街を歩いていると「あれ、なんだろう」と思うものを見つけることがあります。
珍しい建造物であったり、不思議な形をした草花であったりします。
散歩の達人は、何か気になるものがあったとき、ふと指を差します。
だからなんだと思いますが、あなたも一度やってみましょう。
やってみないと、その効果はわからない。
やってみると、その効果がわかります。
指を差すと、そこ一点に、注意が向きます。
その対象をより深く見て、注意深く観察しようとする意識が強くなります。
電車の車掌が、電車が往来の際、指さし呼称で「よし!」と言っていますが、それと同じです。
注意喚起を高め、対象に意識を集中するためにします。
ぶらりぶらりと歩く散歩で、気になるものを見つけたとき、ふと指を差してみましょう。
たとえば、道端でタンポポを見つけたとき「タンポポだ」と思いながら指を差します。
すると、どうでしょう。
タンポポとの物理的な距離は変わらなくても、心の距離が近づいたような気がします。
より注意を向けることで、友人になれた気がするのです。