散歩仲間は、必ずしも身内や友人だけとは限りません。
赤の他人でも「散歩仲間」と呼べるにふさわしい関係になることがあります。
毎日の散歩が習慣になっていると、同じ時間に、同じ道を歩くことになるでしょう。
そのとき、自分と同じように散歩を習慣にしている人とすれ違うことはありませんか。
そうした人も、自分と同様、散歩を生活の一部にしている人です。
少なくとも、自分と同じ「歩く習慣」を持っていますから、通じ合う点があるはずです。
そういう人は、もはや「赤の他人」とは呼べません。
一度も話したことはなくても、そういう人は、お互いに存在を気にし合っているはずです。
あなたも「おや。またあの人だ」と思っているように、相手も「おや。またあの人だ」と思っているはずです。
言葉を交わすことはなくても、お互いがお互いを励ましたり元気づけたりなど、刺激し会える関係になっています。
赤の他人でも、親密な散歩仲間になるのです。