ワインは繊細です。
醸造して作られていますから、ささいなことで味が変わってしまいます。
基本的にワインを保管するときの理想は「暗くて湿っていて寒い場所」です。
ワインセラーなら、適切な環境が手軽に手に入れられます。
しかし、ワインセラーを持っていない場合、保管には注意が必要です。
ワインを保管するとき、タブーがあるのでチェックしておきましょう。
乾燥しすぎる場所に置くと、コルクが緩みやすくなります。
柔らかいコルクが石のように堅くなり、抜きにくくなります。
また、微生物が侵入しやすくなります。
理想的な適度な湿度は、70パーセント前後です。
保管をする際、光が当たる場所はいけません。
光が当たると、ワインの熟成が早く進みすぎて、味が変質します。
特に直射日光は、紫外線が含まれているため言語道断です。
ちなみにワインボトルが黒い理由は、この光を遮る意味が込められています。
保管に関しては、完全な暗闇が理想です。
ワインは、冷たいと熟成が遅くなり、温かいと熟成が早くなります。
そのため、熟成の軽い白ワインは冷たく保存し、熟成を重視する赤ワインは室温で保管します。
白ワインであろうと、赤ワインであろうと、高温はタブーです。
温度が高いと熟成が早く進み、味が悪くなります。
理想的な温度は、10度から15度の低温です。