出てきた料理は、できるだけ早く食べ始めることが大切です。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べるのは、洋食や和食、中華など、あらゆる料理に通じる基本マナーです。
しかし、なかなか難しい状況があります。
よくあるパターンは、同席者との会話の最中です。
相手が次々と話しかけて、早く食べ始めようにも食べ始められない状況の場合があります。
さすがに「あなたのせいで料理が食べられません」とも言えません。
相手の気分を害さないように考えると、なかなか会話を中断できず、料理が食べ始められないのです。
そういうとき、とっておきのフレーズがあります。
「おなかがすいた。おいしそうですね」
これを言えば、同席者との会話をうまく区切って、料理を食べ始めることができます。
「おいしそうですね」という言葉によって、料理に注意が促されます。
「おなかがすいているんです」と言われれば「食べましょう」と言うしかありませんね。
同席者は、自分が話しすぎて料理に手をつけられないことに、はっと気づくことでしょう。
困ったとき、ぜひ使ってみましょう。