誰でも情緒が不安定になることがあります。
気分の波が激しいとき、言いすぎてしまった経験はありませんか。
親からのアドバイスに対して「黙れ」と言い返した経験。
友人からの励ましを「うるさい」と言い返した経験。
同僚からの協力に「うざい」と拒絶した経験などです。
いらいらしているときは、偉そうな返事をしがちです。
悲しんでいるときは、冷たい返事をしがちです。
感情のままに発言すると、自分で自分をコントロールできないため、後悔する発言が増えます。
ふと、自制心を取り戻してから「言うべきではなかった」と後悔するのです。
一度は経験があるのではないでしょうか。
このことから得られる教訓に気づいてください。
「ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい」ということです。
心を取り乱した状態で発言しても、失言が増えるだけです。
自分で「ひどいことを言ってしまいそう」という自覚があるなら、むやみに発言しないほうがいいでしょう。
発言をしなければ、失言することはありません。
「しばらくしてから返事をします」という断りを入れて、気持ちが落ち着いてから返事をしましょう。