執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

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散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。

散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

祖母と一緒に散歩をしていたときのことです。

80歳を超えますが、祖母は俳句や短歌が趣味です。

積極的に新聞に投稿する趣味があり、事実、新聞に載ったこともある実力者です。

祖母と散歩に出かけるとき「ちょっとお待ち」と言い、必ず紙とペンを用意してから出かけようとします。

歩く速さはゆったりしていますが、一歩一歩はしっかりした足並みです。

きょろきょろあたり周辺の景色を楽しみながら、ゆっくり歩いているのが印象的でした。

ふと、立ち止まったかと思うと、先ほど忍ばせた紙とペンをポケットから取り出し、一句、詠み始めます。

祖母がきょろきょろしていた理由は、それでした。

ネタ探しをしていました。

何気ない日常のひとこまですが、ここに散歩を楽しむコツがあると思いました。

ただぶらぶら歩くのもいいでしょう。

しかし、ぶらぶら歩くより、目的を持って歩くほうが、散歩はもっと華やかになります。

祖母の場合は「俳句を作って、新聞に投稿すること」が目的でした。

俳句を作ろうという目的があると、物事を見たり感じたりしたときの吸収力が違います。

見ようとする目に力が入り、耳で聞こうとする音に対して鋭くなり、感じようとする触覚が敏感になります。

それが、散歩を楽しむコツです。

目的を持つことで、刺激を受け入れようとする力が強くなるのです。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(9)
  • ポケットに紙とペンを忍ばせて、歩く。
都会なら、自然による刺激を求めよ。
田舎なら、人工による刺激を求めよ。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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