問題なのは「食べ方」です。
フルコース料理では、さまざまな食事が次々に登場します。
中にはどうやって食べればいいのだろうかと思うことがあります。
「魚料理の魚の骨は、どう取ればいいのだろう?」
「串焼き料理は、どう食べるのがスマートなのだろう?」
「デザートのメロンの正しい食べ方は?」
わかるようでわからないものですね。
フルコース料理は、単品料理と比べ、はるかに多くのテーブルマナーが要求されます。
だからこそ、差が現れやすいのです。
このとき、慣れた手つきで食べられる人はかっこよく映ります。
「慣れているなあ」
「友人とよく来ることがあるのかな」
「社交性がありそうだな」
「かっこいいなあ」
「何だか、頭もよさそうだ」
前向きな印象を受けます。
相手が異性なら、魅力を感じるポイントになるでしょう。
だからこそ自分をアピールできるチャンスです。
マナーを重視する理由は「料理をおいしくいただくため」や「周りの人に迷惑をかけないため」だけではありません。
もう1つ重要なことは「自分の存在感をアピールするため」です。
食事マナーのよさで、自分の内面性の善しあしをえん曲的に表現し、伝えることができます。
遠回しに相手を口説いているのと同じです。
欧米では、異性とのデートでは必ずレストランへ行き、フルコース料理を注文します。
なぜかというと、やはり自分をよく見せ、アピールしたいからです。
フルコース料理を慣れた手つきで口にしている人は、絶対にモテます。
テーブルマナーを恐れないでください。
フルコース料理こそ、自分の存在感をアピールする最大のチャンスなのです。