会話では、特徴についての話題が出ることがあります。
たとえば、映画の話をしているとき、アメリカ映画とフランス映画の特徴が出ることがあります。
「アメリカ映画はハッピーエンドが多い。フランス映画はバッドエンドが多い」
「アメリカ映画は予算をかけた賑やかな作品が多い。フランス映画は予算を低く抑え、静かな作品が多い」
「アメリカ映画は派手を重視。フランス映画は芸術を重視」
個人的な意見もあり、面白いですね。
ここまではいいのです。
この後が注意です。
「○○映画はよくないね」「○○映画は悪いね」という批判の流れになりやすい。
「特徴の比較の後は批判」という流れ方が定番です。
批判までいくと、やりすぎなのです。
善しあしの議論をしても仕方ありません。
それぞれの成り立ちが違います。
歴史が違えば文化も違い、文化が違えば国民の好みも違います。
善しあしの話をするのは、人の悪い癖です。
善しあしの議論をしそうになれば、こう考えましょう。
「それぞれの特徴があっていいね」です。
それぞれの特徴の善しあしを考えず、ありのまま受け止めましょう。
違いがあるからこそ、多種多様な楽しみも生まれます。
批判は避けることです。
家電製品の特徴、ブランドの特徴なども同じです。
「それぞれの特徴があっていいね」と言えば、それぞれの違いが素直に楽しめます。
不毛な争いは避けることです。