ナイフとフォークには、基本的な持ち方があります。
ナイフは右手に持ち、ナイフの背を人差し指で押さえるように持ちます。
フォークは左手に持ち、親指と人差し指でしっかり持ちます。
ただし、これは右利きの人を前提とした持ち方です。
ふと、疑問が湧きます。
左利きの人の場合、どうするのでしょうか。
左利きの人は、ナイフとフォークを逆に持ってかまいません。
そもそもなぜ右利きの人が右手でナイフを持つのかというと、右手のほうが力が入りやすいからです。
力が入りやすい手でナイフを持つことで、肉を切りやすくなり、食事がスムーズに運びます。
もし左利きなら、左手のほうが力が入りやすいので、ナイフも左手で持つのが適切です。
世界には、左利きの人も大勢いますから、利き手に応じて逆に持つのはマナー違反ではありません。
「右手にナイフを持つもの」という固い考えにとらわれる必要はありません。
むしろ使いにくい手で無理に持とうとするとぎこちなくなり、食事をこぼしたり音が目立ちやすくなったりします。
自分の利き手に応じて、ナイフとフォークを持つようにしましょう。
ただし注意があります。
ナイフとフォークは逆に持ってもいいですが、並べられたナイフとフォークを左右逆に並び替えるのはマナー違反です。
並べられているカトラリーはそのままにして、使うときに持ち替えましょう。