本屋では「食事マナーの基本」「大人の食事マナー」といった内容の本を多く見かけます。
私は、食べるのが大好きです。
食べるときにはかっこよく、礼儀よく、きれいな食べ方をしたいと思います。
私は肉を食べるときに、いつも思うことがあります。
「この肉は、命なんだ」と心が動きます。
「いただきます」という一言は、食事をいただきますという意味だけではありません。
私が自動車の免許を取るときには、合宿をして、短期で免許を取りました。
合宿では、食事が出されます。
朝昼晩と3回あり、合宿生たちは決まった時間になると、全員が食堂にやってきます。
私は外食が大好きです。
自分で作るだけでなく、外にあるレストランで食べると、普段、自分が作る食事よりよほどおいしく感じます。
基本的に、外食をすると、自炊するよりお金がかかります。
私がアメリカに留学していたころ、よく外食をしていました。
お気に入りのレストランは「Denny's」です。
100回以上は行ったような気がします。
私は小さいころから、父に「口を開けながら食べるな」とよく叱られていました。
くちゃくちゃと音を立てて食べると、たしかに周りの人の気分を悪くさせてしまいます。
音が気になるだけでなく、食べている口の中も見えてしまい、下品です。
レストランでは、雰囲気を大切にします。
レストランで喜ばれるお客さまは、レストランの雰囲気の一部になっているお客さまです。
たとえば、笑顔で食事をしているお客さまは、それだけでよい「絵」になります。
食べ放題のバイキングでは、皿いっぱいに食事を乗せている人がいます。
「食べ放題だから、とにかく何でも乗せてしまえ。食べきれなくても、どうせ同じ料金だし」という、下心が見え見えです。
これでは店員さんにも失礼だし、一緒に食べている人にも下品な下心が見えて、気分を悪くさせてしまいます。
かっこいい食事マナーを身につけているかどうかは、食事の後にわかります。
テーブルを離れるときに、しっかり椅子を戻していますか。
きちんと椅子をきれいにテーブルに戻しているなら、合格です。
食事をするときには、食事だけ楽しむのではありません。
盛り付けられている食器を、見て楽しむことが大切です。
私が家族で徳島にいる妹の大学へ、学園祭を見に行ったときのことです。
ときどき、食事をしている真っ最中に「まずいね」と言う人がいて、残念に思います。
食事中に食事を否定するようなことを言っては、もっとおいしくなくなるし、一緒にいる人にも気分を悪くさせてしまいます。
私は以前、友人と食事をしているときに、食事の悪口を聞かされてしまったため、気分が悪くなってしまったことがあります。
私が会社の同僚と、一緒にお昼を食べていたときのことです。
同僚は、食べるのが早い人です。
同僚は、あっという間に全部食べ終えてしまいました。
学生時代に、貧乏ゆすりが癖になっている人が、1人はいるものです。
私の学生時代にも、地震が起こるくらいの貧乏ゆすりをする人がいました。
授業中でしたから、余計に目立ちます。
昔、私が付き合っていた彼女が部屋に遊びに来たときのことです。
彼女が「おなかがすいた」と言うので、私は簡単にパスタを作りました。
カルボナーラです。
友人や仕事仲間と一緒に、コーヒーショップに行くことがあります。
不思議と「居心地がいいな」と思い、長居をしてしまうコーヒーショップがあるのです。
時間を忘れて会話に夢中になるのは、何かの魔法にでもかかったかのようです。
レストランで食事をするときには、食べた食事に対してお金を払うことになります。
サービス業では「お客さまは、神様」という格言があります。
ときどき、この言葉を傘にして、偉そうにお金を払うお客さまがいて、残念に思います。
アメリカでは、店員にオーダーをするときに、店員の顔を見ながら、注文をします。
「このパスタをお願いします」と注文するときに、メニューを見ながら言うのではなく、店員の顔を見ながらオーダーするのです。
これは、かっこいいオーダーの仕方です。
友人と一緒に食べに行くときには、普通はそれぞれが自分の分をオーダーするというのが普通です。
自分の分を自分がオーダーするのは、当然のことですが、かっこいい人は違います。
かっこいい人は、友人の分も一緒にオーダーしてくれます。
食べるときには、できるだけ残さないように食べることがマナーです。
せっかくの料理ですから、全部食べたいものです。
しかし、やはり量が多いときは、食べきれないときがあります。
おいしい食事を、よりおいしくいただくためのスパイスがあります。
「明るい話」です。
会社で上司に褒められたこと、仕事に慣れてきたこと、今度コンサートに行くような明るい話は、食事のときには喜ばれる会話です。
国際的な料理をいただくときには、どう食べればいいのかわからないときがあります。
韓国料理、中国料理、インド料理など、それぞれの国料理には、それぞれの食べ方があります。
中には、どう食べればいいのかまったくわからない料理が出てくるときもあります。
食事中に楽しい時間を過ごしていても、相手のある態度で一気に冷めてしまうときがあります。
時計を見る態度です。
食事中に、一瞬自分から視線が外れて、時計のほうへ視線を向けたことは、こちらとして自然とよくわかります。
私は昔、食事中に肘をついて食べると、よく親から叱られていました。
「肘をつくのはみっともないから、やめなさい」
といった感じで、よく叱られたものです。
最近になって新しくできたマナーがあります。
携帯電話のマナーです。
携帯電話は、比較的最近になり、突然市場に現れた電話です。
出てきた料理は、すぐ食べ始めるのが、大切な食事のマナーです。
日本料理の代表の1つに、寿司があります。
寿司は高級であるほど、握るのが早いです。
食事はみんなで食べると、よりおいしく感じます。
みんなで食事をするというのは「仲間意識」を強める効果があります。
人間関係を円滑にするために、みんなで食事をするのは、欠かせないことです。
大人になるためには、1人で食事ができるようになることが必須です。
1人で食事ができるようにならないと、1人では何も行動できない人になります。
先日、私はレストランで、たった1人で食事をしている女性を見かけました。
食事をするときには、よく噛んで食べると、どんどん味わえます。
食事を味わって食べるには、難しく考える必要はありません。
よく噛んで食べるようにすればいいだけです。
食事を楽しむための面白い裏技があります。
一品ではなく、いくつかの料理を同時に注文して、組み合わせを楽しむのです。
ときどき私は単品ではなく、いくつかの料理を頼むときがあります。
小学校の給食は、よい勉強になります。
給食は、単なる食事の時間ではありません。
食事マナーを身につける時間です。