もし、白ワインと赤ワインを同時にいただく機会があれば、ぜひ確認してほしいことがあります。
ワイン用グラスとはいえ、白ワインと赤ワインとで、別々のグラスが用意されているはずです。
しかも、ワイングラスの大きさが異なります。
白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが少し大きいのです。
同じ大きさでも問題ないような気がします。
なぜでしょうか。
一言で言えば、専用のグラスは、ワインをよりおいしく楽しむために用意されています。
白ワインが小さいのは「冷たい温度を保ちやすくするため」です。
通常白ワインは冷えていますが、グラスのサイズが小さいことで、ぬるくなるのを防ぐ効果があります。
このことで、白ワイン本来のおいしさを味わいやすくなります。
一方、赤ワイン用グラスが大きいのは「酸化を進めるため」です。
できるだけ空気に触れる面積を大きくするため、大きいサイズになっています。
また、赤ワインは香りが強いのが特徴です。
香りを逃げにくくするため、グラスは丸みを帯びた形をしているのです。