執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

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誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。

誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

あなたには、触れてほしくないことはありますか。

ごく限られた親しい友人なら話せても、普通の知り合いには話せないことです。

おそらく「ある」と思ったはずです。

実のところ、誰にでも触れてほしくないことはあるものです。

人間なら、誰でも過ちがあります。

触れてほしくない過去や事情もあって当然です。

普段、元気に振る舞っていても、心の奥では悩みや不安を抱えています。

あからさまに表現すると、人間関係に支障が出るため、普段は見せないようにしているのです。

ということは「相手にも触れてほしくない過去があるだろう」と考えることができるはずです。

相手は、きっと明るく振る舞っているのでしょう。

問題なく毎日を送っている様子に見えるかもしれません。

しかし、ときどき会話中、触れてほしくないそぶりを見せることはありませんか。

嫌がる表情を見せたり、話題を変えたがろうとする流れを作ったりなどです。

そんなとき、しつこく詮索するのは控えます。

「話して」「聞かせて」と問いただせば、相手は不快になるでしょう。

気になるかもしれませんが、相手が嫌がるそぶりを見せるのは「話したくない」という意思表示です。

自分がされて嫌なことは、相手も同じです。

「誰でも触れてほしくないことがある」という前提で考えます。

触れてほしくないそぶりに気づけば、そっとしておくのが、友人としてふさわしい姿勢です。

人間関係で気をつける言葉遣い(14)
  • 会話中、触れてほしくないそぶりに気づけば、そっとしておく。
遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
「大丈夫でしたか」と優しく接する。

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  1. どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。
  2. 無意識に同意の強要をしていませんか。
  3. 「面白くない」と言わない。
    「わからない」と言えばいい。
  4. 「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。
  5. 「くだらない」と言わないほうがいい。
    くだらない人間と思われるから。
  6. 大きな主語は、トラブルを招きやすい。
  7. 正論が、人を落ち込ませることもある。
  8. 「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。
  9. 選択に迷う友人の背中を押す一言。
  10. 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
  11. 「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。
  12. 「前のほうがよかった」は禁句。
  13. 挨拶をしても返事がないとき、どうするか。
  14. 誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。
  15. 遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
    「大丈夫でしたか」と優しく接する。
  16. 「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。
  17. 「手伝いましょうか」という一言は難しい。
  18. 迷惑な行為であっても「迷惑」とは言わないほうがいい。
  19. 「前にも言ったよね」は禁句。
  20. ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。
  21. 目上の人を褒めてはいけない。
  22. 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。
  23. 相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。
  24. 「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。
  25. 「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。
  26. 「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。
  27. 怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。
  28. 冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。
  29. ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。
  30. 「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

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