執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

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よいワインショップに見られる5つの特徴。

よいワインショップに見られる5つの特徴。 | ワインの30の基本知識

いくらおいしいワインでも、ワインショップでの陳列が悪いと、味が変質してしまい台無しになっています。

ワインショップで、どう保管されているかは、ワインの品質を決める重要なポイントです。

よいワインショップでは、ワインの品質が保たれるよう、工夫を凝らしています。

では、ここで、よいワインショップに見られる5つの特徴をご紹介します。

  1. 店内が薄暗い

よいワインショップは、店内の全体、あるいは一部が、少し薄暗くなっています。

ワインは光に弱いため、品質劣化を防ぐため、わざわざ薄暗くしているのです。

  1. ワインの種類によって保管方法が異なっている

スクリュー・キャップ式のワインの保管は、縦に立てても横に寝かしてもいいのですが、コルク式は少し異なります。

コルク式のワインは、横に寝かせて保管するのが一般的です。

ワインとコルクが触れることで、コルクが膨張し、微生物などの混入を防ぐ効果があるからです。

  1. ワインの詳細が書かれたタグがある

購入者のことを考えているワインショップには、タグにはさまざまな情報が書かれているのが特徴です。

産地・年代・タイプなど、タグや値札などに、ワインの詳細情報が書かれていると、初心者にもよくわかりますね。

店主が買い手の立場になって考えている証拠です。

また、ワインについての見識を少しでも深めてほしいという、店主からの配慮や愛情もうかがえます。

  1. 高級ワインは、ワイン専用冷蔵庫に保管されている

安いワインとは異なり、1本が数万円もする高級ワインは、保管方法にも力を入れます。

ワインを売る都合上、室温の店内に置くのは仕方ありません。

しかし、高級ワインに関しては、特別なワインセラーで保管するのが一般的です。

鍵のかかったガラス張りのワインセラーが、暗い場所で保管されていれば、高級ワインの品質が保たれていると考えていいでしょう。

  1. 店主の対応がよく、専門知識を有している

店員はアルバイトで働いている人が含まれるため、聞くなら店主です。

丁寧な対応であったり、ワインについて詳しく説明してくれたりする店主なら、ワインの品質もよいと考えていいでしょう。

ワインの基本知識(18)
  • よいワインショップを、見分ける。
ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

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