執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

21

ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。

ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。 | ワインの30の基本知識

ワインに慣れないうちは、どんなワインから入っていけばいいのか途方に暮れます。

個人の好みで入っていけばいいのですが、種類が多くて、なかなか決められないときがあります。

そういうとき、まずブルゴーニュとボルドーの飲み比べから始めるのがおすすめです。

初心者のためのワイン入門コースです。

ブルゴーニュは、フランスのブルゴーニュ地方で生産されたワインです。

ボルドーは、フランスのボルドー地方で生産されたワインです。

どちらも生産地の名前がそのまま銘柄になったものですが、一度飲み比べてみましょう。

味に大きな違いがあることに驚くはずです。

実は「ブルゴーニュはワインの王様。ボルドーはワインの女王」ともいわれています。

ブルゴーニュは濃い赤にどっしりした味わいが男性的と言われます。

ボルドーは色が淡くて繊細な味わいが女性的といわれています。

その違いが感じられると、ワインというのは面白く感じられるようになります。

「今までワインはどれも同じと思っていた。しかし、そうではなかった」

今まで「ワイン」という一言で片付けていたが、実はそうではないことに気づきます。

ここから「ワインは面白いな」と思い始め、次第に興味や関心が広がっていくきっかけになります。

ワインの世界に入る、ちょうどいい入り口になるはずです。

ワインの基本知識(21)
  • ワインの入門として、ブルゴーニュとボルドーの飲み比べから始める。
高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

同じカテゴリーの作品

1:55

関連記事

© HAPPY LIFESTYLE CORPORATION