執筆者:水口貴博

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

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魚料理の上手な食べ方。

魚料理の上手な食べ方。 | 洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

魚料理を食べるとき、ネックになるのは「骨」です。

骨があることで食べにくく感じ、毛嫌いする人も多いのではないでしょうか。

たしかに魚は骨がネックになりますが、きちんと段取りのよい食べ方を練習すれば、恐れることではありません。

では、魚を上手に食べる3ステップは以下のとおりです。

  1. 背骨に切り込みを入れる

左手で持っているフォークで魚の頭あたりを押さえながら、右手に持っているナイフで魚の背骨を左から右に切り込みを入れます。

この切り込みのラインを基準に「上身」「下身」とします。

基本的に、上身から食べていきます。

  1. 上身を取って食べる

背骨に入れた切り口にナイフを入れ、背骨から上に向かってナイフを滑らせていきます。

すると、きれいに魚の上身が取れます。

切り取った上身を、皿の手前に置きます。

後は、通常のナイフとフォークの使い方で、身の左側から、一口大に切り分けて食べていきましょう。

上身が食べ終われば、下身も同様にします。

  1. 骨を取る

上身と下身が食べ終われば、骨が露出した状態になります。

背骨の下にナイフを入れて、骨を持ち上げ、皿の隅に移動させます。

骨のなくなった身だけが残ります。

後は、魚の頭や尾を除いて、左側からきれいに食べていけばOKです。

ちなみに、魚をひっくり返して食べるのはマナー違反です。

ひっくり返した瞬間、ソースが飛び散る場合があるためです。

また、うっかり骨が口の中に入ってしまったときは、ナプキンで口を覆いながら、骨を取り出しましょう。

洋食フルコースで心がけたいテーブルマナー(14)
  • 魚の上手な食べ方をマスターする。
熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べ始めよう。

洋食フルコースで心がけたい30のテーブルマナー

  1. フルコース料理は、必要とされるテーブルマナーもフルコース。
  2. フルコースをオーダーする前に、気をつけておきたいこと。
  3. フランス料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  4. イタリア料理の一般的なフルコースメニューの順番と意味。
  5. なぜ、イタリア料理よりフランス料理のほうが、品目が多いのか。
  6. どんな料理でも、基本的に左側から切っていく。
    その理由とは。
  7. フルコースをスムーズに食べられる人は、絶対にモテる。
  8. コース料理は、同席者とランクを合わせてオーダーすること。
  9. スープで、音を立てないように飲む上手な方法。
  10. スープを飲むときのスプーンの正しい使い方。
  11. パンを食べながらスープを飲まない。
    パンを食べてからスープを飲まない。
  12. 左利きの人のナイフとフォークの適切な持ち方。
  13. エビの上手な食べ方。
  14. 魚料理の上手な食べ方。
  15. 熱いものは熱いうちに、冷たいものは冷たいうちに食べ始めよう。
  16. 同席者の話が長く、なかなか料理が食べ始められないときの対処法。
  17. 遅刻やキャンセルは、わかった時点で早めに連絡する。
  18. テイクアウトができないレストランほど、実はサービスのレベルが高い。
  19. カトラリーを使うときに注意したい、3つのNG。
  20. ブロシェット(串焼き料理)の上手な食べ方。
  21. 骨付き肉(Tボーンステーキ)の上手な食べ方。
  22. エスカルゴの上手な食べ方。
  23. レモンと粉チーズを振りかけるときに心がけること。
  24. 牡蠣を上手に食べる、2つのステップ。
  25. 大きなパンに、直接かぶりつかない。
  26. コース料理でパンを食べるときに陥りやすい罠。
  27. なぜ、パンにパン皿がない場合があるのか。
  28. パンくずは、自分で掃除をしない。
  29. ガス入りの水のメリットとデメリット。
  30. カップ型スープにも、食事休めのサインがある。

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