執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

16

「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。

「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

会話では、特徴についての話題が出ることがあります。

たとえば、映画の話をしているとき、アメリカ映画とフランス映画の特徴が出ることがあります。

「アメリカ映画はハッピーエンドが多い。フランス映画はバッドエンドが多い」

「アメリカ映画は予算をかけたにぎやかな作品が多い。フランス映画は予算を低く抑え、静かな作品が多い」

「アメリカ映画は派手を重視。フランス映画は芸術を重視」

個人的な意見もあり、面白いですね。

ここまではいいのです。

この後が注意です。

「○○映画はよくないね」「○○映画は悪いね」という批判の流れになりやすい。

「特徴の比較の後は批判」という流れ方が定番です。

批判までいくと、やりすぎなのです。

善しあしの議論をしても仕方ありません。

それぞれの成り立ちが違います。

歴史が違えば文化も違い、文化が違えば国民の好みも違います。

善しあしの話をするのは、人の悪い癖です。

善しあしの議論をしそうになれば、こう考えましょう。

「それぞれの特徴があっていいね」です。

それぞれの特徴の善しあしを考えず、ありのまま受け止めましょう。

違いがあるからこそ、多種多様な楽しみも生まれます。

批判は避けることです。

家電製品の特徴、ブランドの特徴なども同じです。

「それぞれの特徴があっていいね」と言えば、それぞれの違いが素直に楽しめます。

不毛な争いは避けることです。

人間関係で気をつける言葉遣い(16)
  • 「それぞれの特徴があっていいね」と考える。
「手伝いましょうか」という一言は難しい。

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  1. どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。
  2. 無意識に同意の強要をしていませんか。
  3. 「面白くない」と言わない。
    「わからない」と言えばいい。
  4. 「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。
  5. 「くだらない」と言わないほうがいい。
    くだらない人間と思われるから。
  6. 大きな主語は、トラブルを招きやすい。
  7. 正論が、人を落ち込ませることもある。
  8. 「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。
  9. 選択に迷う友人の背中を押す一言。
  10. 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
  11. 「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。
  12. 「前のほうがよかった」は禁句。
  13. 挨拶をしても返事がないとき、どうするか。
  14. 誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。
  15. 遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
    「大丈夫でしたか」と優しく接する。
  16. 「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。
  17. 「手伝いましょうか」という一言は難しい。
  18. 迷惑な行為であっても「迷惑」とは言わないほうがいい。
  19. 「前にも言ったよね」は禁句。
  20. ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。
  21. 目上の人を褒めてはいけない。
  22. 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。
  23. 相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。
  24. 「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。
  25. 「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。
  26. 「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。
  27. 怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。
  28. 冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。
  29. ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。
  30. 「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

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