人生では「興味がない」と思うときがあります。
しつこい勧誘を振り切るときは、強い態度で「興味がない」と言わなければいけない場面もあります。
しかし、興味がないことのすべてに「興味がない」と言えばいいのかというと、そうではありません。
「興味がない」というのは、完全否定です。
「自分は興味がないので、関わりたくありません」ということです。
そこから話が先に進みません。
コミュニケーションが切断します。
そこで「興味がない」と言いそうになれば、次の言葉に言い換えてみてください。
「教えてほしい」です。
自分の理解不足で、面白さがわからなかっただけかもしれません。
「教えてほしい」と言えば、理解はできていないが、理解をしたい姿勢が感じられます。
相手から、わかりやすくて詳しい説明が聞けるでしょう。
あなたの世界観が広がって、新しい楽しみを見いだす可能性があります。
映画を見て物語の意味がわからなくても、他人の解説によって、面白さが理解できることがあります。
歴史に興味がなくても、友人からの説明で、興味が出てくることがあります。
話をしながら、相手と仲良くなる機会になるでしょう。
興味がないのが事実でも、可能性を広げる行為として「教えてほしい」と言ってほしい。
もしかしたら、考えが変わるかもしれないのです。