執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

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散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。

散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

中年のおじさん、おばさんは、何でも触るのが得意です。

歩いている途中に樹齢が100年くらいの巨大な木があると、とりあえず触ろうとします。

「うわっ、大きい木」と言いながら、木を触ります。

普通に考えれば「なぜ触るのだろうか」と思います。

たしかに大きい木ではありますが、普通は見ているだけで十分であり、触る必要はないと思います。

石碑があっても、とりあえず触ります。

石碑に書いてある文字を読めば十分のように思えますが、なぜか触りたがります。

「見ているだけで十分。触っても仕方ない」

そう思うのは、寂しいことです。

触るのがポイントです。

これが達人です。

見た目は単なる木、単なる石でも、触ることで対象からエネルギーが伝わります。

あらゆるものに、生命力が宿っています。

それは手で触れることで、伝わってきます。

手は1つのアンテナです。

握手をしたとき、一瞬であるにもかかわらず、相手との距離が近づけたような気がするのも、そのためです。

触ることで、初めて言葉にできない力・印象・刺激を受け取れます。

見ているだけ、聞いているだけでは、伝わらない。

触ることが必要です。

散歩をしていると、気になる物をたくさん見つけることでしょう。

神社にある大きな木・石碑など、やはり触るのが一番です。

「触覚」という五感の一部を刺激することになるので、記憶にも残りやすい。

もちろん「触ってはいけない」という注意書きなどがある場合は控えるべきですが、許されているなら触っておいたほうがいい。

生命力は、触ることで感じられるのです。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(29)
  • 気になる物があったら、見るだけでなく、触ってみる。
散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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