公開日:2010年10月3日
執筆者:水口貴博

デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

  • デザートは、
    なぜ一口目が一番おいしいのか。
デザートとコーヒーの30のテーブルマナー

デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。

「デザートは、一口目が一番おいしい!」
甘いものが好きな女性なら、きっと共感をしてくれるのではないでしょうか。
私も甘いお菓子が大好きです。

デザートは、なぜ一口目が一番おいしいのか。

ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。

ワゴンサービスで、デザート・パン・チーズなどが運ばれてくることがあります。
チーズを除き、基本的にワゴンサービスは無料です。
「お好きなだけどうぞ」

ワゴンサービスは、食べられるだけお願いするのがマナー。

レストランで、好き勝手に写真撮影をしない。

薄暗いレストランに、稲光のようなフラッシュが広がる瞬間があります。
「どうした、何があった?」
驚いて辺りを見回すと、ある家族連れがカメラで写真撮影をしていました。

レストランで、好き勝手に写真撮影をしない。

「甘いものは別腹」という言葉は、本当だった。

レストランのワゴンサービスでは、パン・チーズ・デザートなどが運ばれてくることがあります。
基本的に食べられるだけお願いするのがマナーです。
食べ残しは品が悪く、できるだけ避けたいところです。

「甘いものは別腹」という言葉は、本当だった。

横割りにされているフルーツの美しい食べ方。

オレンジやグレープフルーツが、2分の1に横割りになって出されることがあります。
まず利き手でスプーンを持ちます。
もう片方の手でフルーツの皮を持って固定をしながら、スプーンを果肉と皮の間に入れます。

横割りにされているフルーツの美しい食べ方。

レストランで出てきたリンゴを上手に食べる、3ステップ。

デザートにリンゴが出てきた場合は、どう食べればいいのでしょうか。
レストランでリンゴが出てくる場合「まるごと1つ」の状態が基本です。
「最初から切って出してよ」と思いますが、そうもいかない事情があります。

レストランで出てきたリンゴを上手に食べる、3ステップ。

皮つきブドウの美しい食べ方。

マナー本によっては「皮がついたままのブドウを口に入れる食べ方」が紹介されていることもあります。
マナーとしては間違っていませんが、個人的にはあまりおすすめはしません。
皮付きブドウを口に入れて口の中でもぞもぞするのは、同席者から見ると、あまり気持ちのいい印象は受けないからです。

皮つきブドウの美しい食べ方。

皮がついているオレンジの食べ方。

もし皮がむかれた状態のオレンジなら、食べるのは単純です。
そのまま指でつまんで食べてもいいです。
フォークで刺して食べても結構です。

皮がついているオレンジの食べ方。

オレンジの皮をきれいにむく方法。

フルコース料理のデザートでは、オレンジが登場することがあります。
柑橘かんきつ類は、直接手で皮をむいて食べるのが基本ですね。
さて、このときですが、できればきれいに皮をむきたいと思います。

オレンジの皮をきれいにむく方法。

酸っぱいと感じたときに笑顔を作ると、味のある表情になる。

食後のデザートには、柑橘かんきつ類のフルーツが登場します。
オレンジやグレープフルーツなど、甘みたっぷりのおいしいものがあります。
ただし必ずしも、甘いとは限りません。

酸っぱいと感じたときに笑顔を作ると、味のある表情になる。

メロンを上手な食べる、4つのステップ。

デザートでメロンが出てきたとき、どう食べればいいのでしょうか。
庶民の感覚では、まるごとかぶりつきたいところですが、これはNGです。
メロンを食べる際も、ナイフとフォークを使って食べるのがマナーです。

メロンを上手な食べる、4つのステップ。

バナナは、直接持って食べない。
バナナを食べるときも、ナイフとフォークを使う。

デザートを食べるときに「えっ」と驚いたのは、バナナです。
バナナを食べると言えば、片手で持ちながら皮をむく食べ方が一般的ですね。
しかし、テーブルマナーでは、あらゆるフルーツをかじるのはタブーです。

バナナは、直接持って食べない。バナナを食べるときも、ナイフとフォークを使う。

複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。

フルコース料理では、食後のデザートが2種類、出る場合があります。
いえ、場合によっては「2種類以上」のときもあります。
さすがフルコースです。

複数のデザートが出てきたとき口にする、賢い順番。

プリンやババロアの上手な食べ方。

プリンやババロアは、柔らかくて型崩れしやすいため、油断をすると大変です。
食べやすいと思って、自由な食べ方をすると、型崩れをして見苦しくなることがあるのです。
崩れやすいデザートこそ、食べ方で大きな差が現れやすい傾向があります。

プリンやババロアの上手な食べ方。

フィルムがついているケーキの上手なフィルムの取り方。

レストランで出されるケーキにフィルムはついていないはずですが、レストランによります。
カジュアルなレストランでは、フィルム付きのケーキが出されることがあります。
しかし、フォーマルなレストランでもフィルム付きでケーキが登場する場合があります。

フィルムがついているケーキの上手なフィルムの取り方。

エレガントなケーキの食べ方。

ケーキを食べるとき、基本的にナイフは不要で、フォークだけを使います。
フォークでケーキをすくうように食べます。
・三角型ケーキの場合

エレガントなケーキの食べ方。

ケーキの上のイチゴ。
先に食べるか、後に食べるか。
それが問題だ。

ケーキの上に、小さなフルーツが乗っている場合があります。
よく見られるのはイチゴですね。
真っ白なケーキの生地の上に、イチゴの明るい赤は相性がいいものです。

ケーキの上のイチゴ。先に食べるか、後に食べるか。それが問題だ。

ミルフィーユの上手な食べ方と、パイくずの上手な対処法。

ミルフィーユは、変わった食べ物です。
パイ生地はとても硬いのに、柔らかいカスタードクリームが挟まれています。
「堅い」と「柔らかい」が、混在した珍しいお菓子です。

ミルフィーユの上手な食べ方と、パイくずの上手な対処法。

「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。

比較的パイ生地が硬いミルフィーユは、食べるときに厄介です。
長方形のミルフィーユの場合は、最初に横に倒したほうが、食べやすくなります。
では、正方形のミルフィーユの場合はどうでしょうか。

「なるほど」と思われる、硬い生地のミルフィーユを食べる、かっこいい食べ方。

皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。

ケーキ皿の上に、チョコレートソースできれいに彩られていることがあります。
フォーマルなレストランでは、チョコレートソースを使って、美しいデコレーションがされているものは珍しくありません。
このチョコレートソースは、ケーキの味のプラスアルファとして使えます。

皿のチョコレートソースをうまく拭き取る方法。

シュークリームのエレガントな食べ方。

デザートにシュークリームが出てきた場合、どう食べればいいのでしょうか。
庶民の感覚では、素手でつかみ、口を大きく開けて一口でいきたいところですね。
しかし、テーブルマナーで直接かじるのは厳禁です。

シュークリームのエレガントな食べ方。

アイスクリームやシャーベットに添えられているお菓子には、重要な意味がある。

アイスクリームやシャーベットには、クッキーやウエハースなどのお菓子類が添えられていることがあります。
カジュアルレストランで、チョコレートパフェにクッキーが添えられているのは、定番の光景ですね。
飾りなのかな、と思います。

アイスクリームやシャーベットに添えられているお菓子には、重要な意味がある。

デザートの最後の一塊が、つるりと滑って食べにくいときの対処法。

アイスクリームやシャーベットを食べていると、最後の一口に苦労することがあります。
アイスクリームやシャーベットなどのような冷菓は、つるつる滑ります。
スプーンですくおうとするのですが、つるりと滑る。

デザートの最後の一塊が、つるりと滑って食べにくいときの対処法。

できるかぎり、コーヒーはブラックで飲みたい。

フルコースの終盤では、デザートにコーヒーがついてきます。
高級レストランともなれば、コーヒー一杯とはいえ、かなり手間暇をかけています。
インスタントコーヒーのように手軽に作ったものではありません。

できるかぎり、コーヒーはブラックで飲みたい。

ブラックコーヒーが苦手な人が、砂糖やクリームを入れる前にしておきたい最低限のマナー。

「苦いのは大の苦手。ブラックでは飲めない!」
基本的にコーヒーは、ブラックで飲むと喜ばれます。
コーヒー本来の味と香りを楽しむために、ブラックは王道です。

ブラックコーヒーが苦手な人が、砂糖やクリームを入れる前にしておきたい最低限のマナー。

なぜコーヒーは「食後」が定番なのか。

フルコース料理でコーヒーが出るタイミングは、決まっています。
必ず食後です。
食前や食事中にコーヒーができることは、ほとんどありません。

なぜコーヒーは「食後」が定番なのか。

コーヒーや紅茶のおいしくて美しい飲み方。

コーヒーや紅茶をブラックで飲む場合には、取っ手を持って飲めばOKです。
これといって手順が必要になる点もありません。
手順が必要なのは、砂糖とクリームを入れる場合です。

コーヒーや紅茶のおいしくて美しい飲み方。

立食パーティーを除いて、コーヒーはソーサーを持ちながら飲まない。

コーヒーを飲むとき、こぼさないようにするためか、ソーサーを持ちながら飲む人を見かけることがあります。
テーブルマナーでは、コーヒーを飲む際、ソーサーを持ち上げながら飲みません。
「ソーサーだから」ではなく、テーブルマナーでは「あらゆる食器を持ち上げながら食べない」マナーで統一されているためです。

立食パーティーを除いて、コーヒーはソーサーを持ちながら飲まない。

「一連のフルコース料理をすべて食べ終えました」という最終的なサイン。

食べ終わった後、デザートを食べるために使ったナイフやフォークはどうしていますか。
通常「食べ終わりました」というサインは、ナイフとフォークを時計の3時や5時の方向に向けて、並べますね。
一連のフルコース料理の最後に登場するのは、デザートです。

「一連のフルコース料理をすべて食べ終えました」という最終的なサイン。

デザートが食べ終わるやいなや、すぐナプキンを取らない。

フルコース料理では、デザートで最後です。
最後の一品ですから、次に出てくる食事はありません。
デザートを食べ終えれば、ナプキンも取っていいような気がしますが、マナーとしてはあまりよくありません。

デザートが食べ終わるやいなや、すぐナプキンを取らない。

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