執筆者:水口貴博

ワインの30の基本知識

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ワインは、高価どころか、むしろ安い?

ワインは、高価どころか、むしろ安い? | ワインの30の基本知識

「ワインは高価だ」

本当にそうでしょうか。

少し考え方を変えてみましょう。

ワイン1本で考えると、どれも高価に映ります。

しかし、ワインはごくごく飲むためではなく、ちびちびと飲む飲み物です。

コーヒーでいう「エスプレッソ」に近い存在です。

エスプレッソは、少量です。

しかし、ほんのわずか一口で、風味が口全体に広がります。

少量ではありますが、コーヒーらしい風味が見事に凝縮されています。

ワインの場合も同じです。

たとえば、1本1万円のボトルがあるとします。

客観的に、ほかのアルコール飲料と比べれば、たしかに高い。

しかし、ちびちびとした飲み方なら、ボトル1本の消費には時間がかかるはずです。

室温なら、10日前後は楽しめます。

冷蔵庫やワインセラーなどを使って適切に保存すれば、最低でも1カ月、最長でも1年は持ちます。

それくらい長期間楽しめることを考慮に入れれば、高いとは言えません。

ワインの価格を時間で割れば、高くはないでしょう。

むしろ安いと言えませんか。

ワインの基本知識(9)
  • 実はワインは安いということに、気づく。
プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。

ワインの30の基本知識

  1. 色で分ける、3つのワインの特徴と違い。
    白、赤、ロゼ。
  2. 製法で分ける、4つのワインの特徴と違い。
    スティル、スパークリング、フォーティファイド、フレーバード。
  3. ワインの名前の起源がわかれば、一番アピールしたいポイントがわかる。
  4. なぜ、ワインはたくさん種類があるのか。
  5. ハウスワインは、レストランの実力が反映されている。
  6. 急いでワインを冷やしたいときの3つの方法。
  7. ワインは、作り手のこだわりや情熱が伝わりやすい飲み物。
  8. 酔うためにワインを飲むと、失敗する。
    ワインは味わうために飲む飲み物だ。
  9. ワインは、高価どころか、むしろ安い?
  10. プロに見える、スパークリング・ワインの上手な注ぎ方。
  11. ワインをおいしく飲むためのグラスの注ぎ方。
  12. なぜ、白ワイン用グラスより、赤ワイン用グラスのほうが大きいのか。
  13. ワインを保管するときに気をつけたい3つのタブー。
  14. ワインの「当たり年」「外れ年」の意味とは。
  15. シャンパンは、音を立てずに開けるのがエレガント。
  16. デザートワインの代表「貴腐ワイン」とは。
  17. ロゼの辛口スパークリング・ワインは、どんな料理にも合う万能ワイン。
  18. よいワインショップに見られる5つの特徴。
  19. ワインのコルク上部にあるカビは、品質劣化品と誤解されやすい。
  20. たくさんの種類のワインは、それだけ楽しみが存在するという証し。
  21. ブルゴーニュとボルドーの飲み比べは、ワイン入門コースにうってつけ。
  22. 高級なワインや持ち込みワインは、少し残して帰ると、ソムリエに喜ばれる。
  23. 11月の第3木曜日は、ボージョレ・ヌーボーの解禁日。
  24. ワインに含まれる酸化防止剤には、意外な効用がある。
  25. フランス産のワインでよく目にする「AOC」とはどういう意味なのか。
  26. 高価な高級ワインを、簡単に飲む方法。
  27. ワインの堅苦しい持ち方は、自分がおいしくいただくためのマナー。
  28. ワイナリーの見学ツアーに参加すると、ワインへの意識が向上する。
  29. プロに匹敵する、ワインのコルクの上手な開け方。
  30. フランスの「セカンドワイン」の意味とは。

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