませんが、誘導的なニュアンスが感じられます。

相手に同意させたい気持ちがあると、引っ張るような言い方で誘いたくなるでしょう。

相手にOKしてもらいたければ、自然と言葉遣いに表れるもの。

だからといって強要させる言い方は良くありません。

相手は「この人と一緒にいると、ほかにもいろいろ強要されそうだ」と不安が広がります。

「引っ張ってもらうのが好き」という人ならいいかもしれませんが、すべての人がそうとは限りません。

「引っ張られるのが苦手」という人もいます。

強要を好む人はなかなか少ないもの。

強要を感じる言い方があると、相手はなかなか警戒心を解けません。

むしろ危険を察知して距離を置きたくなります。

疑問形で誘う言い方が好印象

相手を誘うときは、どんな言い方が好ましいのか。

相手を誘うなら「疑問形」が適しています。

疑問形で誘う言い方が好印象です。

「一緒に行きましょう」より「一緒に行きませんか」と誘います。

「同じものを食べましょう」より「同じものを食べませんか」と誘います。

「来週会いましょう」より「もし良かったら、来週会いませんか」と誘う。

疑問形にすれば、威圧感がありません。

判断を委ねる言い方なので、相手は落ち着いて考えることができます。

都合が悪くても、気兼ねなく断れます。

柔らかい印象があるので、相手も返事がしやすくなるのです。

ちょっとした言葉遣いですが、人間関係の成り行きを決めるポイントです。

同意を強制に心当たりがあれば、疑問形の言い方に改善するのが賢明です。

人間関係で気をつける言葉遣い(2)
  • 相手を誘うときは、同意を強要する言い方ではなく、疑問形の言い方に変える。
3

「面白くない」と言わない。「わからない」と言えばいい。

「面白くない」と言わない。「わからない」と言えばいい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

映画を見て、退屈を感じたとき「面白くない」と思う癖はありませんか。

あるいは、友人から感想を聞かれたとき「面白くなかった」と答えてしまう自分です。

たしかに「面白くない」と思ったなら、正直な考えなのでしょう。

しかし、少しとげがあるのではないでしょうか。

「面白くない」は、完全否定です。

「最低」「価値がない」「良いところが1つもなかった」というふうに聞こえます。

映画だけでなく、映画製作の関係者まで否定しているような印象まで受けてしまいます。

そういうつもりはなくても、そう聞こえやすい言葉です。

敵を増やす発言なのです。

そこで「面白くない」と思ったときは、少し言い方を工夫しましょう。

「わからない」と言えばいいのです。

今の自分にとって、まだ面白さがわからなかっただけです。

今後さまざまな経験を積んでいくうちに「面白い」と感じるかもしれません。

少なくともその可能性はあるのです。

ですから「面白くない」とは言わず「わからない」と考えます。

友人から感想を聞かれたときも、この答え方を意識しましょう。

この考え方は、映画だけではありません。

オペラ、ミュージカル、スポーツ、美術、古物など、すべてに当てはまります。

「面白くない」と言いそうになる自分をこらえ「わからない」と言えば、スムーズです。

「いつか理解できる日が来るかもしれない」という未来に期待しましょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(3)
  • 「面白くない」ではなく「わからない」と言う。
4

「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。

「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

あなたの周りに「嫌い、嫌い」と言っている人はいませんか。

「あの人が嫌い」

「あの映画は嫌い」

「この料理が大嫌い」

「嫌い、嫌い」と言っている人とは「どことなく接しにくい」と感じるのではないでしょうか。

「いつか自分も『嫌い』と言われる対象になるのではないか」と思ってしまうからです。

「嫌い」が口癖の人と一緒にいると、自分も嫌われないように気を使うため、一緒にいて疲れます。

人当たりがよくて、マナーもあり、明るい人でも「嫌い」が口癖になっていると、リラックスしにくいのです。

結果として、誰も心を開いてくれません。

むしろ人が離れていくでしょう。

「嫌い」が口癖の人は、嫌われるのです。

自分にそういう心当たりがあるなら、今すぐやめることです。

「嫌い」と1回言えば、自分の好感度が1ポイント下がります。

「嫌い、嫌い」と言って、何かを攻撃していると、自分が嫌われます。

どうしても、嫌いであるニュアンスを伝えたければ「苦手」という表現を使いましょう。

あらゆる「嫌い」は「苦手」と言い換えられます。

これだけで印象も人間関係も、改善できるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(4)
  • 何かを「嫌い」というのは、やめる。
5

「くだらない」と言わないほうがいい。くだらない人間と思われるから。

「くだらない」と言わないほうがいい。くだらない人間と思われるから。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「くだらない」

この口癖に心当たりがある人は、要注意です。

もしかすると「くだらない」と言った瞬間、人間関係にひびを入れているかもしれません。

「くだらない」とは「価値がない」「無益」「ばかばかしい」という意味です。

しかし、価値がないかどうかは人それぞれです。

自分にとって価値がなくても、ほかの人には価値があるかもしれません。

「漫画はくだらない」と思っても、自分だけがそうであって「漫画は素晴らしい」という人はいます。

「古物はくだらない」と思っても、自分だけがそうであって「古物は素晴らしい」という人はいます。

自分に見識や教養がないから価値を理解できないだけです。

「くだらない」という口癖の人は、周りの人からばかにされます。

自分の未熟さをさらけ出してしまうからです。

「それが理解できないほど自分はおろかです。理解しようとする努力すらありません」と公言しているようなものです。

「くだらない」と言えば言うほど「くだらない人間」と思われるのです。

何かを軽蔑するつもりで言った一言は、自分が軽蔑される一言になるため、人間関係にひびが入ります。

だから「くだらない」とは言わないほうがいい。

自分が損をします。

「自分はまだ勉強不足」「自分とは好みが異なる世界」などと謙遜しておくほうが、無難です。

人間関係で気をつける言葉遣い(5)
  • 「くだらない」と思っても「くだらない」と言わないようにする。
6

大きな主語は、トラブルを招きやすい。

大きな主語は、トラブルを招きやすい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

コミュニケーションでは、大きな主語の使い方に注意しましょう。

大きな主語は、トラブルを招きやすいからです。

もちろん大きな主語が禁句というわけではありません。

あくまで「使い方に注意する」という意味です。

どうしても大きな主語を使わなければいけない場面もあるでしょう。

わざと抽象的に言ったりぼかしたりするときは、大きな主語に頼ることがありますが、やはり使い方には注意が必要です。

たとえば、次のような一言があるとします。

「男性は力持ちだよね」

「女性はきゃしゃだよね」

「男性」「女性」という大きな主語でひとくくりにした言い方ですが、違和感があるでしょう。

すべての男性が、豊富に力持ちとは限りません。

男性の中にも体力が乏しく、筋肉に自信のない人もいます。

なよなよした男性もいれば、女性並みに小柄な男性もいます。

すべての女性がきゃしゃとは限りません。

女性の中にも、筋骨隆々でがっちりした体格の人もいます。

男性並みに力持ちだったり身長が高かったりする女性も数多く存在します。

「男性はすべてそうだ」「女性はみんなそうだ」と言わんばかりの表現は、人の感情を刺激しやすい。

型にはめるような言い方は、非難や中傷と誤解されることも少なくありません。

「最近の若者は非常識」「最近の年配者はキレやすい」という一言も注意したほうがいいでしょう。

若者のすべてが非常識とは限りません。

若者の中にも、教養が豊富で礼儀正しい人も大勢います。

年配者のすべてがキレやすいとも限りません。

年配者の中にも、穏やかで器の大きな人もたくさんいます。

主語が大きいと「偏見や固定観念で物事を見ている」と誤解されやすいでしょう。

決め付ける印象が出ると、誤解や反感を生んで、トラブルに発展しやすくなります。

悪気はなくても、聞き手の心を傷つけたりコンプレックスを刺激したりすることもあります。

コミュニケーションに摩擦が生まれ、トラブルを招きやすくなるのです。

こういうときは、オブラートに包んだ言い方がスマートです。

「一般的に男性は力持ち」「女性はきゃしゃな人が多い」といった言い方なら、納得しやすくなります。

「若者の中には非常識な人もいる」「キレやすい年配者が目立ち始めている」など、例外を含んだ言い方も悪くありません。

言葉のキレは少し悪くなりますが、誤解やすれ違いを防ぎやすくなります。

大きな主語を使いつつも、使い方には注意しましょう。

ちょっとした言い方の違いで、聞きやすさが向上します。

人間関係で気をつける言葉遣い(6)
  • 大きな主語は、使い方に注意する。
7

正論が、人を落ち込ませることもある。

正論が、人を落ち込ませることもある。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

励ますときに注意したいのは、正論です。

落ち込んでいる人に、正論を言えば、きっとわかってもらえるだろうと思います。

「こういうときは、こうするべきだ」

「これが人としての正しい道だ」

正しい内容を教えるわけですから「きっと喜んでもらえるだろう」と思います。

「なるほど。そうだね。教えてくれてありがとう」と感謝され、明るくなることを期待します。

ところが、正論を言っても、相手の様子は変化しないことがあります。

むしろ、余計に落ち込ませることがあります。

正論を言うのは「あなたは間違っている」と言っているのと同じだからです。

正論を言えば言うほど、相手を責めることになる場合があります。

正しいことを言うのが、常に正しいとは限りません。

正論を言うときには、タイミングが大切です。

特に相手が落ち込んでいる場合は、正論に注意です。

落ち込んでいるときは、考え方がネガティブになっているため、正論を悪く受け止める傾向があります。

励ますときに大切なのは、正論より同情です。

「そうか。そういうことがあったんだね」

「大変だったね」

「よく耐えたね」

相手の苦しみや悲しみを同じように感じて、いたわりましょう。

自分と同じ気持ちになってくれる人に、優しさを感じ、ほっとします。

同情しているうちに、落ち込みから回復するのです。

正論を言うなら、元気になってからです。

元気な状態は、考え方がポジティブになっているため、正論も素直に聞けるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(7)
  • 落ち込んでいる人には、正論より、同情する。
8

「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。

「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「ああ、疲れた」

そんな言葉を、友人から言われることはありませんか。

いきなりネガティブなことを言われると、返事に困りますね。

「『疲れた』なんて言わないでほしいな」

「あなただけ疲れているわけではない」

「もっと明るい話題を言ってほしい」

そう言い返していませんか。

あまり堅いことを言わず、友人の立場になってみましょう。

友人に悪気はありません。

友人は「疲れた」と言うことで、ストレス発散をしているのです。

そういうときは、こう返事をしましょう。

「お疲れさまです。大変でしたね」

気遣いと共感の一言です。

あなたが優しい返事をすることで、友人は心が軽くなり、疲れも取れやすくなるでしょう。

「さすが。私の気持ちをわかってくれている」と元気になるはずです。

「疲れた」と言われたときは、あなたが癒やす出番です。

とげのある言葉より、優しい言葉で返事をしましょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(8)
  • 「疲れた」と言われたときは「お疲れさまです。大変でしたね」と言ってあげる。
9

選択に迷う友人の背中を押す一言。

選択に迷う友人の背中を押す一言。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

選択に迷う友人の背中を押したければ、いい言葉があります。

「あなたの選択はすべて応援します」です。

応援する気持ちを、全力で表現しましょう。

少し大げさな表現も入っていますが「とにかく応援したい」という気持ちが、強く伝わる一言です。

友人は「これでいいのだろうか」と選択に迷っています。

「非常識な選択をすると笑われるのではないか。反対されるのではないか」と、悩んでいます。

そのときに人から「すべて応援する」と言われると、ほっとします。

「どんな選択をしても、応援してくれる人がいる」とわかるため、ストレスが軽くなり、元気が出てくるのです。

友人の選択を、最大限に尊重する一言です。

こんな言葉を言われたいですね。

だから、あなたの友人を励ますときに、言ってみましょう。

迷っていた友人の表情がぱっと明るくなり、元気を出すでしょう。

励ますことを難しく考えないことです。

全力で励ますのが、友人としての仕事です。

人間関係で気をつける言葉遣い(9)
  • 「あなたの選択はすべて応援します」と言って、友人を励ます。
10

「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。

「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「くだらない質問なのですが、いいですか」

そういう言葉を、ときどき耳にします。

「ばかな質問なのですが」「つまらない質問なのですが」という言い方も同じです。

この言い方に心当たりがある人は、注意です。

場合によっては、相手に失礼な印象を与えることがあるからです。

もちろん質問者に悪気がないのはわかります。

謙遜をして、質問をしているのでしょう。

「小さな質問なので答えてほしい」という強調もあるのかもしれません。

しかし「くだらない質問」という一言は、気持ちのいい表現ではありません。

言われる側としては、自分を軽く扱われている気分になるからです。

くだらない質問をされる様子から「自分は雑に扱われている」と感じます。

謙遜も、表現が大げさになれば、かえって失礼になります。

「くだらない質問なのですがいいですか」と言われると「くだらないなら質問しないでほしい」と思うでしょう。

世の中には、さまざまな考えの人がいます。

気にしない人もいるでしょうが、気にする人もいます。

言葉遣いは、誤解のない表現を使うほうが賢明です。

この場合は「質問してもいいですか」という表現を使いましょう。

大げさな表現は不要です。

シンプルな表現で十分です。

普通に質問すればいいのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(10)
  • 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
11

「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。

「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

転職や退職の場面では、次のような言葉がよく聞かれます。

「うまくいくといいですね」

去る人に向かって、明るい気持ちを込めて、応援する言葉です。

明るい言葉のように聞こえますが、少し注意したい点もあります。

「うまくいくといいですね」と言われたとき、不安が少し大きくなった経験はありませんか。

この言葉は、別のニュアンスにも聞こえます。

「うまくいくかどうかは、あなたしだい」

「うまくいくかもしれないけど、うまくいかないかもしれない」

転職や退職をするときは、誰でも不安を抱えています。

不安を抱えていると、前向きな言葉も、ネガティブに捉えやすい傾向があるのです。

もちろん応援した人に悪気はないのですが、脅されているようにも聞こえやすいため、注意が必要です。

では、どう言えばいいのか。

「うまくいくといいですね」より「うまくいきますよ」です。

うまくいくことを断定するのです。

根拠はいりません。

応援なのですから、相手を元気づけられれば、それでいいのです。

断定が言いづらければ「きっとうまくいきます」という言い方でもかまいません。

仕事ぶりをよく見ている人から言われると、自信を持ち、より元気づけられるでしょう。

占い師になったつもりで、相手の明るい未来を言い当てて、確信に導きましょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(11)
  • 去る人には「うまくいくといいですね」より「うまくいきますよ」と応援する。
12

「前のほうが良かった」は禁句。

「前のほうが良かった」は禁句。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

友人から感想を求められることがあります。

「髪型を変えたけど、どうかな」

「服装のイメージを変えたけど、どう思う?」

このとき、よくない印象と思うと「前のほうが良かった」と言ってしまいそうになります。

たしかに正直な意見ですが、とげのある言い方は良くありません。

正直な発言ですが、ぶっきらぼうです。

友人なら、何でも率直に言えばいいわけではありません。

友人だからこそ、言い方に気をつける必要があります。

「前のほうが良かった」は禁句です。

「前のほうが良かった」と言ってしまうと、友人は落ち込んで、新しい挑戦をしづらくなるでしょう。

勇気ある挑戦を踏みにじるのは、友人として、ふさわしくない行為です。

まず明るく褒めましょう。

挑戦したことに対して、褒めたたえるのです。

「新しいイメージになったね」

「雰囲気が大きく変わったね」

「勇気を出して素晴らしい」

まず褒めれば、友人も「勇気を出して良かった」と満足して喜ぶでしょう。

もし、どうしても前のイメージのほうがいいと思えば、言い方を少し工夫します。

「前の髪型をまた見てみたい」「前の服装をまた見てみたい」です。

「また見てみたい」という言い方をすることで、友人は、以前の髪型や服装のよさを再認識するでしょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(12)
  • 「前のほうが良かった」とは言わず「前のイメージをまた見てみたい」と言う。
13

挨拶をしても返事がないとき、どうするか。

挨拶をしても返事がないとき、どうするか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

挨拶をすれば、必ずしも返事があるとは限りません。

態度の悪い人の場合、挨拶をしても、わざと返事をしないことがあります。

特に、こじれた人間関係で、よくある光景です。

さて、ここでどうするかです。

「返事がなければ、次から挨拶をやめよう」と思うのではないでしょうか。

返事がないとわかっているのに、わざわざ挨拶するのは、愚かなように思えます。

しかし、そこで挨拶をやめれば、おしまいなのです。

挨拶をしても返事をしないなら、相手から挨拶をすることもないでしょう。

「挨拶をしないから自分もしない」と思うのでは、相手と同じレベルです。

相手のつまらない態度のせいで、自分の習慣を悪化させる必要はありません。

本当の愛は、ギブ&ギブです。

相手の返事がなくても、挨拶だけは続けましょう。

1週間でも、1カ月でも、1年でも、続けます。

返事がなくても気にしすぎず、自分の習慣として続けます。

挨拶の返事がなくても、挨拶をされていることだけは、相手に伝わります。

気持ちが伝わるまで、挨拶を続けることです。

あなたから習慣を続けていれば、いつの日か、返事をしてくれるようになります。

人間関係で気をつける言葉遣い(13)
  • 挨拶の返事がなくても、習慣として、挨拶を続ける。
14

誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。

誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

あなたには、触れてほしくないことはありますか。

ごく限られた親しい友人なら話せても、普通の知り合いには話せないことです。

おそらく「ある」と思ったはずです。

誰にでも触れてほしくないことはあるものです。

人間なら、誰でも過ちがあります。

触れてほしくない過去や事情もあって当然です。

普段、元気に振る舞っていても、心の奥では悩みや不安を抱えています。

あからさまに表現すると、人間関係に支障が出るため、普段は見せないようにしているのです。

ということは「相手にも触れてほしくない過去があるだろう」と考えることができるはずです。

相手は、きっと明るく振る舞っているのでしょう。

問題なく毎日を送っている様子に見えるかもしれません。

しかし、ときどき会話中、触れてほしくないそぶりを見せることはありませんか。

嫌がる表情を見せたり、話題を変えたがろうとする流れを作ったりなどです。

そんなとき、しつこく詮索するのは控えます。

「話して」「聞かせて」と問いただせば、相手は不快になるでしょう。

気になるかもしれませんが、相手が嫌がるそぶりを見せるのは「話したくない」という意思表示です。

自分がされて嫌なことは、相手も同じです。

「誰でも触れてほしくないことがある」という前提で考えます。

触れてほしくないそぶりに気づけば、そっとしておくのが、友人としてふさわしい姿勢です。

人間関係で気をつける言葉遣い(14)
  • 会話中、触れてほしくないそぶりに気づけば、そっとしておく。
15

遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。「大丈夫でしたか」と優しく接する。

遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。「大丈夫でしたか」と優しく接する。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

遅刻してきた人にどんな対応をするか。

余裕のある人とない人の違いが見られる場面です。

遅刻してきた人にどんな対応をしていますか。

もちろん非があるのは間違いありません。

待たされた時間が長ければ長いほど、ストレスがたまっていらいらしてきます。

「時間泥棒」と呼びたくなるのも仕方ありません。

遅刻してきた相手が現れるやいなや「来るのが遅い!」と怒鳴り散らしているかもしれません。

ここが改善ポイントです。

怒るのは普通の対応です。

遅刻してきた時点で、相手は「申し訳ないことをした」と反省しているでしょう。

心の中では「叱られるに違いない」とびくびくしているに違いありません。

遅刻のお説教から始まると、出合い頭から険悪になります。

雰囲気も悪くなると、コミュニケーションが取りにくくなります。

遅刻してきた人に怒るのは余裕がありません。

「来るのが遅い!」と怒るのではなく「大丈夫でしたか」と心配する

相手が遅刻してきたときこそ大切な場面です。

余裕のある人になりたいなら「寛大な対応」を心がけましょう。

「来るのが遅い!」と厳しく接するのではありません。

「大丈夫でしたか」と優しく接しましょう。

待たされていらいらしているかもしれませんが、こういうときこそ相手の事情を察する余裕を持ちたい。

相手は急いでいて体調を崩していたかもしれません。

走ってきたせいで呼吸が乱れているかもしれません。

満員電車の中で缶詰め状態になり、気分が悪くなっているかもしれません。

まず相手に寄り添って、優しく声をかけるのがいいでしょう。

遅延や交通渋滞で遅れたなら「大変でしたね」「災難でしたね」と同情するのもいいでしょう。

ちょっとした一言で相手は救われ、平和的な空気が広がるでしょう。

これが余裕のある対応です。

遅刻をされていらいらしそうなときこそ、仏の心

遅刻をされても、寛大な精神で接しましょう。

怒りをぶつけるのではなく、大きな心で優しく接しましょう。

誰もが怒りそうな場面だからこそ、仏になったつもりで優しく接することです。

叱られそうな場面で逆に優しくすることで、相手ははっとするでしょう。

冷静に自分の行いを振り返れます。

反省の気持ちが強くなり、改善が促されるでしょう。

余裕のある人であれば、仕事も余裕を持って進めているでしょう。

遅刻したせいで仕事が遅れることになりますが、致命的にはならないはずです。

遅刻した相手に怒るのは、余裕がある人ではありません。

余裕のある人になりたいなら、怒らない人になることです。

遅刻をされていらいらしそうなときこそ、仏の心です。

人間関係で気をつける言葉遣い(15)
  • 遅刻してきた人には「来るのが遅い!」と怒るのではなく「大丈夫でしたか」と優しく接する。
16

「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。

「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

会話では、特徴についての話題が出ることがあります。

たとえば、映画の話をしているとき、アメリカ映画とフランス映画の特徴が出ることがあります。

「アメリカ映画はハッピーエンドが多い。フランス映画はバッドエンドが多い」

「アメリカ映画は予算をかけたにぎやかな作品が多い。フランス映画は予算を低く抑え、静かな作品が多い」

「アメリカ映画は派手を重視。フランス映画は芸術を重視」

個人的な意見もあり、面白いですね。

ここまではいいのです。

この後が注意です。

「○○映画はよくないね」「○○映画は悪いね」という批判の流れになりやすい。

「特徴の比較の後は批判」という流れ方が定番です。

批判までいくと、やりすぎなのです。

善しあしの議論をしても仕方ありません。

それぞれの成り立ちが違います。

歴史が違えば文化も違い、文化が違えば国民の好みも違います。

善しあしの話をするのは、人の悪い癖です。

善しあしの議論をしそうになれば、こう考えましょう。

「それぞれの特徴があっていいね」です。

それぞれの特徴の善しあしを考えず、ありのまま受け止めましょう。

違いがあるからこそ、多種多様な楽しみも生まれます。

批判は避けることです。

家電製品の特徴、ブランドの特徴なども同じです。

「それぞれの特徴があっていいね」と言えば、それぞれの違いが素直に楽しめます。

不毛な争いは避けることです。

人間関係で気をつける言葉遣い(16)
  • 「それぞれの特徴があっていいね」と考える。
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「手伝いましょうか」という一言は難しい。

「手伝いましょうか」という一言は難しい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

友人の家でパーティーを楽しんだ後、ホストが片付けを始めました。

こんなとき、どう声をかけますか。

「手伝いましょうか」と声をかけたいところですが、不十分です。

「手伝いましょうか」と聞かれれば、ホストは「自分が片付けるから大丈夫。気にしないで」と言うでしょう。

聞く前から、返事の内容がおおむね予想できるはずです。

しかも、言葉は、イントネーションによって意味が変わる特徴があります。

言い方によっては「私は片付けなくていいですよね」というニュアンスとして誤解されることもあります。

「手伝いましょうか」という一言は、シンプルですが、難しい。

だからとはいえ、放置したまま帰るのも、気になります。

では、どうするか。

聞く暇があるなら、さっと手伝い始めるのです。

「私はこれを手伝います」です。

明らかに片付けが必要であろう空き缶、お皿、空箱など、目の前の物から自発的に片付けていきましょう。

自発的に片付けを始めることで「気が利くな。助かる」と喜ばれます。

片付けるべきか、判断に迷う物だけ、ホストに聞けば十分です。

後片付けが、素早く完了するのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(17)
  • 「手伝いましょうか」と聞く暇があるなら、手伝い始める。
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迷惑な行為でも「迷惑」とは言わないほうがいい。

迷惑な行為でも「迷惑」とは言わないほうがいい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

迷惑な行為をやめてほしいとき、あなたなら、どう伝えますか。

「迷惑です」

「迷惑なのでやめてください」

こうしたストレートな言い方になることが多いのではないでしょうか。

わかりやすくてストレートな一言ですが、実はあまりよくない表現です。

「迷惑なのだから『迷惑』と伝えて何が悪い」と思いますが、正しいことを言えばいいわけではありません。

問題なのは言い方です。

感情的な一言であり、余計なトラブルを招く可能性があるからです。

ストレートに「迷惑」という言葉を使うのは、感情をぶつけることになるため、注意が必要です。

想像してみてください。

たとえば、あなたが相手から「迷惑だからやめてください!」と言われたとき、どう感じるでしょうか。

ストレートな表現でわかりやすい一方、感情的でとげがある一言のため、一瞬萎縮するのではないでしょうか。

むかっとして、反抗心が芽生えることもあるかもしれません。

とげのある一言には、とげのある一言で言い返したくなる。

場合によっては、けんかのゴングが鳴ってしまうこともあるはずです。

迷惑な行為でも「迷惑」とは言わないほうがいいのです。

では、どうすればいいのか。

迷惑な行為を注意するなら「迷惑」以外の表現を使って伝えるのがスマートです。

たとえば、隣の部屋がうるさくて、苦情を言いに行くとします。

「うるさくて迷惑です」とは言いません。

「音が響いて寝られません。もう少し静かにしていただけないでしょうか」と言えば、スマートでしょう。

ごみ捨てのマナーを守らない住人がいて、苦情を言いに行くとします。

「指定日以外にごみを出されると迷惑です」とは言いません。

「ごみを出す日を勘違いされていませんか。燃えるごみの日は火曜日ですよ」と言えば、穏便に伝えることができます。

順番待ちに割り込んできた人がいて、注意するとします。

「割り込まれると迷惑です」とは言いません。

「すみません。最後尾はあちらですよ」と言ったほうが、相手を刺激せずに注意できます。

迷惑な行為でも「迷惑」とは言わず、別の表現を使いましょう。

相手に聞きやすい言い方を心がけることで、トラブルを減らせます。

人間関係で気をつける言葉遣い(18)
  • 迷惑な行為でも「迷惑」とは言わず、相手に配慮した表現を使う。
19

「前にも言ったよね」は禁句。

「前にも言ったよね」は禁句。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

友人と話をしていると、同じ質問をされることがあります。

こんなとき「同じ話を繰り返すのは面倒」と思うと、つい言いそうになる言葉があります。

「前にも言ったよね」です。

前にも言ったことを気づかせ、同じことを繰り返さないでほしいためです。

このときが大切です。

「前にも言ったよね」は、いわば説教です。

「前にも言ったぞ。知らないとは言わせないぞ。同じことを言わせるな。お前は頭が悪いのか」

相手を見下したニュアンスだけでなく、不快になっている印象まで伝わります。

「前にも言ったよね」と言われた人の気持ちを考えてみてください。

聞きたいことがあっても「同じ質問をすれば、また怒られる。自由に発言できない」と思います。

話しかけづらくなるのです。

「前にも言ったよね」という人には悪気はないのでしょうが、人間関係にひびを入れる言葉です。

主張が正しいかどうかではありません。

感じのいい発言かどうかです。

主張が正しくても、人間関係では言わないほうがいい言葉なのです。

では、前にも言ったことを伝えるにはどうすればいいのかというと、また言えばいいのです。

以前に話したことでも、もう一度同じことを言います。

2回でも、3回でも言うのです。

繰り返し話すのが面倒と思うのではなく「自分にとっても再確認の機会になる」と考えます。

何度も話しているうちに、相手は「おや。聞き覚えのある話だ。わざわざ繰り返してくれているんだな」と気づきます。

同じことを聞いた自分を恥じ、自己反省するでしょう。

相手を傷つけることなく「前にも言ったよ」というニュアンスを伝えることができるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(19)
  • 以前に話したことを聞かれたら「前にも言ったよね」と言わず、もう一度話す。
20

ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。

ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

ときどきざっくりした返事をする人がいます。

「ご出身はどちらですか」と聞くと「北海道」という返事が返ってきました。

一言で北海道といっても広いです。

小さな国に匹敵するほどの広さがあります。

「お仕事は何をされているのですか」と聞いたとき「IT関係です」という返事が返ってきました。

ITといっても幅が広く、ざっくりした印象を受けます。

もちろん回答を避けたい意図があってぼかすならいいのです、

私たちの会話では、それ以上聞いてほしくない話のとき、ざっくりした返事でぼかすことがあります。

これは会話における暗黙のルールです。

ざっくりした返事をすると、相手に「それ以上聞かないで」と誤解されてしまい、会話が続きにくくなるでしょう。

回答拒否のつもりでなくても、そういう拒否のニュアンスを与えてしまいかねません。

日頃からぼかす答え方が癖になっていると、いつの間にか会話が途切れる原因となります。

親しくなるチャンスを逃すことにもつながってしまいます。

「相手が知らないかもしれない」と思って詳細な返事を控えることもあるかもしれませんが、逆効果です。

相手が詳しく知らなければ、そのときあらためて話せばいいことです。

会話を弾ませていくためには、できるだけ詳しい返事を心がけましょう。

「ご出身はどちらですか」

「北海道の函館です」

「夜景のきれいなところで有名ですよね。まだ行ったことがなくて、いつか行ってみたいところなんです」

「ぜひいらしてください。五稜郭ごりょうかくやトラピスト修道院も見応えがありますよ」

話が弾んで会話が広がります。

「お仕事は何をされているのですか」

「ウェブデザインの仕事をしています。ときどきプログラムを組むこともありますね」

「難しそうですね」

「慣れてしまえば簡単ですよ。もともと好きなことなので、遊んでいるような感覚で仕事をしています」

どんどん会話が弾んで止まらなくなっていくでしょう。

詳細な返事を心がけることで「もっと話したい!」というアピールとなります。

相手も「もっと詳しく聞いていいのだね」と思い、突っ込みやすくなります。

相手に突っ込んで聞いてもらいたいときは、あえて詳細な返事を答えたほうが話が弾んで、話題も広がりやすくなるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(20)
  • ざっくりした答え方ではなく、できるだけ詳しい答え方をする。
21

目上の人を褒めてはいけない。

目上の人を褒めてはいけない。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

褒めるのは、人間関係の潤滑油です。

誰でも褒められると嬉しく感じるもの。

「褒めると、相手は嬉しく感じるに違いない」

そう思って、手当たりしだいに褒めようとするかもしれません。

もちろん褒めるのは悪くありませんが、注意したいマナーがあります。

目上の人を褒めてはいけません。

目上の人を褒めると、偉そうと思われ、むっとされるでしょう。

いまいち目上の人を褒めてはいけない感覚がわからないなら、言われる側に立つとわかります。

たとえば、あなたは職場のリーダーであり、部下から次のように褒められたとします。

「偉いですね」

「立派ですね」

「よく頑張りましたね」

「上出来です」

「なかなか筋がいいですね」

こう褒めると、どう感じるでしょうか。

おそらく一瞬むっとするでしょう。

褒められても嬉しくありません。

嬉しいどころか、不快に感じるでしょう。

「上から目線」を感じるからです。

自分が見下されて、ばかにされたように感じるのです。

褒める行為は本来、目上の人から目下の人に対してするもの

褒める行為は本来、目上の人から目下の人に対してするものです。

そのため、褒めるなら、お互いの上下関係に注意しなくてはなりません。

うっかり目上の人を褒めると「偉そうで生意気」とひんしゅくを買うことになるでしょう。

良かれと思って褒めた結果、逆効果になるのです。

場合によっては、相手を怒らせてしまう可能性もゼロではありません。

ちょっとした一言が悪印象につながり、命取りになりかねません。

年齢が同じでも、相手のほうが上の立場なら、露骨な褒め言葉は控えるのが正解です。

たとえ悪気がないとしても、言葉遣いを誤ると、誤解を生むことがあります。

「褒める言葉」より「認める言葉」

目上の人を称賛するときは「褒める言葉」より「認める言葉」です。

「すごい」

「素晴らしい」

「いいですね」

「面白いですね」

「さすがですね」

「目からうろこが落ちました」

「かっこいいですね、かわいいですね」

認める言葉であれば、お互いの上下関係は関係ありません。

飾った言葉は不要です。

シンプルな言葉でいいので、きちんと認めることが大切です。

認めることは、褒めることにもなります。

誰でも自分の仕事を認められると嬉しく感じます。

認める言葉であれば、相手はにこにこしながら喜んでくれるはずです。

人間関係で気をつける言葉遣い(21)
  • 目上の人を褒めない。
  • 目上の人を称賛するときは「認める言葉」を使う。
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「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。

「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「タカヒロと申します。『タカ』と呼んでください」

「マリアと言います。『マリー』と呼んでください」

初対面のとき、相手から「ニックネームで呼んでいい」と言われることがあります。

「初対面にもかかわらず、ニックネームで呼んでくれ」とお願いされるのです。

「まだ知り合ったばかりなのに、なれなれしい呼び方でいいのか」と思うことでしょう。

初対面から、いきなりニックネームは呼びにくいかもしれません。

しかし「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めても大丈夫です。

相手がわざわざ「ニックネームで呼んでいい」と言ったのは「仲良くなりたい」という意思表示です。

「いきなりニックネームは失礼ではないか」と思いますが、失礼ではありません。

もちろん偉そうな言い方には注意が必要ですが、丁寧な言い方でニックネームを使えば、失礼にはなりません。

むしろ、マナーです。

相手が希望しているのですから、そのとおりにしないと、かえって失礼です。

堅苦しい呼び名で関係が定着すると、逆にニックネームで呼び始めるタイミングを逃してしまうでしょう。

「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、失礼と思わず、すぐ呼び始めましょう。

最初は少し勇気が必要ですが、すぐ慣れます。

いつもより早く仲良くなれるでしょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(22)
  • 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始める。
23

相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。

相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「すみません」

「ごめんなさい」

「申し訳ございませんでした」

日常では、相手のミスで、自分に迷惑が及ぶことがあります。

相手は自分の非を認め、謝ってきます。

さて、注目したいのは、謝罪に対する返事です。

どんな返事をしていますか。

「大丈夫です」「許してあげます」などの返事が多いでしょう。

もしくは「ばかやろう」「きちんとしろ」「しっかりやれ」と怒鳴ることもあるかもしれません。

迷惑を受けたのですから、文句の1つでも言って、怒りを発散させたいこともあります。

しかし、本当に相手だけが悪いのでしょうか。

トラブルを客観的に見つめると、相手に100%の非があるのは、まれではないでしょうか。

ほとんどの場合、トラブルの詳細を確認すると、自分に少しは非がある場合が大半です。

したがって、大人なら、もう一つレベルの高い返事をしましょう。

自分にも非があることを認めながら謝るのです。

「こちらこそ配慮が足りませんでした。不注意がありました。すみませんでした」

トラブルの原因の一部は、自分にもあることを認める言葉です。

レストランで出てきた料理が注文と違ったとき、自分の注文方法に問題があったのかもしれません。

仕事の取引先でミスがあっても、ミスしやすいような発注に問題があったのかもしれません。

わかりにくい言い方もあるでしょう。

誤解を招くような言い方もあるでしょう。

1%でも、自分にも非があれば、やはり謝っておくほうがいいのです。

お互いに自分の非を認め合うと、改善が促されます。

トラブルがスムーズに収まり、人間関係の向上につながります。

人間関係で気をつける言葉遣い(23)
  • 自分に1%でも非があれば「自分も悪かった」と謝る。
24

「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。

「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

後輩から人生の相談をされたとき、つい言ってしまうフレーズがあります。

「人生はそんなに甘くない」です。

後輩が、大げさな話をすると、社会を軽視している印象を受けることがあります。

そのため、先輩である私たちは、つい感情的に反論したくなるのです。

先輩としては、厳しい言葉で、後輩に活を入れたつもりです。

この言葉に奮起して、後輩たちは自分の甘い考えに気づき、考え方を改めるだろうと思います。

しかし、意外にこの言葉は、空振りをする場合が多いのです。

あなたが子どものころ、大人から「人生はそんなに甘くない」と言われたときのことを思い出してください。

あまり良い印象は受けなかったはずです。

「うまく話をぼかされた」「感情的に反論された」「意味がわからない」などと思ったのではないでしょうか。

ということは、あなたがこのフレーズを後輩に使うときも、同じことを思われるのです。

先輩としては後輩の前で、威厳を見せながら奮起させるつもりで言うのですが、思ったほど効果がありません。

むしろ、陰では「偉そうなことを言って感じが悪いな」「参考にならない意見だ」と思われているでしょう。

では、後輩を奮起させるにはどうすればいいのか。

「人生はそんなに甘くない」と言うなら、自分の具体的な体験談をしましょう。

あなたが社会に出たときに、どんな経験をして、どれくらい苦労したのかを、具体的に話します。

体験談は、社会を具体的にイメージしやすいため「人生はそんなに甘くない」という意味を、よく伝えられます。

しかもイメージは、記憶によく残ります。

後輩にとっても、参考になりやすいのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(24)
  • 「人生はそんなに甘くない」というくらいなら、自分の具体的経験を話す。
25

「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。

「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

相手から面白い話をしたもらいましたが、すでに知っている内容でした。

そんなとき、よく聞かれるセリフがあります。

「それくらい知っている」です。

すでに知っていることを伝えただけです。

普通のリアクションかもしれませんが、大切なのは「相手がどう感じるか」です。

「それくらい知っている」は、そっけない一言です。

少なくとも言われて嬉しい言葉ではありません。

「それくらい知っている」という一言は、相手に「そんなことも知らなかったの?」と言っているのと同じこと。

相手はテンションが下がり、冷たい空気が流れるでしょう。

自分は普通に言ったつもりでも、相手にとってはちょっとショックに感じることがあります。

盛り上がっていた話が途切れてしまいかねません。

普段から「それくらい知っている」と言っていると、どんどん人が離れていきます。

冷たい態度を取る人は、冷たい態度を取られます。

「あの人はいつもそっけない」

「わざわざ話す必要はないだろう」

「話をしても、冷たくあしらわれるかもしれない」

「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなります。

知らないふりができることも、コミュニケーション

すでに知っている話だとしても、そっけない返事をしないことです。

「それくらい知っている」を言いそうになっても、喉のところで留めておきましょう。

こういうときは、素直に「なるほど」と言うのが得策です。

「なるほど」と言われると嬉しいものです。

「あなたの話は良かったです」と相手を認めることになります。

相手が親切に話してくれたのは事実ですから、理解や納得の言葉が喜ばれます。

知らないふりができることも、コミュニケーションです。

すでに知っていることでも、知らないふりをしておくほうがスムーズに話が進みます。

にこにこうなずきながら最後まで聞かせていただきましょう。

詳しく話を聞いていくうちに、貴重な情報が得られるかもしれません。

「喜んでもらえて良かった。良い話・役立つ情報があれば、また教えてあげよう」となります。

「なるほど」と答える人には、どんどん情報が集まってくるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(25)
  • すでに知っている話をされたときは「それくらい知っている」ではなく「なるほど」と受け止める。
26

「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。

「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

人生では「興味がない」と思うときがあります。

しつこい勧誘を振り切るときは、強い態度で「興味がない」と言わなければいけない場面もあります。

しかし、興味がないことのすべてに「興味がない」と言えばいいのかというと、そうではありません。

「興味がない」というのは、完全否定です。

「自分は興味がないので、関わりたくありません」ということです。

そこから話が先に進みません。

コミュニケーションが切断します。

そこで「興味がない」と言いそうになれば、次の言葉に言い換えてみてください。

「教えてほしい」です。

自分の理解不足で、面白さがわからなかっただけかもしれません。

「教えてほしい」と言えば、理解はできていないが、理解をしたい姿勢が感じられます。

相手から、わかりやすくて詳しい説明が聞けるでしょう。

あなたの世界観が広がって、新しい楽しみを見いだす可能性があります。

映画を見て物語の意味がわからなくても、他人の解説によって、面白さが理解できることがあります。

歴史に興味がなくても、友人からの説明で、興味が出てくることがあります。

話をしながら、相手と仲良くなる機会になるでしょう。

興味がないのが事実でも、可能性を広げる行為として「教えてほしい」と言ってほしい。

もしかしたら、考えが変わるかもしれないのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(26)
  • 「興味がない」と言わず「教えてほしい」と言う。
27

怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。

怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

怒りを感じてもいいのです。

怒りは、人間に備わった、大切な感情の1つです。

怒りの本質は、愛です。

相手を真剣に思うからこそ、怒りを感じます。

学校で、生徒のためを思っている先生ほど、怖いのと同じです。

生徒のためを思っているからこそ、怒りを感じ、本気で怒ります。

愛がないと、怒れないのです。

ただし、問題なのは、伝え方です。

怒りを感じたときに、怒りを感情のままぶつけるのは良くありません。

暴力でぶつければ、体を傷つけるでしょう。

感情でぶつければ、心を傷つけるでしょう。

怒りは、伝え方を工夫したうえで、ぶつけましょう。

すなわち「親切な苦情」として伝えるのです。

親切な苦情に加工するには、次の3つのポイントを押さえるだけです。

  1. 言葉遣いを丁寧にする

感情を抑えて、言葉遣いを丁寧にしましょう。

俗語や省略語は、できるだけ使いません。

とげがなく、柔らかい表現を意識しましょう。

  1. ゆっくり話す

ゆっくり話すだけで、丁寧な印象になります。

感情も抑えられるため、相手に受け入れられやすくなります。

  1. 褒めてから言う

いきなり苦情を言うより、褒めてから苦情を言うほうが、賢明です。

「不愉快です。迷惑です。やめてください」といきなり否定から始めるのは、良くありません。

「いつも素晴らしいサービスに感謝しています。ありがとうございます。ところで1つ、お伝えしたいことがあります」

褒め言葉から始めれば、その後の苦情もスムーズに受け入れてもらえるでしょう。

親切な苦情として怒りを表現すれば、不満を上手に吐き出せます。

同時に、相手には改善の材料にもなるでしょう。

怒りは、伝え方さえ工夫すれば、愛の表現になります。

お互いにとって、メリットになるのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(27)
  • 怒りは、親切な苦情として、表現する。
28

冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。

冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

世の中には、冗談でも言ってはいけない言葉があります。

たとえば「あなたは人として失格」「あなたにできるわけがない」「生まなければ良かった」です。

人格・能力・存在を全否定する言葉は、冗談でも言ってはいけません。

使い方の問題ではなく、そもそも使ってはいけない言葉です。

冗談でも言ってはいけない言葉は、たった一言でも、相手に強烈なショックを与えます。

自分は軽いつもりで口にしても、相手は本気で受け止めるでしょう。

言われた相手はぐさりと突き刺さり、心に致命傷を負います。

ちょっとした悪口のつもりでも、言われた側は最低最悪の悪口として受け止め、強烈な絶望感を覚えるはずです。

立ち直れないほどの大ダメージを与え、トラウマとなることも少なくありません。

うっかり口が滑りましたでは済みません。

あとから謝っても取り返しがつきません。

冗談でもいけない言葉は禁句です。

どれだけ相手が憎らしかろうと、かっと頭に血が上ることがあろうと、言わないことです。

たった一言でも、相手に立ち直れないほどの大ダメージを与えるですから、口に出すべきではありません。

人格・能力・存在を全否定する言葉はすべてNG

冗談でも言ってはいけない言葉にもさまざまありますが、判断の目安があります。

「人格・能力・存在を全否定する言葉はすべてNG」と考えてください。

どんなに相手が憎かろうと、冗談でも言ってはいけない言葉だけは口にしないことです。

感情的になったときは口が滑りやすいので、あらためて意識を高め、注意を徹底しておきましょう。

冗談でも言ってはいけない言葉は、完全な禁句にするのが正解です。

人間関係で気をつける言葉遣い(28)
  • 冗談でも言ってはいけない言葉は、完全な禁句にする。
29

ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。

ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

誰でも情緒が不安定になることがあります。

気分の波が激しいとき、言いすぎてしまった経験はありませんか。

親からのアドバイスに対して「黙れ」と言い返した経験。

友人からの励ましを「うるさい」と言い返した経験。

同僚からの協力に「うざい」と拒絶した経験などです。

いらいらしているときは、偉そうな返事をしがちです。

悲しんでいるときは、冷たい返事をしがちです。

感情のままに発言すると、自分で自分をコントロールできないため、後悔する発言が増えます。

ふと、自制心を取り戻してから「言うべきではなかった」と後悔するのです。

一度は経験があるのではないでしょうか。

このことから得られる教訓に気づいてください。

「ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい」ということです。

心を取り乱した状態で発言しても、失言が増えるだけです。

自分で「ひどいことを言ってしまいそう」という自覚があるなら、むやみに発言しないほうがいいでしょう。

発言をしなければ、失言することはありません。

「しばらくしてから返事をします」という断りを入れて、気持ちが落ち着いてから返事をしましょう。

人間関係で気をつける言葉遣い(29)
  • ひどいことを言ってしまいそうなときは、何も言わないでおく。
エピローグ
30

「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「あなたが嫌いです」

こんな一言を目の前で言われたとき、どういう態度をしますか。

世の中に存在する言葉の中で、最もひどい言葉の1つです。

大きなショックを受け、その場から逃げたくなるでしょう。

しかし、ここがあなたの人間関係が試される場です。

こう言われたときの最善の返事があります。

「あなたは私が嫌いでも、私はあなたが好きです」

インパクトの強い否定を言われたときは、インパクトの強い肯定で言い返してやりましょう。

「嫌いです」という人に限って「好き」と言われることに慣れていないはずですから、たじろぐはずです。

相手が自分を嫌いになったから、自分も相手が嫌いになるのでは、完全に人間関係が終了です。

仲直りの見込みはなく、二度と仲良くなれないでしょう。

しかし「あなたは私が嫌いでも、私はあなたが好きです」と言えば、望みがあります。

たとえ、好きでなくても「好き」と言い切ってしまうのです。

相手に好意を伝えれば、相手はあなたの印象が変わり、好きになるかもしれません。

大なり小なり、仲が回復する可能性が出てくるのです。

恥ずかしくて言いにくいかもしれませんが、だからこそ、衝撃的な一言です。

これが言えるなら、あなたの人間関係は、必ずレベルアップします。

「嫌い」と言われたときは「好き」と言い返すのです。

人間関係で気をつける言葉遣い(30)
  • 「あなたが嫌い」と言われたときは「あなたは私が嫌いでも、私はあなたが好き」と言い返す。

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