執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

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製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。

製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。 | ワインの30の基本知識

ワインは「白・赤・ロゼ」の3種類があります。

これは「色」で分けた場合の分類です。

もう1つ「製法」によるワインの分け方も、押さえておきたいポイントです。

製法では、4種類のワインにわかれます。

  1. スティル・ワイン

私たちが一般的に想像するワインのことです。

製法としては、最も一般的なものです。

アルコール度数は、8度から15度まで幅があります。

  1. スパークリング・ワイン

二酸化炭素が含まれているワインのことです。

爽やかな喉越しが特徴です。

炭酸には、食欲を駆り立てる効果があるため、一般的に食前酒に向いていると言われます。

代表的なワインとしては、フランスの「シャンパーニュ」やスペインの「カヴァ」などです。

  1. フォーティファイド・ワイン

醸造の過程で、アルコールを意図的に加えた、アルコール度数が高いワインです。

アルコール度数は、15度から22度までが一般的です。

強いアルコールは、緊張をほぐしたり、心や体をくつろがせたりする効果があります。

そのため、主に食後酒としてよく飲まれます。

代表的なワインは、スペインの「シェリー」、ポルトガルの「ポート」「マディラ」などです。

  1. フレーバード・ワイン

スティル・ワインに、果汁・薬草・香辛料などを加えて、味や香りを付け足したワインのことを言います。

代表としては、イタリアの「ベルモット」、スペインの伝統的家庭飲料である「サングリア」です。

ワインの基本知識(2)
  • 製法で分けた4つのワインの違いを、理解する。
ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

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