執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

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ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。

ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。 | ワインの30の基本知識

ソフトドリンクやビールなどでは、通常グラス一杯に注ぎます。

しかし、ワインの場合、ワイングラス一杯に注ぐのはエレガントではありません。

それは大変もったいない注ぎ方です。

空気に触れる面積が小さくなるばかりか、香りが逃げやすくなるからです。

ワインをよりおいしく飲むなら、おすすめの注ぎ方があります。

ワイングラス3分の1を目安にするのがポイントです。

ワイングラスを見てみましょう。

グラスの真ん中あたりが膨らんだ形になっているはずです。

なぜかというと、できるだけ空気に触れる面積を増やすためです。

ワインは空気に触れることで酸化され、風味を醸し出します。

注ぐとき、グラスの3分の1を目安にすることで、ワインが空気に触れる面積が最も大きくなります。

なおかつ、グラス内に香りがたまりやすくなります。

その結果、ワインを飲むとき、味や香りが味わいやすくなり、最もおいしくワインをいただけるようになります。

注ぎ方で味わい方が変わるのです。

あらためて、ワインの奥深さを思い知らされます。

ワインの基本知識(11)
  • ワイングラス3分の1を目安に、注ぐ。
なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

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