執筆者:水口貴博

人間関係で気をつける30の言葉遣い

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相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。

相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。 | 人間関係で気をつける30の言葉遣い

「すみません」

「ごめんなさい」

「申し訳ございませんでした」

日常では、相手のミスで、自分に迷惑が及ぶことがあります。

相手は自分の非を認め、謝ってきます。

さて、注目したいのは、謝罪に対する返事です。

どんな返事をしていますか。

「大丈夫です」「許してあげます」などの返事が多いでしょう。

もしくは「ばかやろう」「きちんとしろ」「しっかりやれ」と怒鳴ることもあるかもしれません。

迷惑を受けたのですから、文句の1つでも言って、怒りを発散させたいこともあります。

しかし、本当に相手だけが悪いのでしょうか。

トラブルを客観的に見つめると、相手に100パーセントの非があるのは、まれではないでしょうか。

ほとんどの場合、トラブルの詳細を確認すると、自分に少しは非がある場合が大半です。

したがって、大人なら、もう一つレベルの高い返事をしましょう。

自分にも非があることを認めながら謝るのです。

「こちらこそ配慮が足りませんでした。不注意がありました。すみませんでした」

トラブルの原因の一部は、自分にもあることを認める言葉です。

レストランで出てきた料理が注文と違ったとき、自分の注文方法に問題があったのかもしれません。

仕事の取引先でミスがあっても、ミスしやすいような発注に問題があったのかもしれません。

わかりにくい言い方もあるでしょう。

誤解を招くような言い方もあるでしょう。

1パーセントでも、自分にも非があれば、やはり謝っておくほうがいいのです。

お互いに自分の非を認め合うと、改善が促されます。

トラブルがスムーズに収まり、人間関係の向上につながります。

人間関係で気をつける言葉遣い(23)
  • 自分に1パーセントでも非があれば「自分も悪かった」と謝る。
「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。

人間関係で気をつける30の言葉遣い

  1. どんなに外見がよくても、言葉遣いが悪ければ、台無し。
  2. 無意識に同意の強要をしていませんか。
  3. 「面白くない」と言わない。
    「わからない」と言えばいい。
  4. 「嫌い」が口癖の人は、嫌われる。
  5. 「くだらない」と言わないほうがいい。
    くだらない人間と思われるから。
  6. 大きな主語は、トラブルを招きやすい。
  7. 正論が、人を落ち込ませることもある。
  8. 「疲れたよ」と言われたとき、どう返事をするか。
  9. 選択に迷う友人の背中を押す一言。
  10. 「くだらない質問なのですが」という聞き方をやめる。
  11. 「うまくいくといいですね」という一言は、難しい。
  12. 「前のほうがよかった」は禁句。
  13. 挨拶をしても返事がないとき、どうするか。
  14. 誰にでも、触れてほしくないことが、1つはあるもの。
  15. 遅刻してきた人に「来るのが遅い!」と怒るのではない。
    「大丈夫でしたか」と優しく接する。
  16. 「特徴の比較の後は批判」という流れに注意。
  17. 「手伝いましょうか」という一言は難しい。
  18. 迷惑な行為であっても「迷惑」とは言わないほうがいい。
  19. 「前にも言ったよね」は禁句。
  20. ざっくりした答え方は「それ以上聞かないで」と誤解され、会話が続きにくくなる。
  21. 目上の人を褒めてはいけない。
  22. 「ニックネームで呼んでいい」と言われたら、すぐ呼び始めるのがマナー。
  23. 相手が謝ってきたとき、どう返事をするか。
  24. 「人生はそんなに甘くない」と言う人は、陰で笑われる。
  25. 「それくらい知っている」と言う人には、いずれ情報が回ってこなくなる。
  26. 「興味がない」を「教えてほしい」に言い換える。
  27. 怒りを愛の表現に変える、3つの工夫。
  28. 冗談でも言ってはいけない言葉は、冗談でも言ってはいけない。
  29. ひどいことを言ってしまいそうなら、黙っておくほうがいい。
  30. 「あなたが嫌いです」と言われたとき、どう言い返すか。

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