公開日:2014年11月5日
執筆者:水口貴博

人間関係で注意したい30の余計な一言

  • 振り返る習慣があれば、
    言葉遣いの改善はどんどん早くなる。
人間関係で注意したい30の余計な一言

振り返る習慣があれば、言葉遣いの改善はどんどん早くなる。

「自分は、感じの悪い言葉遣いをしていないだろうか」
そう自分を振り返る習慣があるかどうかです。
自分を振り返る習慣がないと、誰かに指摘されるまで気づけません。

「よく言われます」の一言が、相手をがっかりさせる。

「よく言われます」というフレーズは、できるだけ会話で控えたい一言です。
あからさまに、悪い言葉ではありません。
実際、よく言われることに対して「よく言われます」というのは、会話の流れに沿っています。

「そうだよ」という一言が、相手を不快にさせることもある。

「そうだよ」とは、相手の発言に同意する言葉です。
ところがこの一言は、時と場合によって、相手を不快にさせることもあるため配慮が必要です。
たとえば、次のようなやり取りを経験したことはありませんか。

癖を直さない人にありがちな言い訳。
「誰にも迷惑をかけていない」。

自分に癖があるとわかっていても、なかなか直さない人がいます。
そうした人は、必ずこう言います。
「誰にも迷惑をかけていない」と。

聞かれていないことまで答えるのは、余計な一言。

聞かれていないことまで話す癖があるなら注意してください。
余計な一言になるケースが多いからです。
もちろんすべてが悪いわけではありません。

コンプレックスや弱点を刺激する呼び方は、控えたほうが賢明。

同じ名前が何人かいると、呼び方に困る場面があります。
たとえば、ある人に寄せ書きを書く場面があるとします。
「山田」という名字が2人いると「どちらの山田なのか」と困惑します。

「そんなふうに見えない」という一言が、相手を傷つけることもある。

「そんなふうに見えない」
誰もが一度は口にした言葉でしょう。
この言葉は奥が深いため、使い方が重要です。

頑張っている人には「頑張ってね」より「無理しないでね」。

応援しているときに、どんな言葉を使うか。
応援で最もよく使われる言葉といえば「頑張ってね」という一言です。
相手の背中を押す、力強い一言ですね。

「面倒くさい」という一言は、思考を停止させる言葉。

煩わしく感じるとき「面倒くさい」という一言がよく使われます。
できるだけ避けたいことがあれば「面倒くさい」という一言で、遠回しにニュアンスを伝えられます。
たしかに「面倒くさい」は便利な一言ですが、怖い一言でもあるのです。

「どうでもいい」という一言は、会話を途切れさせる言葉。

会話がよく途切れる人には、ある口癖がよく聞かれます。
「どうでもいい」という一言です。
「どちらでもよい」「私は気にしない」「好きにすればいい」などの意味ですが、影響はそれだけにとどまりません。

「いろいろあったんです」という一言は、会話が途切れる言葉。

人と会ったとき、いつもと違った様子に気づくことがあります。
何があったのか気になり「どうしたのですか」と尋ねたとき、よく聞かれる返事があります。
「いろいろあったんです」という一言です。

独り言を言いながら仕事をする人に、どう指摘するか。

独り言を言いながら仕事をする人を見かけることはありませんか。
「これは何だ」
「そういうことか」

太っている人に「痩せなさい」という助言は、むしろ逆効果。

太りすぎは健康によくありません。
ふくよかな程度ならいいのですが、明らかに基準値を上回った肥満体は、健康に悪影響です。
そのため太っている人には、相手のためを思って、こう助言したくなるでしょう。

「こうなると思っていた」は、後出しのじゃんけんと同じ。
周りをあきれさせる言葉。

何か悪い出来事が起こった後、こんな言葉を言う人がいます。
「こうなると思っていた」です。
「自分は頭がいい。最初から予想できていた」というニュアンスを伝えたいのでしょう。

「ありがとうございました」と言われたとき、どんな返事をしていますか。

2人きりの話し合いが終わったとき、相手から感謝されることがあります。
「ありがとうございました」
そう言われたとき、あなたはどうしますか。

「わかっている」と言いそうになったときの考え方。

すでに理解している話に接したとき、言いたくなる一言があります。
「わかっている」です。
同じ話を繰り返し聞かされるのは、面倒や退屈に思うでしょう。

自分のことを「ばばあ」と呼ぶのは、謙遜ではなく、傲慢ごうまん

ときどき自分のことを「ばばあ」と呼ぶ女性がいます。
「おばさん」なら、まだいいのです。
「おばさん」という言い方は一般的であり、普段からよく使われる言葉です。

決め付ける言い方は、相手を不快にさせやすい。

決め付ける言い方には要注意です。
ちょっとした一言でも、人間関係にひびを入れる可能性があります。
たとえば「最近の若者は礼儀作法に欠けている」という非難を聞くことがあります。

否定の言葉を2回繰り返すと、さらに印象が悪くなる。

軽い気持ちで、否定の言葉を、2回繰り返すことがあります。
「ダメ。ダメ」
「違う。違う」

返事の一言目で「ですから」を使うと、感じが悪くなる。

「ですから」という言葉には慎重になってください。
相手に不快感を与えやすいワードだからです。
デリケートな言葉であり、使い方には慎重になっておく必要があります。

会話が続かないのは、会話が続かない返事になっている。

「読書は好きですか」という質問にどう答えますか。
この質問には「はい・いいえ」の一言で答えることができます。
「はい、好きです」

楽しい話は、楽しそうに話そう。
悲しい話は、悲しそうに話そう。

人は、感情の生き物です。
人を巻き込んでいくためには、感情を込めることが不可欠です。
もちろんビジネスや公式の場では、感情を抑えた話し方が大切です。

同じ人に、同じ話を何度もしない。

同じ人に、同じ話を何度もしないことです。
感動した出来事は、何度も話したくなるかもしれません。
もう一度話せば、面白い内容を聞いて、また相手を喜ばせられると思う人もいるでしょう。

「言っている意味、わかりますか」という言い方はしない。

「言っている意味、わかりますか」という口癖は、ありませんか。
相手がきちんと理解しているのかが不安になったとき、自然と口にする言葉です。
しかし、心配になっても「言っている意味、わかりますか」というフレーズは、あまりいい印象を受けません。

「するべき」より「したほうがいい」。

「するべき」と言われて嬉しい人はいないでしょう。
「するべき」と言われると、緊張感が走り、嫌な感じがあります。
「学生なら勉強すべき」と言われると、逆に勉強のやる気がなくなります。

相手が気持ちよくうんちくを話しているなら、間違いに気づいても指摘しないほうがいい。

間違いを指摘することは素晴らしいことです。
間違いを指摘すれば、相手はそれに気づきます。
「教えてくれてありがとう」と感謝されるように思います。

相手の話がわかりやすいと思ったら「わかりやすい」と言ったほうが喜ばれる。

相手の話がわかりやすいと感じたとき、どう返事をしますか。
「なるほど」という返事が多いのではないでしょうか。
「きちんと納得しましたよ」という意味を表現する一言です。

「すみません。ありがとうございます」より「ありがとうございます。助かります」。

重い荷物を1人で苦しみながら運んでいるとき、近くにいる人が仕事を手伝ってくれました。
とっさに感謝を伝えますが、どんな言葉を言うかです。
「すみません。ありがとうございます」

「これくらいできるよね」という口癖は、避けたほうがいい。

「これくらいできるよね」
そんな言葉遣いに心当たりはありませんか。
相手が実力者の場合、わざわざできるかどうか確認するまでもない場合があります。

「今からですか」の一言は要注意。
拒否サインとして誤解されやすい。

会話のとき「今からですか」という一言には注意してください。
禁句というわけではありませんが、要注意の一言です。
確認が必要なときに使うのならいいのです。

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