毎日、同じ道を歩くとなると、だんだん飽きが来るのが普通です。
同じ景色を毎日見ていますから、飽きるのは当然です。
そこで、ウォーキングを続けるためには「飽きさせない工夫」が必要です。
同じ道を歩いているのに、そうとは思わせない工夫です。
単純で効果的な方法があります。
「少し目線を上げて歩く」、もしくは「少し目線を下げて歩く」という方法です。
本来なら、まっすぐ前を向いて歩くのが、理想的な歩き方です。
数多くの指南書にも、まっすぐ前を向いて歩こうと書かれています。
もちろんウォーキングを始めた当初は、まっすぐ前を見て歩くのがいいでしょう。
しかし、慣れてくれば、そのルールをあえて、破ります。
たとえば、目線を少し上に上げて歩いてみましょう。
すると、たとえ同じ道でも、目線を少し高くして歩くと、違う光景が見えてきます。
今まで気づかなかった建物の看板、木の上にある鳥の巣など、思わぬ発見があることでしょう。
「へえ、こんなところにこんなものがあったのか。気づかなかったなあ」
逆に、下を見ながら歩いても同じです。
地面に注意を向けながら歩くと、今まで気づかなかった草花に気づくこともあるでしょう。
「おや。こんなところに芽が出ているぞ。これから成長するのが毎日の楽しみだ」
このように目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わった景色が見えてくるのです。