執筆者:水口貴博

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

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マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。

マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。 | 散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

私は、新宿の山手線を散歩道としてよく歩いています。

この道は、東京の中では「動脈」とも言われるほど、なくてはならない主要な交通網の1つです。

「動脈」という名にふさわしく、道幅は広く、昼間に限らず夜中でも車が多い。

たまたま住んでいる三軒茶屋から新宿までの都合のいい道だったので、会社の行き帰りに歩いています。

しかし、気になることがあります。

さすがに車の通りが多いだけあり、空気がよくありません。

車から排出されるガスが、気になります。

そこで、マスクをしながら歩くようになりました。

市販されている少し高級なマスクです。

さすがにマスクがあると、違います。

しっかりフィルターがされているので、ガスのにおいは気にならなくなりました。

ただ、マスクをすると、呼吸が苦しくなります。

初めは、これが嫌で嫌でたまりませんでした。

マスクを外そうと思った時期もありましたが、排ガスは体に悪いし、仕方なくつけていました。

しかし、マスクをつけてウォーキングをしていたある日のことです。

意外な効用が、体に表れ始めました。

慣れてきたせいか、以前に比べるとマスクの苦しさが軽減されていることに気づきました。

同時に、マスクを外したときの呼吸が、これまでより快適になっていることに気づきました。

楽々と呼吸ができるようになった。

それはなぜか。

おそらく、呼吸をするときに必要とされる胸回りの筋肉が鍛えられたのだと考えられます。

マスクをすることで呼吸がしにくくなりますが、おかげで呼吸をするときの胸回りの筋肉が鍛えられます。

吸う力が強くなり、心肺能力が高められていました。

この瞬間、ひらめきました。

マスクの意外な効用です。

腕を鍛えるときには、ダンベルを持ちます。

では、呼吸する力を鍛えるためにはどうすればいいのかというと、マスクをすることで、息がしにくい状態を作り出します。

一時的に苦しい状態ではありますが、だからこそいい。

それ以後、私は空気のきれいなところでも、わざとマスクをするようになりました。

心肺能力を高めるためです。

もちろん疲れているときはやめたほうがいいですが、体力に余裕のあるときは、わざとマスクをします。

すると、心肺能力を高められ、普段の呼吸が以前より楽になるのです。

散歩の楽しみ方に気づくポイント(4)
  • 心肺能力を鍛えるために、マスクをして歩く。
「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。

散歩の楽しみ方に気づく30のポイント

  1. なぜ歩くと、疲れが取れて、元気が出てくるのか。
  2. 歩くことは、若々しい体と脳を保つ方法である。
  3. 大都会の中の散歩だからこそ、若返りの効果も高い。
  4. マスクをせざるを得ない状況で気づいた、意外な効用。
  5. 「歩いている」より「歩かせてもらっている」と考える。
  6. 時と場合によって、散歩は睡眠薬の代わりになる。
  7. 散歩の達人は、後ろを確認してから曲がり角を曲がる。
  8. 散歩の達人は、指を差すのがうまい。
  9. 散歩の達人のポケットには、紙とペンが入っている。
  10. 都会なら、自然による刺激を求めよ。
    田舎なら、人工による刺激を求めよ。
  11. 散歩の準備体操は、映画のオープニングと同じ。
    省略したくてもしないほうがいい。
  12. 博物館は、歩かされる散歩スポット。
  13. 散歩を「メイン」にしない。
    「サブ」にしたほうがいい。
  14. 散歩の達人は、目的に応じて歩くスピードを使い分けるのがうまい。
  15. 散歩の達人は、大自然と対話ができることに気づいている。
  16. 歩きたくなるためには、歩くメリットを考えればいい。
  17. 散歩の達人は、歩かなくていいところより、歩けるところを探す。
  18. 散歩の達人がウォーキング・シューズにお金をかける、本当の理由。
  19. 無理をしてまで歩かないのが、楽しく散歩を続けるコツ。
  20. 目線を上げたり下げたりするだけで、同じ道でも変わって見えてくる。
  21. 音楽は、テンションを最高潮まで一気に押し上げてくれる。
  22. 冒険心をくすぐる上手な歩き方。
  23. 意外なところに見つけた、夫婦円満の神様。
  24. 無邪気な犬と散歩していると、自然と長距離を歩きやすい。
  25. 同じ時間、同じ道で、同じ人を大切にする。
  26. 「階段」と思うから疲れが出る。
    「散歩コース」と思うと、疲れが快感になる。
  27. タオルが大げさなら、せめてハンカチを持参しよう。
  28. 散歩の達人は、ぶつぶつしゃべりながら歩く。
  29. 散歩の達人は、手を使って生命力を感じ取る。
  30. 散歩の達人は、いい年して迷子になることを恐れない。

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